▼最新記事2017年12月25日up!

辰巳起点散策11 JR総武本線越中島支線〜砂町銀座商店街

2018年9月10日(日)、また辰巳で所用があった。
用事と用事の空き時間が、なんと5時間。


一旦家に帰ろうかと思ってしまうぐらいだ。


辰巳界隈は散策し尽くした。
徒歩だと行動範囲も限られてくる。


8月中旬に仕事で新木場へ行った際、
docomo運営の自転車シェアリング(レンタサイクル)が、
駅前に設置されているのを見かけた。


天気も良いし、チャリで行動をすることに。
辰巳から新木場駅のレンタサイクル置場へ。


完全無人、スマホで会員登録、クレジット決済なんだが、
ソフトバンクユーザーだからか、会員登録がなかなかできない。


自転車置き場で30分ぐらいスマホと格闘するも、
パスワードを突破できず、匙を投げた。


俺はアナログ人間なのか!?


何処へ行くあてもなく、新木場駅、夢の島公園を右手に見ながら、
明治通りを北上。


この辺は何度も歩いた。
やっぱり徒歩だと新たな散策は難しい。


レンタサイクルが諦めきれず、
再度登録をトライしたら、上手くいった。


東陽町駅の北側にある江東区役所まで歩き、
チャリを借りることが出来た。


チャリにまたがり、適当にLet's go!


すぐに横十間川沿いの緑道にぶち当たり、
これまた適当に右折。


快調に飛ばしていると、鉄道橋に出くわした。


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単線だし、位置的にみても、
新小岩駅と越中島貨物駅を結ぶ、
JR総武本線越中島支線の線路に違いない。


その場で調べてみたら、その通りだった。


砂村運河橋りょうという名称の桁橋(ガーター橋)。


随分とガード下が低い。


多分、元々は運河しかなく、
後から遊歩道が整備されたからこの高さなのでしょう。


橋脚は随分と年季が入っているが、
橋自体は綺麗だ。


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橋に2012年塗装という履歴が記されていた。
綺麗なわけだ。


低いガード下をくぐると上り坂があり、
線路の脇を通行することが出来る。


橋の上からは、風情のある倉庫群が見える。


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愛知の東邦ステンレス工業という会社の倉庫。
現役なのかな。


今年の2月にアスクルの倉庫で火災があり、
ニュース映像を見たけど、あまり倉庫ぽくなかったな。


複合型商業施設みたいな外観だった。


時代が変われば、建物ものも変わる。
東邦ステンレス工業のような倉庫も、姿を消していくのだろうか。


葛西橋通りの踏切。
亀戸方面。


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左上に指が写ってしまった…


越中島貨物駅方面の踏切。


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別になんてことのない風景なんだけど、
一直線の単線が素敵。


日に数本しか走らない貨物線のために、
走行中の車がいちいち一時停止して左右確認。
ドライバーの立場からしたらウザイ踏切だ。


線路沿いの道を亀戸駅方面へ、
行けるところまで行ってみることにした。


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割と新しい道路なのか、とても走り易かった。


アリオ北砂を右手に見ながら進んでいくと、
小名木川に架かる橋。


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1929年(昭和4年)完成。
何度か塗装しているんだろうけど、
いい感じの錆びっぷり。


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何故かわからないが、ガード下からの眺めが好き。


小名木川橋梁には歩行者用がなく、
一旦明治通りに出て小名木川を渡り、
再び線路沿いへと戻った。


この後も幾つか鉄道橋があったんだけど、
そんな中で印象に残ったのが、こちらの庚申架道橋。


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両サイドに柵がない桁橋という見た目もそそるが、
庚申塔好きとしては、何といってもその名称に惹かれる。


