▼最新記事2017年10月14日up!

北陸旅行 3日目 PART4 扇沢〜吉祥寺

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「北陸旅行 2日目 PART2 金沢城公園」
「北陸旅行 2日目 PART3 近江町市場〜ひがし茶屋街〜立山」
「北陸旅行 3日目 PART1 称名滝」
「北陸旅行 3日目 PART2 立山〜美女平〜室堂」
「北陸旅行 3日目 PART3 大観峰〜黒部ダム」




「北陸旅行 3日目 PART3 大観峰〜黒部ダム」からの続き。


15時35分。
黒部ダム駅から関電トンネルトロリーバスに乗車。


平成31年(2019年)4月中旬をもって、
電気バスへ転換される
そうなので、
恐らく、このトロリーバスに乗るのは最初で最後。


関電トンネルの建設当時の名称は、大町トンネル。


破砕帯に苦しめられたトンネルだ。


その破砕帯は、青いライトで照らされている。


IMG_2170_RRr.JPG


新展望台広場特設会場で見たパネルとドキュメンタリーが、
瞬時に思い出される。


IMG_2154_RRr.JPG


関電トンネルの全長は5400m。


そのうち破砕帯の長さはたったの80m。


そのわずか80mを突破するのに7か月も要している。


ドキュメンタリーを見てから、
このトンネルを通って良かった。


黒部の破砕帯は今でも、活火山のように活きている。



そんな関電トンネルを抜けると、
台風5号の影響で大雨。


15時51分に扇沢到着。
土砂降り。


IMG_2173_RRr.JPG


扇沢からは路線バスを利用して、信濃大町まで行き、
JR大糸線で松本、松本からあずさで新宿の旅程。


ターミナル展望台からの光景。
何も見えません。


IMG_2175_RRr.JPG


今頃は黒部ダムも霧に包まれているのかもしれない。


そう思うと台風5号の影響を受けずに、
ほぼ立山黒部アルペンルートを横断できたわけで、
ラッキーだったなぁ〜。


って、この時は思っていた。


路線バスに乗り、スマホでyahoo!ニュースを見ると、
台風5号によって、交通機関が各地で乱れていた。


この後、松本からあずさに乗る。


800px-JR_East_E351_series_EMU_021_RRr.JPG
wikipedia掲載画像


意外とあずさが通る山梨から東京への路線は脆弱だ。


まさかねぇ〜なんてあずさの運行状況を調べたら、
自分の乗るあずさが「運休」になっていた。


マジかぁ〜。


運休…つまり休みだ。


今日はもうあずさは走らないってことだ。


諸事情により本日中に地元・吉祥寺に帰らなくてはならない。
路線バスの中で、帰る術を練る。


乗換案内で迂回ルートを検索すると、
「富士山を経由して」みたいなアホな代案しかヒットしない。


そうこうするうちに信濃大町駅に到着。


駅員さんに聞くと、やはりあずさは運休。
東京へ帰りたい旨を伝えると、
信濃大町駅→高速バス→長野駅→北陸新幹線を勧められた。


というか、これしかないのだ。


今回のツアーを組んでもらったJTBに電話をし、
旅程変更の旨をお知らせし、
長野行きのバスと、東京までの新幹線の切符を購入。


遠回りをするし、新幹線なんで、
あずさよりも運賃は高い。


もちろん長野までのバス代2100円もかかる。
この出費はかなり痛い。


信濃大町の天気は、そこまで悪天候でない。
だからこそやるせない気持ちに拍車がかかる。


IMG_2176_RRr.JPG


でも仕方がない。


17時発長野駅行きのバスを待っていると、
観光バスがロータリーに入って来た。


何気なく行先を見てみると「新宿」。


それに乗せてくれ!!!!!!


信濃大町から新宿行きのバスに乗れるのかどうかもわからない。
もはや調べる気力もない。


大人しく長野駅行きのバスに乗り、
揺られること1時間強。
長野駅に到着。


IMG_2177_RRr.JPG


もうこうなったらディナーを楽しむしかない。


新幹線の車内で駅弁を食べよう。


ついでに長野まで来た記念として、
信州のお土産も買おう。


駅直結のMIDORIへ行ってみる。


2Fには駅弁どころか、弁当自体売っていない。


改札内になんか売ってんだろうってことで、
とりあえずお土産として、蕎麦や日本酒を購入。


新幹線の時間までまだ少しあるが、
じっくり駅弁を選びたいので、改札通過。


改札すぐ前の売店へ行くと…。


IMG_2179_RRr.JPG


がぁ〜ん!!!!!


東京駅とかホームにも売店があって、
そこでお弁当を売っている。


長野はビッグステーションだ。
きっとホームにあるはず!


とホームへ行ってみたが、無駄足だった。


近くのコンビニを覗いてみたが、
サンドウィッチやおにぎりぐらいしかない。


駅員さんに承諾を得て、
一旦、改札を出て再びMIDORIへ。


実はさっきも1階に行ったんだが、
エスカレーターを降りた反対側は見ていない。


すると弁当を売っている店があった!
しかもタイムセールで半額!


近くのお店でもタイムセールで焼き鳥が安かったので、
焼き鳥も購入。


扇沢を出発してから不運続きだったが、
最後の最後に幸運が。


改札内のコンビニでビールを買い、
定時にやって来た新幹線に乗り、
早速、弁当を広げる。


IMG_2180_RRr.JPG


鰻とチャーシューという凄い組み合わせ。


これに焼き鳥。


北陸新幹線は、台風の影響もなんのその。
快調に突っ走り、無事東京駅に到着。


東京駅から中央線に乗って、地元吉祥寺へ。


これにて2017年夏の北陸旅行完了!


一番印象に残ったのは、
のどぐろの刺身だな。


あと金沢城も楽しかった。


称名滝、立山黒部アルペンルートは、
本当に素晴らしい景色だった。


この旅行後、立山黒部アルペンルートへ行ったことのない人に、
「絶対に1度は行った方が良い」と薦めております。

▼最新記事2017年10月13日up!

