2008年09月01日更新

『ウォンテッド』ジェームズ・マカヴォイ 取材記

先日、ティムール・ベクマンベトフ監督に、
「その辺にいる人と変わらないのが彼の魅力」と言われた『ウォンテッド』の主演ジェームズ・マカヴォイ。
※詳しくはコチラをご参照下さい


そんなマカヴォイが初来日。
本日、取材をして参りました。


マカヴォイ
普通の男だけどソフトマッチョだぜ!監督さんよ!意外とソフトマッチョ・フェチ多いんだぜ!
ほらぁ、あそこにもオレのボディを見て、舌なめずりしている女が・・・ベルト外すぜぇ!




朝10時台、一発目の取材だそうな。
って、こたぁ、マカヴォイに日本で初めてインタビューするのは、伊藤Pってことだ。


記念すべきマカヴォイへのインタビュアー第一号@ジャパンという大役だ。


「光栄です!」
と思いながら取材部屋に行くと、オフィシャルのスチール写真を撮影しているのが見えた。


パッと見た感じ・・・確かに・・・監督の言う通りかも・・・


でも、外国人男優さんで、
「おぉ〜!後光が差してらっしゃいますぅぅ」ってスター、
思い返せばそんなにいなかったような・・・


『スピード・レーサー』、『イントゥ・ザ・ワイルド』の主演エミール・ハーシュとか、
これは本人も認めていたんだけど、その辺に歩いているアンちゃんと変わらなかった。


まぁ、スター然としていて欲しいという気持ちもあるけど、
反面、親しみ易いというのも嬉しいもんだ。


で、マカヴォイへのインタビューですが、
今回の通訳さんは戸田奈津子さんだった。


戸田さんはトム・クルーズ、リチャード・ギア、ニコラス・ケイジなど、
本人からオーダーがある場合、通訳を務めることが多いという。
なので、今回の通訳と聞いてちょっと意外だった。


戸田さんとはちょっと仕事をしたことがあるし、
勿論、取材時に通訳をして頂いたことがあるのですが、
一向に名前&顔を覚えてもらえない。
※詳しくはコチラをご参照下さい。


今日もマカヴォイよりも先に、
「戸田さんよろしくお願いします」と挨拶をするも、
「ハイ、ハイ、ハイ」といつものパターンだった。


戸田さんはせっかちなのかとても早口。
でもマカヴォイへの取材時間は10分しかないので、
戸田さんで良かったと思う。


いや、だからさ、「戸田奈津子取材記」じゃないだろう!って。


マカヴォイ、マカヴォイね。


戸田さんとの挨拶を終え、直ぐにマカヴォイと握手&挨拶。


時間がないから単刀直入に早口で質問する伊藤P。


早口で英語に訳して、マカヴォイに伝える戸田さん。


そして、戸田さんに負けないぐらい早口で答えるマカヴォイ。


これが終始続き、なんだかセカセカした取材となった。
まぁ、テンポがあると言えばある。そんな感じ。


マカヴォイの印象は、確かに普通の人っぽいけど、
やっぱりカッコ良いと思った。


目の色がとんでもないぐらいブルーで、
目を見ながらデフ・レパードの「アドレナライズ」のジャケットを思い出していた。


あと、体中、シミだらけ・・・


そんなマカヴォイに、「本作の魅力は?」という質問をすると、


マカヴォイ「そもそもアクション映画は見ているだけで楽しいよね。
       つまらないアクション映画やまぁまぁなアクション映画は面白くないけどね。
       良く出来たアクション映画を見るのは、大好きだよ」


あの・・・それって当たり前っすよね・・・?


このところ、『ハンコック』とかヒーロー映画が続いているうえ、
出演している俳優さんにインタビューすることが出来ているので、
マカヴォイに「あなたのヒーローは誰ですか?」と聞いてみると、


マカヴォイ「両親だね。家族以外だと・・・・う〜ん・・・」


とかなり熟考した後、


マカヴォイ「クリス・ホイだね」


クリス・ホイ?


伊藤Pにとってホイといえば、マイケル、サミュエル、リッキーなのだが・・・


戸田さんも知らない人らしく、誰なのかを聞くと、
マカヴォイと同郷のスコットランド出身の自転車競技メダリストだった。
(後で会社に戻って調べたら、凄い選手なのですね・・・失礼致しました)


そして、今回の取材のメイン・クエスチョン!
「ベクマンベトフ監督が、あなたの魅力は普通なところと言っていましたが、ご感想は?」


するとマカヴォイは・・・・


いやいや、そんな失礼な質問できないっすよ・・・
無理無理・・・


「あなたは俳優として、自分自身どこに魅力があるとお考えですか?
 セールスポイントを教えてください」


という質問を用意はしていたのですが、タイムオーバー。   


最後の写真撮影にも快く応じてくれたマカヴォイ。


ジェームズ・マカヴォイ


終了後また握手し、マカヴォイは部屋を去っていきました。


それを見届けながら戸田さんが、
「随分と早口ねぇ〜」と言っていた・・・


そして、今日はもうお一方取材があった。
『容疑者Xの献身』柴崎コウさん。


ブログネタになるような話も無きにしもあらずですが、
ちょっと今回は長くなったので、別の機会に。


『ウォンテッド』
9/20より日劇1ほか全国にて
配給会社:東宝東和
(C) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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