この鉄橋の架かる通りは、かつて庚申道と呼ばれていた。


後で調べてみたら、
西側に進んだT字路にある崎陽軒の工場の一角に、
釜屋堀庚申様地蔵尊というお堂があった。


かつては道の中央に小川があり、
沿道には八百屋・魚屋・駄菓子屋などが立ち並び、
賑わっていたというが、いまは住宅街。


線路の右側・左側を適当に進んでいくと、
線路が引かれている土手の向こう側に、
タワーマンションと東京スカイツリーが見えた。


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近代化が進む東京ですが、
一方では線路の反対側へ足を踏み入れると、そこは昭和。


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これ以外に白い股引を道路に干すなど、
昭和臭漂う光景があったんだが、
流石に下着を撮影するのは、躊躇しました。


続いて堅川とその上を走る首都高速7号小松川線を貫く、
堅川橋梁(たてかわきょうりょう)。


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煉瓦造りの橋脚が暖かみがあるんだが、
周りに工事中の柵が置かれているのが気になる。


小名木川橋梁同様、歩行者用の橋は隣接されていないので、少し迂回。


再び線路沿いを進むとすぐに京葉道路に架かる鉄橋。


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モノレールのような美しい曲線を描いている。
この先は亀戸駅だ。


流石に人通りが多くなった。


亀戸駅。


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駅の上の高々架が、越中島貨物線の線路。


随分と高いところを走ります。


パッと見、だいぶくたびれているけど、
耐震とか大丈夫なのだろうか?


越中島貨物線は、この先小岩駅まで続くのですが、
東京都内の大河・荒川を渡る気力も時間もないので、
ここで越中島貨物線とはサヨウナラ。


亀戸駅周辺の狭くて暗い駅沿いの道をウロウロ。


線路の反対側へ抜けるトンネルが低い。


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自転車降りたわ…。


なんか亀戸駅の周辺は、再開発候補地のような気がしてならない。


亀戸・再開発で思い出したのが、
2016年3月に閉鎖された駅近くの大型ショッピングモール・サンストリート亀戸。


売れる前のPerfumeがイベントを行い、
全国的なキッズダンス大会の会場にもなったアイドルやダンスの「聖地」。


この時はサンストリート亀戸のことなんて思い出しもしなかったけど、
跡地の現状を確認しておくべきだった。


まぁ、どうせマンションが立つのでしょう。


さて、時刻は13時20分。
昼飯時。


以前、「亀戸天神社」へ訪れた際に行きそびれた菜苑という店がある。


「孤独のグルメ season5」で井之頭五郎が訪れ、
純レバ丼を食べた店だ。


行くべ!


でも今日は日曜日。
もしかしてと思い調べたら、定休日だった。


とりあえず辰巳戻りながら、
飲食店を物色することにし、明治通りを南下。


西大島駅界隈は飲食店があり、
チェーンではなく個人経営と思しき惹かれる店もあった。


しかし、禁煙店なのかどうかがわからない。
ただでさえタバコの臭いが嫌いなのに、
ご飯食べている時にパカパカ吸われたらたまらん。


結局踏ん切りがつかないまま、小名木川を渡り、
イトーヨーカドー&アリオ北砂に辿り着いた。


ここなら飲食店がありそうだ。
休憩も兼ねて、立ち寄った。


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この記事を書いている時に知ったんだけど、
かつてここには巨大貨物専用駅小名木川駅があったのね。


小名木川駅は、1929年開業、2000年廃止。


小名木川駅には何の思い入れもないが、
寂寥感が漂うのはなぜ…。


アリオ北砂が開業したのは2010年。
駅廃止から10年後。


随分時間が開いている。


そんなアリオ北砂のフードコートへ行ってみたが、
日曜日の昼時だからか、激コミ。


ほとんどどこにでもあるチェーン店だし、
並ぶのもどうかと思い、また自転車に跨った。


結果的にこの判断は正解だった。


アリオ北砂を出発してすぐに、
砂町銀座という商店街が目の前に姿を現した。


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商店街大好き!