北陸旅行 3日目 PART3 大観峰〜黒部ダム

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「北陸旅行 3日目 PART1 称名滝」
「北陸旅行 3日目 PART2 立山〜美女平〜室堂」




「北陸旅行 3日目 PART2 立山〜美女平〜室堂」からの続き。


12時45分。
室堂から立山トンネルトロリーバスに乗車。


IMG_2099_RRr.JPG


トロリーバスなる乗り物に初めて乗った。


パッと見るとただのバスだが、
道路上空に張られた架線から電力を取って動く。


動力が電気なので、当然、排気ガスを出さないし、
レールを敷く必要もない。


ぶっちゃけただのトンネルなんだけど、
日本最長1位、2位の山手トンネルや関越トンネル通行時にはない、
高揚感はある。


10分ほどで大観峰に到着。


室堂ターミナルでは撮影できなかった、
トロリーバス正面ショット。


IMG_2100_RRr.JPG


近代的なデザインじゃないところがいい。


大観峰の見どころは、ずばり雲上テラス。


次に乗る立山ロープウェイの出発時間まで10分あるなら、
是非、運動不足の人にはやや過酷だが、
階段を上って展望台へ行って欲しい。


絶景。


IMG_2102_RRr.JPG


雲がなかったらもっと感動したんだろうけど、
それでもなかなか見られる光景じゃない。


雲に隠れてしまっているのは、
標高2500m越えの北アルプスの山々。


右下に見える緑色の水は黒部ダム。


これからあそこへ降りていく。


多くの観光客が、北アルプスと黒部ダムを見ている中、
テラスの後ろ側へ行ってみると、
興味をメッチャそそられる隧道がっ!


IMG_2105_RRr.JPG


昭和46年(1971年)の開業当時、
立山トンネルトロリーバスは、ディーゼルバスだった。


排気ガスが溜まるため、通気口を設けたが、
思うように換気が出来ず、トロリーバス導入に至った。


これは換気用の隧道!?


隧道脇、石垣の段差も気になる。


大観峰から黒部ダムへの移動手段は、立山ロープウェイ。


13時20分発の立山ロープウェイに乗る。


IMG_2106_RRr.JPG


立山・黒部アルペンルートの観光広告を見ると、
夏場から秋にかけてはこのロープウェイが主役。


窓から見る光景はさぞかし美景なのでしょう。


期待に胸を膨らませてロープウェイに乗ると、
進行方向部分を中国人観光客に占拠されてしまった。


彼らはバシャバシャと下界に見える黒部ダムを撮影。


立山ロープウェイからの黒部ダムを見ることは、
多分、一生涯、あっても1、2回でしょう。


やっぱり良い景色を見たいし、撮影したい。


そんなオーラを出していたら、
中国人観光客の一人が察してくれて、
他の仲間に声を掛け、場所を譲ってくれた。


IMG_2108_RRr.JPG


これまでの散策や日々の生活の中で、
中国人観光客のマナーの悪さが目に付くことが多々あった。


でも今回のように、
譲り合い精神のある中国人がいるんだね。
嬉しくなった。


数枚景色を撮影後、お礼を伝えてロープウェイ後方へ。


ロープウェイからの景色は前だけじゃない。
右斜め前にもあるぞ。


IMG_2112_RRr.JPG


山肌の緑を削る道。
滝の跡?
それとも登山道?


特に観光資料に記載がないので、
違うかもしれないけど、
雪解け時、日本一の高さを誇る滝になったりして…。


13時27分。
黒部平に到着。


大観峰に続き、ここも展望台。


黒部ダムは写っていないが、
その付近の写真。


IMG_2114_RRr.JPG


遠目に見て、橋のような建造物が見える。


なんだあれは?


気にしつつ、黒部平から黒部ケーブルカーに乗る。


IMG_2118_RRr.JPG


時は、13時40分。


ここから800m先の黒部湖へ。


ラッキーなことに一番前を確保できた。


IMG_2121_RRr.JPG


黒部平と黒部湖の高低差は373m。
かなりの急勾配。


途中、後ろに立っていた少女に一番前の場所を譲った。


約5分で黒部湖。


IMG_2125_RRr.JPG


黒部川を堰き止め、
昭和38年(1963年)に完成した黒部ダムによって形成された人造湖。


総貯水量は約2億立方メートル。
桁がわけわからん。


波一つない穏やかな水面だが、
反対側に目を向けると…


IMG_2126_RRr.JPG


有名な放水。


凄いド迫力であるという話は聞いていたが、
百聞は一見にしかず。


放水量は毎秒10トン以上。


「シティーハンター」の槇村香の100tハンマーには劣るが、
まともに喰らったら即圧死。
いや…バラバラになるか?


上の写真からは、黒部ダムは、アーチ式ドーム型で、
お椀を縦割りにしたよう形をしていることがわかる。


真上から見てみた。


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スマホを落としたらと思うと、
ちょっと怖い。


ダム展望台へと向かう途中から撮影。


IMG_2131_RRr.JPG


凄い爆音かと思いきや、意外とそうでもないのが不思議。


天気が良いと虹がかかるようだが、
残念ながら台風5号の影響で雲が厚い。


ダムの奥には、
立山ロープウェイから見えたのと同様の橋のような建造物が。


IMG_2133_RRr.JPG


ダムの左右に建てられている。


さらにダムの横の断崖中腹にも気になる建物を発見。


IMG_2134_RRr.JPG


草に覆われているので、
現在は使われていないのだろう。


ダム建設時の施設?


