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ウーヴェ・ボル 第一章〜得なキャラクター

#005


 世の中、やる人によって許される、許されないの判断の下しが左右されることがある。

 例えば、テレビ番組で島田紳介さんは他の出演者たちをかなりギリギリのラインで弄っているけど、
あれは紳介さんだから許されるというのがあると思う。

 我々一般レベルに落としてみても、これはよく見られる光景だ。ほら、あなたの周りにもいるでしょ、ちょっとズレた発言や行動を取っても、「あの人はあぁだからねぇ〜」って許されちゃうタイプの人が。



 これはその人の普段の言動により、周囲の人が「あの人はそういうキャラの持ち主だから」という認識を持つから成立する。


 映画業界にもそんな、ある意味得している監督が存在する。


 その名はウーヴェ・ボル。


 この方、ドイツ出身でハリウッドの反逆児と言われるオッチャンなんですが、日本でその名を知られたのは大ヒットゲームを映画化した「ハウス・オブ・ザ・デッド」(2005年日本公開)。


 当時、送られてきた試写状を見て、ゾンビ好きの伊藤Pとしては外せないタイトルだなぁ〜と思っていたのですが、方々から「最悪」という意見を聞いた上に、IMDBというインターネット・ムービー・データベース財団(http://uk.imdb.com/)の何百万以上という作品数の中でワースト16位を記録していることを知り、見るのを控えた一本。(昔なら見ていたが、今は時間が大切だ。時間の浪費は避けたいね)



 そんな悪名高いウーヴェ・ボル監督の新作がなんと2本連続で公開!


 「ブラッドレイン」と「アローン・イン・ザ・ダーク」だ。


 仕事の関係上、両作品見たのですが、噂どおりの出来。

 ユルい展開、破綻している物語、微妙なキャスティング、意味深に用意されながら全く機能しない布石の数々。映画自体どーでも良くなるという、何をとっても中途半端な作品。

 仮にスピルバーグとか、ティム・バートンとかが、このレベルの作品を世に送り出したとしたら、ファンは失望し、マスコミも叩きまくるでしょう。



 でも、端から期待もされず、元々駄目監督のレッテルを貼られ、その作品は酷いという認識が見る前からあるので、「あぁ、やっぱりね」という感想となる。

 これはある意味、逆の意味で島田紳介さんと同じである。ウーヴェ・ボルだからこの程度でも許されるのである。

 「ウーヴェ・ボルだから仕方がない」で片付けることが出来るのです。



 そんな得に満ちたボル監督の新作2本ですが、先のIMDBのワースト100において、「アローン」が22位、「ブラッドレイン」が23位を記録。

 凄いね!ベスト30に3本も送り込んでるんだよ!やろうと思ったって出来ないよ。こんなこと。


 そんなボル監督ですが、この人には大いなる謎が付きまとう。

…ウーヴェ・ボル 第2章〜謎へ続く…


「ブラッドレイン」
配給:日活
2006年4月29日より新宿トーアにて
※R-15

「アローン・イン・ザ・ダーク」
配給:日活
2006年5月20日より新宿トーアにて
※PG-12


更新日:2006/04/25
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