迷わず突入。


かなりの人出で、チャリを曳いて商店街を歩く。


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飲食店だけでなく、惣菜屋、商店、激安スーパーなどが立ち並び、
歩きながら眺めるだけでも楽しい。


そそられる食事処が多々あり、
商店街を行ったり来たりした末、
選んだのが山傳丸(やまでんまる)砂町銀座店。


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チェーン店ではあるが、千葉がメインで都内は赤坂店のみだし、
この日は結構暑くて、刺身が食べたかった。


そして、何よりも最大の決め手は、
入口に掲げられたランチタイム(11:00〜15:00)禁煙と書かれた貼紙。


時刻は14時。
1時間あれば十分でしょう。


何丼だったかは忘れたが、これで900円ぐらいだったかな。


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悪くない。


丼ものを一杯食べれば、そこそこ腹一杯なのですが…。
この砂町銀座商店街は、食いしん坊には危険な領域。


総菜屋がどうしても目に入る。


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コロッケ、シューマイ、ハムカツ、トンカツ、えびカツ…。


我慢できん。


折角来たんだから…という「折角あるある」心理に負けて、
メンチカツを買ってしまった。


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いや〜、美味い!


衣サクサク、中身はジューシー。


メンチ最高!


ところで、メンチってなんだ?


語源を調べたら、由来をまとめたサイトがあった。


「由来メモ」


ミンチ(挽肉)が訛ったのかなと思っていたが、
諸説あるようだ。


しかし、この「由来メモ」サイト、
“ラッキーストライクの由来”や“断末魔の由来”、
更には卑猥なワードの由来が掲載されていて面白い。


さて話を砂町銀座商店街へ戻しましょう。


丼ものの寿司を食べ、メンチカツを食べたら腹一杯。
なんだけど…。


この商店街は、食の誘惑に満ちている。


近くの総菜屋さんにも、美味そうな揚げ物が並んでいる。


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椎茸肉詰め46円!
コロッケ38円!


どんだけぇ〜ってぐらい安い。


そして、折角来たんだから…ここでも「折角あるある」を発症。


砂町銀座商店街では毎月10日に「ばか値市」というセールイベントを実施。
この日は、まさに10日!


だから蓮根コロッケが48円に!


意図せずして、こんな日に訪れるとは!
これも何かの縁!


ということで、蓮根コロッケ購入!


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蓮根がガッツリその味を主張しておりました。
美味い!


メンチカツを買った「さかい」、
蓮根コロッケを買った「みどりのおかず」以外にも、
総菜屋が建ち並ぶ。


中でも「なかふじ」は衝撃。


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「ばか値市」価格で、焼鳥ももが50円!


ネギマ、つくねは「ばか値市」と関係なしで60円!


地元の吉祥寺にある「いせや」の80円よりも安い。


流石に寿司、メンチカツ、蓮根コロッケを胃に流し込んだので、
焼鳥は我慢した。


そう我慢したのだ。


食べようと思えば食べられたのだが…。


それにしても味のある商店街だ。


味があると言えば、食べ物だけでなく建物も味がる。


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やっているんだかどうだかわからない「ヰゲタヤ商店」。


合鍵1本400円だと!!!


先日地元の東急吉祥寺店で合鍵を作ったが、900円ぐらいしたぞ。


さてさて、地元の吉祥寺の商店街といえば、サンロードなんだが、
ほぼチェーン店で埋め尽くされている。


小生がガキの頃からあって、いまも営業している店は、
西友、マクドナルドといったチェーン店の他、
古本屋の外口書店、ハンコ屋さんの金子印店、靴のダイワ吉祥寺1号店ぐらい?