ダム展望台に至る階段前の広場に、
黒部ダム構築のあらましを示す展示品が置かれていた。


コンクリートバケット。


IMG_2137_RRr.JPG


黒部ダム構築用。
容積9立方メートル、重さ7トン。


その横には、コンクリートバケット吊り上げ用フック。


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バケットとフックの前には、
25tケーブルクレーンのワイヤー。


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これらの用途が良くわからないまま、
黒部ダム展望台へ至る階段を上がろうと思ったら、
その脇にトンネル施設。


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残念ながら立ち入ることは出来ない。


階段を上がり切ったところで、
気になっていた橋のような建造物の一部が姿を現した。


IMG_2148_RRr.JPG


建設時のものなんだろうけど、
遺構感が漂っていてたまらん。


そして、展望台からの光景。


IMG_2143_RRr.JPG


展望台なだけあって、
黒部ダムの全景を見ることが出来る。


ついつい放水に目が行ってしまいますが、
設備点検用と思しき階段やら通路がえぐいなぁ…。


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足場が柵なので、下が丸見え。
歩いたら怖いでしょう。


続いて、目線を上げると、
例の橋のような建造物が目の前に。


IMG_2146_RRr.JPG


ダムより、放水より、こっちに興味津々。


ダム関係者に聞くべし!


展望台の売店のおじさんに問うた。


ダムを作るためのクレーンの基礎とのこと。


伊藤P:あのモノレールの線路のようなところが、
    クレーンの滑車部分ってことですか?


おじさん:そうです!


伊藤P:『黒部の太陽』を見たらわかりますか?


おじさん:わかるよ!「プロジェクトX」はもっとわかるよ!


と、売店の商品であるDVDを指した。


流石商売人!


ガキの頃から映画が好きだったし、
社会人になってから、長年映画業界に携わって来たけれど、
洋画を重視していたから『黒部の太陽』見ていないんだよね…。


で、なんでこの黒部ダムのクレーンの基礎にそそられたのか?
いまキーボードを叩いていてわかった。


ドリームランドモノレールだ。


父の実家があった鎌倉へ毎週日曜日、
父の運転する車で行った。


帰り。
大船から国道一号線まで、
ちょっとマニアックな裏道を通っていた。


その裏道で、鎌倉名物の切岸や、
ドリームランドモノレールの橋脚遺構を見ながら走った。


Dream_monorail_udagawa_RRr.jpg
wikipedia掲載画像


ドリームランドモノレールは、
昭和39年(1964年)に開園し、2002年に閉園した遊園地、
横浜ドリームランドへの運送手段として、
昭和41年(1966年)、大船駅〜ドリームランド駅間に開業したモノレール。


しかし、開業後、様々な要因からわずか1年4ヶ月で運行休止。
以降、レールと橋脚だけが残った。


それらの遺構も2003年から撤去作業が開始され、
2005年までにほぼ完了。


今ではモノレールのレールと橋脚は見ることが出来ないが、
子供の頃に見た光景というのは、刷り込まれる。


四角錐の橋脚。
その上を伝うコンクリートのレール。


黒部ダムのそれは、ドリームランドモノレールに被る。


黒部ダムに来て、ドリームランドモノレールを関連付ける人は、
あまりいないだろうなぁ〜。


展望台の売店の裏には、
『黒部の太陽』で有名な破砕帯(ハサイタイ)の美味しい湧水。


IMG_2150_RRr.JPG


飲んだけど、あんまり美味くない。


破砕帯は後で説明。


展望台から階段を下りて、
先のコンクリートバケットとかが展示されているスペースに、
クレーンの基礎含め、きちんとした解説板が掲示されていた。


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IMG_2135_RRr.JPG


ちゃんと読んでいなかった。


そして、新展望台広場特設会場へ行くと、
パネルとドキュメンタリー映像で黒部ダムの建設がわかる。


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特に数十分のドキュメンタリーの出来栄えは秀逸。


なぜここに黒部ダムを作ったのか?
どれだけ難工事であったか?
従事した人々の情熱がどれほどであったか?


関係者の証言と貴重な記録映像で一気に見せる。


最後は感動して落涙しそうになった。


衝撃だったのが、
トンネル開通前の黒部ダム建設予定地までの道。


IMG_2153_RRr.JPG


これ歩道ですか?


未だにこの日電歩道は健在だが、きちんと整備されておらず、
危険度は当時のまま。
雪や残雪の関係で9月、10月ぐらいしか利用できない。


黒部ダム周辺には、日電歩道だけでなく、
水平歩道というこれまた超危険な道がある。


詳しくはコチラ


YouTubeには、この歩道に挑んだ猛者たちの動画が幾つか上がっている。





ドキュメンタリーでもうひとつ印象に残るのが、
破砕帯との戦い。


長野側から掘られた大町トンネル掘削中、
破砕帯に遭遇。


破砕帯とは、断層に沿って岩石が破壊された帯状の部分。


大町トンネルの破砕帯から大量の地下水と土砂が押し寄せ、工事は難航。
多数の死者も出した。


ドキュメンタリー映像では、
コンクリートバケットも登場。


映像だとより分かり易い。


黒部ダムへ訪問した際には、
このドキュメンタリーを是非見て頂きたい。


さて、この新展望台広場特設会場の傍からは、
間近に放水を見ることが出来る。


IMG_2161_RRr.JPG


コンクリート壁の梯子がヤバイ。


そして、ダムが登場する『ユニバーサル・ソルジャー』を思い出す。





新展望台広場特設会場の脇には、
当時の建設車両のタイヤ跡や作業員の足跡を
コンクリートで型取りした「ワダチ」のモニュメント。


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ドキュメンタリーを見た後だけに、
このモニュメントの意義をより感じずにはいられません。


時刻は15時。
昼は立ち食い蕎麦だけだったので、
少し小腹が空いた。


売店でおやきを購入。


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野沢菜とかいろんな種類があるのだが、
殆ど売り切れていた。


確か、食べたのは茄子のおやきだったと思う。


売店では、ハサイダーという飲み物も売っていた。


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語呂合わせとしては有りなんだろうけど、
破砕帯によって死者が出ているんで、
このネーミングはいかがなものか…。


黒部ダムに着いてから、
雨が降ったり止んだりの状態だったんだが、
おやきを食べていると本降りになってきた。


時間的にも、そろそろ黒部ダムから扇沢へ移動した方が良さそう。


でもその前にどうしても見ておきたいものがあった。


殉職者慰霊碑。


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黒部ダムの建設工事で殉職した171名の名前が刻まれている。


