2011年08月04日更新

#604 『この愛のために撃て』


この愛のために撃て

『この愛のために撃て』

8/6より有楽町スバル座にて
配給会社:ブロードメディア・スタジオ
(C)2010 LGM FILMS - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - K.R. PRODUCTIONS




看護助手のサミュエルは、
勤め先の病院で警察の監視下にある指名手配中の意識不明の男が、
何者かによって殺害されかかるところをたまたま阻止しする。


翌朝、自宅に押し入った男たちによって、
出産間近なサミュエルの妻が誘拐されてしまう。


犯人からの要求は、指名手配中の男を病院から連れ出すこと。
指示に従ったサミュエルは、警察からも追われる身に・・・。


果たして、犯人の真の目的とは?
警察の追跡をかわしながら、最愛の妻を救出することができるのか?


フランスから届いた巻き込まれ型アクション・サスペンス。


物語が始まって、あれよあれよという間にサミュエルは窮地に陥る。
そこに至るまでにきちんと妻との関係も描く。


“えっ、この人をここで殺しちゃうの?”という意外な展開。
見ているこっちが息切れしそうな白熱の追跡劇。


指名手配の男との駆け引きと共闘。
そして、そこに芽生えるある感情。


上映時間85分。
エンドロールを除けば正味80分ぐらいか?


かなり盛り沢山な内容をタイトかつ、
スピーディーにまとめたブレッド・カヴァイ監督の手腕はなかなかのもの。


2008年の監督デビュー作『すべて彼女のために』は見ていないけど、
ポール・ハギス監督が、ラッセル・クロウ主演で撮った『スリーデイズ』が、
本作のリメイクだそうで、だいぶ気になりますな。


主人公が中肉中背のオッサンという設定もいい。
走りまくって、汗でシャツがびちょびちょになるのとか、臭ってきそう。


でも、それがリアルでよい。


別段、目新しいところはないし、歴史に残るような作品じゃないけど、
手堅く楽しめる娯楽映画であることは間違いない。


映画もコンパクトなので、ブログの記事も短めですな。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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