爆音上映など異彩を放っていた映画館バウスシアターも、
今はラウンドワンになってしまった。


砂町銀座商店街も、恐らく変貌を遂げているのだろう。
しかしながら、昔ながらの人情味のある商店街であり続けているように見える。


大切にして欲しい。


そんな全長670mの砂町銀座商店街を突っ切り、丸八通りに至る。


変わった名前の幹線道路だ。
小名木川の傍にあった丸八というお香屋さんが、その名の由来らしい。


丸八通りを南に走り、清洲橋通りを越えると仙台堀川公園緑道。


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なんとここでチャリのサドルが抜けた。


幸い『プロジェクトA』のジャッキー・チェンみたいに、
サドルを指す穴にケツの穴を突っ込む事態にはならなかったが、
それでも驚いた。


かなりきつくサドルを〆たんだけど、
この後2回もサドルが抜けた。


仙台堀川公園緑道から明治通りに出て南下。


この日は越中島貨物線と縁があったので、
新砂1丁目交差点から踏み切りへ。


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ここは以前も訪問している。


「辰巳起点散策6 東陽町」


光景はあまり変わらない。


変わって欲しくない。


この後、新木場駅へ行き、チャリを返却して散策完了。


線路、鉄道橋、商店街の魅力と時代の移り変わりを感じる散策だった。


とても有意義でした。




※参考記事:
「辰巳起点散策 PART1 新木場」
「辰巳起点散策 PART2 於岩稲荷田宮神社」
「辰巳起点散策 PART3 鐵砲洲稲荷神社」


「辰巳起点散策2 PART1 富賀岡八幡宮」
「辰巳起点散策2 PART2 木材・合板博物館」
「辰巳起点散策2 PART3 辰巳桜橋」


「辰巳起点散策3 PART1 枝川」
「辰巳起点散策3 PART2 越中島貨物線廃線」
「辰巳起点散策3 PART3 荒川河口橋〜葛西臨海公園」


「辰巳起点散策4 夢の島公園」


「辰巳起点散策5 PART1 八幡橋」
「辰巳起点散策5 PART2 富岡八幡宮」
「辰巳起点散策5 PART3 深川不動尊」


「辰巳起点散策6 東陽町」


「辰巳起点散策7 都営辰巳一丁目アパート」


辰巳起点散策8 門前仲町


辰巳起点散策9 妙見島


辰巳起点散策10 洲崎神社〜木場公園

▼最新記事2017年11月29日up!

銀座路地 PART2 豊岩稲荷と路地の消滅

『東京「裏路地」ブラ歩き』(著:岡本哲志 ※以降「裏路地本」)。


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たまたまブックオフで手にして購入した本書で紹介されていた銀座の路地、
“ティファニー横の路地から奥野ビル”を逆から巡った日の昼休み。


これまでベジマイトデスソースといった過激な食品の存在を教えてくれた同僚のワカと
昼飯を食いに行くことになった。


オフィスのある銀座・有楽町界隈は飲食店の宝庫。
ランチを提供してくれる店はいくつもある。


にも関わらず、これといった店がなく選択肢が限られ、
いつも「何処へ行く?」となる。


で、結局、よく行く中華、パスタ、カレー、
蕎麦、韓国料理の店を日替わりで利用することになる。


この日は天気も良いし、
ランチの時間を削るほど特急で処理しないといけない仕事がなかったので、
少し遠出ランチをワカに提案。


その店は「裏路地本」に載っていた銀座初のとんかつ店梅林。


昭和2年(1927年)創業の老舗。
しかも銀座。


どんだけ高いんだろうと思ったら、
カツ丼、カツライス、メンチカツライスなど1000円のメニューがあった。


ワカも「カツいいですねぇ〜」と賛同してくれたので、
行ってみたんだが…満員。


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じゃぁ、同じく「路地裏本」に載っていた釜飯にしようと梅林を後にした直後、
交詢ビルに面した近くの雑居ビルのランチの看板が気になった。


天ぷら定食 1000円。


吸い込まれるようにエレベーターに乗り込む。


エレベーターの案内を見ると、
銀座の高級クラブがひしめくビルだった。


目的の店が入店している階でエレベーターが停まり、
扉が開くと和服姿の女性が「いらっしゃいませ」とお出迎え。


ランチなのに…。
驚いた。


その女性に導かれて入店し、天ぷら定食を注文。


数分後、運ばれてきたのがコチラ。


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海老、鯵、イカ、ししとう、カボチャ、茄子…
天ぷらだけでかなりの品なうえ、小鉢とおしんこも付いてくる。
ご飯、みそ汁おかわりOK!
ボリューム満点!