この方々の命と引き換えに黒部ダムがある。


今だったらこれだけ多くの死者が出たら大問題だろうな。


関電トンネルトロリーバスに乗るべく黒部ダム駅へ。


IMG_2168_RRr.JPG


立山黒部アルペンルートに来てからあまり寒さは感じなかったが、
この駅のトンネルは寒かった。


明らかに体感温度が異なる。


以降、「北陸旅行 3日目 PART4 扇沢〜吉祥寺」へと続く。

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北陸旅行 3日目 PART2 立山〜美女平〜室堂

<北陸旅行 記事一覧>
「北陸旅行 1日目 PART1 白川郷」
「北陸旅行 1日目 PART2 五箇山」
「北陸旅行 1日目 PART3 兼六園と夕食」
「北陸旅行 2日目 PART1 金沢21世紀美術館」
「北陸旅行 2日目 PART2 金沢城公園」
「北陸旅行 2日目 PART3 近江町市場〜ひがし茶屋街〜立山」
「北陸旅行 3日目 PART1 称名滝」




「北陸旅行 3日目 PART1 称名滝」からの続き。


落差日本一の名滝・称名滝を観光した後、
いよいよ立山黒部アルペンルート。


立山(ケーブルカー)→美女平(高原バス)→室堂(トロリーバス)
→大観崎(ロープウェイ)→黒部平(ケーブルカー)→黒部湖(徒歩)
→黒部ダム(トロリーバス)→扇沢(路線バス)→信濃大町(JR線)


ここまでがアルペンルート。


この後、信濃大町から松本へ行き、
特急あずさで新宿まで帰る旅程。


まずは立山駅から立山ケーブルカー。


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夏休み期間の月曜日ということもあって、
混雑を予想したがそうでもなかった。


お隣の美女平駅との標高差は約500m。
ってことはハンノキ滝の落差と一緒だ。


待つこと数分で、キーキーと音を立てながら、
ケーブルカーがやってきました。


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メッチャワクワクする。


先頭車両は貨車かな?
荷物が積めるようになっている。


ケーブルカー到着後、乗車すると、
ラッキーなことに進行方向の一番前を確保できた。


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右の路肩に歩行用の階段がある。
無いとは思うが、予期せぬ事態が起こったら、
この階段を使うことになるのだろうか。


運転席を見てみると、
アナログ感漂う超シンプルな造り。


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9時40分に出発し、ゆるりと坂を登って行く。


すぐにトンネル。


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子供の頃からトンネルに萌えるのはなぜか?
特に古いトンネルにはロマンを感じずにはいられない。


トンネルを抜けると一直線の急勾配。


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これを足で登れと言われたら萎えるな。


途中、材木石と書かれた標木が。


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車内に流れた自動アナウンスによると、
柱状節理(ちゅうじょうせつり)だという。


柱状節理といえば、毎年行っている海でも見ることが出来る。


「海 2014 PART3」


火山のマグマの冷却凝固や地殻変動によって生じる断層。


この柱状節理は前者で、立山は22万年前から火山活動を始め、
安政4年(1858年)に土石流が発生し、
多数の死者を出したという記録が残っている。


現在も活火山。


で、上の写真だと解り難いが、
写真上部に棒状の岩が確認できる。


なんで柱状節理を材木石と呼ぶかというと、
江戸時代には建築用材として切り出されていたから。


材木石を過ぎると下りのケーブルカーと行き違い。


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ワイパーがでかい。




再びトンネルを経て、また一直線勾配。


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立山駅から約7分かけて、美女平駅に9時47分到着。


美女平は、日本有数の野鳥の宝庫で、
遊歩道も整備されている。


しかしながら、踏破するのにそれなりの時間がかかるアルペンルート。
あまり美女平で観光する人はいない。


次は弥陀ヶ原へと向かう高原バスに乗る。
通常だと10時20分発だが、10時発室堂直行の臨時便があるという。


時間節約のため迷わず並ぶわけですが、
美女平で見ておきたいものがあった。


美女杉。


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巨木好きとしてはたまらない。


この写真だと1本の杉の木に見えるが、実際は2本。


木の下にある解説板を要約記載。


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美女杉伝説


立山は、佐伯有頼(ありより)によって開山された。
有頼には、許婚者の美しい姫がいた


ある時、有頼に逢いたい一心で、
姫は立山に登ってきたが、有頼は山を拓くまで帰れないという。


姫は仕方なく山を下りる途中、一本の杉に、


美しき 御山の杉よ 心あらば
わがひそかなる祈り ききしや


と祈ったところ、のちに二人はめでたく結ばれた。


その後の世、この杉を「美女杉」と言い、
この歌を三度唱えて祈れば、男女問わず恋は成就する。


またこの美女杉のある辺りを「美女平」と呼ぶようになった。





一体、誰が作った伝説なんだろうか。
間違いなく男だろうな。


因みに佐伯有頼は、飛鳥時代から奈良時代にかけての人物。


10時発の高原バスを待つ列に並んだ後、バスに乗車。


目指す室堂までの所要時間は、50分。


バスだし、ここは睡眠タイム?
と思っていたが、寝てはいけません。


バスの窓からではあるが、見どころ満載!


まずは、ブナ平の立山スギ。


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樹齢300年以上。
木の高さ21m。
幹周9.4m。


撮影のためバスが一時停車してくれるんだけど、
木の根元しか撮影できない大きさ。


二本の木が合体したようにも見える。


続いて先ほど見に行った称名滝。


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バスの乗客は「すごい!」と言っていたが、
間近で見ないと称名滝の壮大さはわからない。


なんて、ちょっと優越感。


バスは快調に進み、
気が付けば結構な標高の高さのところまで来ていた。


IMG_2024_RRr.JPG


緑が気持ち良い。


更にバスは坂道を上り、
標高1600〜2000mに広がる弥陀ヶ原(みだがはら)へ。


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湿原には所々水溜りのようなものが見える。


高層湿地が形成される際に出来る池塘(ちとう)というものらしい。


弥陀ヶ原では、池塘に生えるミヤマホタルイを稲に見立て、
地獄に堕ちた餓鬼が飢えをしのぐために田植えをした場所として、
ガキ田と呼ばれている。


段々と次の目的地である室堂に近づいてきた。


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写真右の白い筋は、ソーメン滝。


その名の通り、素麺に見えるから。


落差約130mのソーメン滝の下流は、称名滝だ。


左側に見える白いものは、なんと雪。


室堂の手前に来ると、雪が沢山残っていた。


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立山黒部アルペンルートでも特に有名な、
春先になると道路を除雪して出来る雪の大谷がこの辺り。


奥に見えるのが、日本で2番目に標高が高い場所にあるホテル立山。


10時50分に室堂ターミナルでバスから下車。
室堂のみくりが池を散策することに。


これは立山黒部アルペンルートでは、超鉄板。


ホテル立山に隣接されている展望台からの景色。


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眼下に見えるのは、富山の街並み?


室堂の標高は2430m。


散策コースに出ると、
一番最初に目に付くのが、立山玉殿の湧水の碑。


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この日の左下から水が湧き出ていて、
多くの登山者が飲んでいた。


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試しに飲んでみたけど…、う〜ん…。


いくつかある散策コースのうちDをチョイス。


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時計回りに回っていくことにした。


左手にホテル立山。


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よく見ると老朽化が激しい。


1972年(昭和47年)9月開業。


築45年。
しかも豪雪地帯。


メンテも大変だろうなぁ。


さて、室堂では多くの高山植物を観察することができる。


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白いがチングルマ、ピンクがイワカガミ。
たぶん…。


こちらはシロバナタテヤマリンドウ。


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たぶん…。


この他にもたくさん咲いていた。


散策コースの中心、室堂平広場にある慰霊碑。


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思いっきり先端が折れていた。


何の慰霊碑なのか説明書きがない。
碑に彫られた文字は風化が激しく読み取れない。


そばに観光客を引率するガイドさんがいたんで、
聞き耳を立ててみたら、
立山で遭難して亡くなった方々の慰霊だと言っていた。


コチラのサイトに2015年に撮影された慰霊碑の写真が載っているんだが、
まだ先端部分が健在。


ここ1〜2年で折れたってことだ。


続いて高台から見たみくりが池。


IMG_2060_RRr.JPG


奥に見える建物は、日本最高所の温泉宿みくりが池温泉。


この先にみくりが池の撮影スポットがあるんだけど、
池が大き過ぎて全体を撮るのは難しいので、
写真を撮るなら少し手前の高台からの方が良いかもしれない。


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緑豊かな山腹の所々に残雪。
良く考えると不思議な光景だ。


ゴルフ場のバンカーみたいだ。


遊歩道の左側には、地獄谷。


IMG_2068_RRr.JPG


遊歩道が整備されているのだが、
残念ながら活発化により、火山性ガスが発生しているため、
2011年から立ち入り禁止。


通行止めになる前のレポはないのか?
まぁ、あるよねぇ〜。
コチラ


その地獄谷をオレンジ色の車両が走っていた。
何かの調査だろうか?


みくりが温泉に浸かりたいところだが、
そんな時間的余裕はないので、みくりが池をぐるりと回る。


上の地図のみくりが池の上辺りから、
パノラマ撮影をしてみた。


IMG_2071_RRr.JPG


悪くない。


ところで“みくりが池”。
なんでこんな名前?


面倒くさいからウィキ引用。


「ミクリ」という名は「御厨」と書き、
「神の厨房」という意味を持っていた。
この池の水が立山権現に捧げられ、
池の水を使って立山権現に捧げる料理が作られたのである。



“くり”といえば、寺の台所か僧侶が住む場所を庫裡(くり)と呼ぶ。
その“くり”なのか?


立山権現。
これは後で説明しよう。


次もパノラマ撮影。


IMG_2072_RRr.JPG


上々だ。


こちらはみくりが池に比べると小規模なみどりが池。


IMG_2073_RRr.JPG


やっぱり面倒くさいからウィキ引用。


修行者が池の水で身を清めたことから「水取りが池」、
深い緑色をした湖水から「緑池」「碧池」などが名称の由来



見た感じだとあおが池。


小さな池だけど波打っていた。


みどりが池の傍には高山植物が沢山。


わたくし、植物には全く詳しくないので、
間違っているかも…ですが…。


ミヤマリンドウ


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青紫色の小さな花が可愛い。


ハクサンイチゲ(?)


IMG_2077_RRr.JPG


ネットに上がっているハクサンチゲの写真を見ると、
花弁はこんなに細長くないのだが…。


クルマユリ。


IMG_2080_RRr.JPG


綺麗な花だ。


阪神ファン故に読売巨人軍には敵対心剥き出しだが、
その巨人のカラーであるオレンジは、色として凄く好き。


オレンジ色が入った靴やTシャツをそこそこ所有している。


でも色は関係なくて、阪神一筋です!


続いてこれ。


IMG_2074_RRr.JPG


もはや高山植物なのかどうかもわからない。


でも見たことない。


こんな感じで室堂平は、植物の宝庫。


地面に這いつくばりながら撮影している人もいた。


植物に詳しくない身としては、
どちらかというと建物の方が気になる。


立山室堂(室堂小屋)。


IMG_2081_RRr.JPG


現在残っている日本最古の山小屋。


日本最古ですぜぇ。
凄くない?


とはいえ、享保11年(1726年)再建で、それ以前からあったものの、
近年、解体復元されている。


でも室堂の名の由来かもしれない建物。


「室」=宿泊所
「堂」=お堂などの宗教施設


その両方を併せ持った建物。


立山室堂の前には、このようなものが。


IMG_2083_RRr.JPG


石を積むのは良くある光景だが、半端ない。


社の中を覗いてみると、首なし地蔵。


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首なし地蔵よりも、
首のある向かって左の地蔵尊の笑みが怖い。


室堂で一番強烈な物件かも。


この後、玉殿岩谷へ行く途中にある雪原を歩いた。


IMG_2086_RRr.JPG


まさか8月に雪の上を歩くとは!


玉殿岩谷へは時間の関係で行かず、
12時10分に室堂ターミナルへ戻る。


室堂平を1時間20分ぐらい見て回っていたようだ。
そんなに時間がかかった気がしない。


写真ではなかなか伝わらないと思うけど、
360度見渡す限り山だった。


このような光景を見たことがない。


景勝地としては、現時点で生涯癸韻も。


室堂ターミナルに戻り、幾つか見て回った。


階段の踊り場にある佐伯有頼(さえきありより)少年像。


IMG_2090_RRr.JPG


美女平のところで少し触れたが、
立山の開山者といわれる人物。


飛鳥時代の大宝元年(701年)、
16歳の少年だった佐伯有頼が、熊と白鷹に導かれて開山。


お話自体はあくまでも伝説の域を出ない感じですが、
立山には有頼の末裔であるとされる佐伯姓の人が多いそう。


室堂ターミナル3階の遙拝殿(ようはいでん)で、
2013年7月から一般公開されている雄山神社峰本社旧社殿。


IMG_2092_RRr.JPG


展示スペースが狭く、正面から全体を撮れない。


幕末の万延元年(1860年)に加賀藩によって、
立山・雄山(立山の主峰)の頂上に建てられた。


造営から約135年後の1996年7月に再建されるため、
解体された後、上記年月に展示されるに至っている。


展示スペースには、解体前の写真が掲示されていたが、
再建された社殿とはだいぶ異なるような気がする。


IMG_2094_RRr.JPG


再建された社殿に使われている木材が、だいぶ新しい。


階段を下りたところに、
痛みが激しく再建時に使えなかった部材が置いてあった。


IMG_2096_RRr.JPG


多分、これ以上に使用できない部材があったはず。


この社殿に限らず、再建された建物は、
ほとんど新しい材料が用いられているのでしょう。


まぁ、当たり前か…。


さて、昼時。
ランチだ。


この時間帯に室堂にいるのは想定していたので、
予め食事処をチェック。


迷わず立ち食い蕎麦屋の立山そばへ。


IMG_2098_RRr.JPG


白海老かき揚げ蕎麦。
950円。


500円以下で超腹一杯になれる小諸そばを筆頭に、
立ち食い蕎麦屋としてはかなりお高目だが、
富山県の特産物である白海老を使っているし、
ここは標高2450mで日本一高い所にある駅ということを考慮すると、
このぐらいの価格設定は妥当なのかも。


肝心の味ですが、美味しかったです。


暖かい蕎麦の割にはコシがある。
つゆはしっかりとした濃い目。
かき揚げもあっさりとしている。


ここでしか食べられないということも踏まえ、
私的食べログは4点で。


次は黒部ダムを目指す。


以降、「北陸旅行 3日目 PART3 大観峰〜黒部ダム」へと続く。

北陸旅行 3日目 PART1 称名滝

<北陸旅行 記事一覧>
「北陸旅行 1日目 PART1 白川郷」
「北陸旅行 1日目 PART2 五箇山」
「北陸旅行 1日目 PART3 兼六園と夕食」
「北陸旅行 2日目 PART1 金沢21世紀美術館」
「北陸旅行 2日目 PART2 金沢城公園」
「北陸旅行 2日目 PART3 近江町市場〜ひがし茶屋街〜立山」




「北陸旅行 2日目 PART3 近江町市場〜ひがし茶屋街〜立山」からの続き。


この日、ブーメランのように一回転し急発達した台風5号が、九州に上陸。


天気が心配だったが、ホテルの窓から外を見ると晴れていた。


IMG_1964_RRr.JPG


これから台風5号は、東の方に向かってくる。
本日は立山黒部アルペンルートを横断し、
扇沢→信濃大町駅→松本駅から特急あずさで新宿駅→吉祥寺という旅程。


なんとか天気、もって欲しい。


朝食は朝6時からホテルのバイキング。


会場であるレストランがオープンすると、
早朝にも関わらず多くの宿泊客で賑わった。


料理はどれも美味しそうだったんだけど、
食べ過ぎは禁物。


立山黒部アルペンルートは、たくさんの乗り物を乗り継いで行く。
トイレに煩わされるのは、よろしくない。


腹八分目で我慢。


朝食後、すぐにチェックアウトし、
ホテルの送迎ワゴン車で、立山駅へ。


今回の旅行はJTBを利用したんだけど、
ホテル宿泊とアルペンルートの全ての乗り物がセットになっていた。


JTBに頼む前にアルペンルートの総運賃を調べたら、9,650円だった。


高いし、都度購入だと時間的にもロスするなぁと思っていたんで、
JTBで「セットになります」と言われた時は、嬉しかった。


旅行のプロに頼んで正解だった。


各乗り物の時刻表が掲載された、
スゲェー分かり易い、リーフレットもくれたし。


で、立山駅の窓口で1日券に引き換え。


まずは立山ケーブルカーなのですが、
その前に日本一の大滝、称名滝を見に行くことに。


足になるのは、称名滝探勝バス。


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運賃は片道500円。


高っけ!


運賃に見合う滝であることに期待しつつ、
7時半にバス出発。


数分で山肌にへばりつくような道路を発見。


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よくぞ、あんなところに道を作ったな…。


立山駅からケーブルカーで登った先の美女平へ行ける立山有料道路で、
マイカーは通行禁止。


続いて悪城の壁(あくしろのかべ)と呼ばれる断崖絶壁がお目見え。


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高さ500m、延長約2kmにも及ぶ大岩壁。


これから行く称名滝が、
10万年という長い年月をかけて溶岩台地を侵食して出来た。


険悪で近寄りがたい形相から悪城の壁と呼ばれるようになった。


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時期が夏なので、断崖を緑が覆っており、
あまり“悪い”感はないが、それでも肉眼で見ると圧倒される。


悪城の壁だけで、運賃500円の価値あり。


悪城の壁を経て、7時45分称名滝バス停に到着。
ここからは徒歩。


滝を見に行くというと、林道を歩いて行くイメージだが、
アスファルトの坂道を登って行く。


IMG_1980_RRr.JPG


前方の山肌に薄らと水の線が見えるが、
おそらくハンノキ滝。


春の雪解け時や大雨の後など、
水量の多い時だけ見ることの出来る滝。


ハンノキ滝は、称名滝ほど水量的な迫力はないが、
落差は上回っており、称名滝350mに対して、500mもある。


夏だし、台風とか来ていなかったから、
ハンノキ滝を見ることはないと思っていた。


そして、バス停から1.3キロ歩いて称名滝。


IMG_1983_RRr.JPG


称名川に架かる橋から撮影。


凄い水飛沫で、ミストがバンバン飛んでくる。
風も強く帽子が吹き飛ばされそうになるぐらい。


4段からなる大滝で、落差は東京タワーよりも高い350mで、
日本一の落差を誇る。


あれ?お隣のハンノキ滝は、
350mを上回る500mの落差じゃないか。


ハンノキ滝が落差日本一では?と思ったら、
常にある滝ではないということで、日本一じゃないみたい。


野球でいうところの規定打席・投球回数に達していないってことか。


橋を渡ると上に行けるので、
より間近に称名滝を見ることが出来る。


IMG_1985_RRr.JPG


ある一点。
水が落ちていく様を凝視する。


まるで生き物のよう。


凄い滝です。


一見の価値大有り。


バスの運賃、安いよ!


この滝の上はどうなっているのだろうか?
とても気になる。


youtubeにあがっていた。





ドローン凄いな。


素晴らしい称名滝を満喫し、来た道を戻る。


その途中、草木を撮影したら毛虫だらけだった。


IMG_1990_RRr.JPG


さらに蛇がいた。


IMG_1991_RRr.JPG


ジムグリかっ!?


何?ジムグリって。


ジムグリについては後日、この散策記に登場予定。


バス停の手前に展望広場・休憩所の案内板があり行ってみたが、
展望という程の景色は望めないので、行く必要無し。


往路と同じドライバーさんが運転する9時10分のバスに乗り、9時25分に立山駅へ。


称名滝の往復に要した時間は、約2時間だった。


参考までにバスで行って、次の称名滝発のバスに乗るイメージ。


時刻表は年度や季節によって変わるようなのですが、
ネットで検索すればすぐ出ます。


以降、「北陸旅行 3日目 PART2 立山〜美女平〜室堂」へと続く。

▼最新記事2017年10月11日up!

北陸旅行 2日目 PART3 近江町市場〜ひがし茶屋街〜立山

<北陸旅行 記事一覧>
「北陸旅行 1日目 PART1 白川郷」
「北陸旅行 1日目 PART2 五箇山」
「北陸旅行 1日目 PART3 兼六園と夕食」
「北陸旅行 2日目 PART1 金沢21世紀美術館」
「北陸旅行 2日目 PART2 金沢城公園」




「北陸旅行 2日目 PART2 金沢城公園」からの続き。


金沢城公園からレンタサイクル「まちのり」を利用して近江町市場へ。


途中にあった印象的な建物。
尾山神社。


IMG_1915_RRr.JPG


知る限り神社にこのような中国的な建物があるのを見たことがない。


お参りしたいところだが、
時間的兼ね合いで断念。


チャリを漕ぐこと10分足らずで近江町市場へ到着。


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旅行ガイド誌や金沢を紹介するwebサイトで常に混雑と書いてあったが、
その通り、賑わっていた。


この手の市場に来て思うこと。


1.安いな!
2.美味しそうだな!
3.持って帰るの大変。
4.送るの面倒くさい。
5.送料がかかる。しかもチルド。
6.東京でも似たようなものが買えるような気がする。


ということで、買わないんだよなぁ…。


昨晩食べた岩牡蠣とか売っており、
これは流石に東京でもなかなかお目にかからんけどね。


いつも通り買物は諦めて、昼ご飯のお店を物色。


近江町市場ランキング1位の山さん寿司 本店へ行ってみたが長蛇の列。


元来並ぶのが嫌い。
だからディズニーランドも嫌い。


あと、ランキング10位以内の店だったら、
味とか満足度とかコスパとか、
食べちゃったらあんまり変わらないんじゃないかなと。


各々の味覚の違いもあるしね。


「週刊SPA!」の“サラリーマンが選ぶ立ち食いそば満足度ランキング”を読んだけど、
個人的にはまったく当てはまらない順位だった。


1位 富士そば(75票)
2位 ゆで太郎(41票)
3位 箱根そば(27票)
4位 小諸そば(22票)
5位 嵯峨谷 (16票)


5位の嵯峨谷は食べたことがないが、
ワシはブッチギリで4位の小諸そばが好きです。


冷やしたぬきそば二枚盛りの更に二枚盛り(つまり四枚盛り)は、
500円払っておつりがくる。


量だけでなくそばのコシ、つゆの味もワシの舌にあっている。


逆に一番苦手なのは富士そば。


そばもつゆも好きになれない。
これはもう好みの問題でしょう。


話が逸れましたが、
最終的に近江町市場ランキング5位の近江町食堂へ。


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なぜここ?
なぜなら誰も並んでいなかったからさ。


あと禁煙。


海鮮系のお店で喫煙OKとか有り得ない。
OKな店は店主が魚にこだわっていないとみなす。


寿司のネタや刺身から漂う微かな風味は、
横でタバコ吸われたら台無しでしょう。


で、ビールと海鮮丼を頼みました。


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美味しかったですよ。


でも金沢ならではの感じはない。


1820円も取るならもう少し金沢を感じたい。


正直、渋谷のすし台所屋 渋谷本店のお得丼の方がよい。


ランチ時のすし台所屋のお得丼、540円(税込)です。


コスパ最強。


まぁ、全て個人の意見です。


続いて向かったのは、金沢の人気スポットひがし茶屋街。


近江町市場からレンタサイクル「まちのり」で、10分もかからないで到着。


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昔ながらの街並みが残っているとの触れ込みですが、
入口はそんなことはありません。


上の写真からもわかるとおり、路面は綺麗。
店も綺麗。


で、店を見ると金粉!金粉!金粉!


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金粉ってそんなに美味いのか?


金粉ストリートを抜けると、昔ながらの街並み登場。


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観光目的で整備されている感はあるけど、
歴史的建造物による街並みは心が躍る。


路面はひがし茶屋街の入口と同じだが、
左右に建ち並ぶ建物が異なると、こうも雰囲気が変わるものか。


汗かいたし、昼は(醤油ベースになる)寿司食べたし、
味がしない金粉よりも、甘い餡子が食べたい。


加賀藩御用菓子司。


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あまり甘いものを好んで食べる方ではないが、
近所に餡子屋さんがあったせいか、
小さい頃、ドラえもんをよく見ていたせいか、
どら焼きは好き。


夢香山と書いて「むこうやま」。


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バラ売り、嬉しい限り。
ひとつ買ってしまった。


152円とは思えない、上品な甘さで、
めちゃめちゃ美味かった!


この後、ひがし茶屋街をぐるっと回る。


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きちんと着付けをした着物姿の若い女性を多く見かけたが、
着物は暑いようで、スゲー辛そうな表情で歩いている人もいた。


まぁ、この暑さじゃ仕方ない。


レンタサイクル「まちのり」で金沢駅へ帰還。


コインロッカーから荷物を取り出し、
予定通り16:00金沢駅発富山駅行のIRいしかわ鉄道に乗車。


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4人掛けのボックス席に座ったんだけど、
目の前の中年夫婦の夫が、ポケモンゴーをやっていた。


その夫婦が降りた後、
途中の駅で東南アジア系のカップルが乗って来て、
利用者数が少なそうな駅で降りっていた。


この辺で生活しているのだろうか?


車窓から見える光景は、
とても栄えているとは言えない。


駅前に店はないし、
歩いている人もほとんどいない。


どうやって生計を立てて暮らしているのか?


そんなことをボヤっと考えているうちに富山駅に到着。


富山駅すぐ傍の電鉄富山駅へ。


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富山地方鉄道本線へ乗り換え。


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行き着く先は立山駅。


電鉄富山駅出発時には、そこそこの乗車数で、
思いの外、学生が多かった。


富山地方鉄道本線は、
本数が少ないから通学での利用は大変だろうな。


そして、この日、我が阪神タイガースは、
デイゲームで対ヤクルト戦@京セラドーム。


スポナビで戦況を確認すると、
7回に阪神が逆転して6対4で9回を迎えていた。


ピッチャーは、抑えのドリス。


ドリス…
セーブはリーグ1かもしれないが、
ボール先行型のスーパー不安定なストッパーだ。


この日も振り逃げと安打で無死一、三塁から犠牲フライで1点献上。


振り逃げは、ピッチャーのせいじゃないけど、
二死後、またヒットを打たれて一、三塁。


抑えならバッチと抑えて欲しい。


超やきもきしたんだが、なんとか後続を断ち阪神勝利。


ドリスじゃなくて、桑原を抑えにした方が良いと思うんだけどなぁ…。


阪神の勝利を確認し、スマホの画面から顔を上げて、
車内を見回すとなんと誰も乗っていない!!


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貸切。


なんか電車動かしてしまって、申し訳ない気分。


かなりの渓谷を走り抜け、立山駅着。


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本日お世話になる立山国際ホテルのワゴンに迎えに来てもらった。


実は今回の旅行で宿泊先やチケットを手配してくれたJTBの人から、
立山国際ホテルは富山駅から送迎があると聞いていた。


電鉄富山駅から立山駅までの運賃は1080円。
送迎を利用すれば、その分浮くので、
この日の朝、立山国際ホテルへ送迎依頼の電話をしたら、
3日前に予約が必要と言われてしまった。


そういえば、JTBの人に「3日前に予約が必要」と言われていたような気がする。


1080円無駄にしたことになるんだけど、
富山地方鉄道本線を貸し切れたし、立山駅からホテルへ向かう途中、
素晴らしいサンセットを見ることが出来たので良しとしよう。


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立山国際ホテルにチェックインし、まずは風呂。


天然温泉だけど、大浴場はボチボチかな。


激暑の中、金沢を己の足とチャリで駆け巡った汗を洗い流し、
さっぱりとしたところで、夕飯。


前菜五種盛りと海の幸三種盛り。


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五種盛りが大変美味。


酒が進むわけですが、ホテルの酒は高い!


気軽に頼めないよ。


「儲け」ではなく、そこそこの値段で、
酒と料理を楽しんで欲しいという発想は難しいのかな。


小生は酒飲みだ。
酒飲みは如何に安く飲むかを追求する。


余りに高いと貧乏性だから、萎縮して酒を頼まない。


ほどほどの料金設定の方が、
ついつい頼んでしまうのですよ。


事実、この日は生ビール一杯しか飲まなかった。


さておき、料理が次々と運ばれてくる。


富山ポークと海老のカダイフ。


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カダイフってなんだ?


文字を入れ替えるとカダフィだぜ。


「大佐」はさておき、
カダイフは、とうもろこし・小麦粉・塩を練って糸状にしたもの。


海老が枕にしているのがカダイフってことか。


悪口を言うつもりはないけど、
富山ポークは、固くて肉屋でバイトをしていた身としては、
かなり微妙でしたね。


ブランド出さない方が良いかも。


この後も富山ポークのミネストローネ、蓮根汁が登場。
美味しい。


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そして、ここから凡人には理解できない料理が提供される。


人参うどん。


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味は美味いです。
詳しい説明はないけど、人参が擦り込まれているのでしょう。


炭水化物が来た。
これで〆か。


さにあらず。


白海老サラダ。


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北陸の名産、白海老は嬉しい。


しかしこのタイミングでサラダ?
一番最初じゃない?


順番無視は引き続きで、もずく。


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サラダ食べて、もずく食べて、
おかずが無くなったところで、
トドメの白米(富山米こしひかり)+吸物+香物。


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ご飯の順番が理解できないっす。


米を味わえ!ってことか?


どれも美味しいのにもったいない。


以降、「北陸旅行 3日目 PART1 称名滝」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。

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