そして、何よりも天ぷらがスーパー美味い!!
揚げたてで衣はサクサク。


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厨房の料理人さんたちは、これぞ職人という精悍さなんだけど、
「味はどうですか?」「また来てくださいね」と気さくに話してくれる。


フロア担当の方々も見事な接客。


料理人さんに聞いたら、最近ランチを始めたらしい。
日替わりランチがあるので、毎日来ても昨日とは違う美味しいご飯が食べられる。


また来たいと思わせる店って、実はそんなにない。


この店はパーフェクトでした。
衝撃だった。


ワカも満足だったようだ。


美味しいご飯を食べた後は、消化しましょう。


「裏路地本」によると梅林の横から、
銀座屈指の路地があるらしいので、
ワカと行ってみることに。


梅林の左横の路地。


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「これ、行っても良いんですか?」と、
ワカが不安になるのも解るぐらい怪しい。


奥に行けば行くほど、その怪しさは倍増。


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そこは平成ではなく、昭和の風情。


この扉の中には何が入っているの?


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先陣を切ってワカが路地を突き進むと、
突如自動ドアが出現。


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まさかこんなところに自動ドアが現れると思っていなかったワカは、
「なんですか!これは!」とセオリー通りの反応を示していた。


状況的に、
「この先私道のため通り抜けできません」
「関係者以外立入禁止」
な感じだが…


「通り抜けできます」という心温まるワードが掲示されていた。


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路地の存在意義を理解しているであろう、
ビルのオーナーの粋な計らいなのでしょう。


自動ドアを抜けるとカフェの店内を横断。


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なんとも不思議な感覚。


カフェを抜けるとまた自動ドア。


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路地がお店を貫いている。


「裏路地本」にも書かれてたが、
路地ありきで、カフェが建てられたのは明らか。


綺麗な自動ドアの先の光景。


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自動ドアが透明でないところに、
開けた時のギャップを楽しんでもらいたいという思惑を感じる。


電線ひしめく路地を歩いて行くと、
右側にお稲荷さんが現れる。


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「裏路地本」を読んでいたので、
ここにお稲荷さんがあるという事前情報は得ていたが、
なにも知らないワカは、「こんなところに!!」と驚いていた。


このお稲荷さんは豊岩稲荷神社。


最新は稲荷大神(宇気母智神)。
江戸初期から火事を防ぐ神、縁結びの神として信仰を集めたようだが、
宇気母智神を調べると、食物の神様で別名が保食神(うけもちのかみ)。


火事も縁も関係ない。


日本は多神教。
地域ごとに信仰が異なるので、一定の枠に収まらない。
それもまた日本の神道の魅力でもある。


豊岩稲荷をネットで検索すると御朱印が出てくる。
毎年11月の頭に「AUTUMN GINZA」というイベントがあり、
その中で銀座八丁神社めぐりというスタンプラリーが開催されている。


豊岩稲荷のほか、銀座にある11社をめぐって、
各神社の御朱印スタンプを押していくというもの。


「こんなのあるよ!」と、
御朱印収集家のナレーター佐藤アサトにLINEで知らせたら、
「もうコンプ済み」との返答が。


流石です。


豊岩稲荷沿いの路地からも表通りに出られるが、
路地を長く歩くべく、資生堂パーラーの方へ向かう。


こちらが出口(入口)。


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どれだけの人が、
この豊岩稲荷神社の案内碑に反応するのか解りませんが、
上の写真だけ見ると「どこに神社?」ですよね。


そろそろ昼休み終了時刻。


会社に戻る途中の交詢ビル。


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目の前の通りが交詢通りと命名されていることから、
歴史あるビルであることが窺い知れる。


交詢ビルを所有する交詢社は、
明治時代に福沢諭吉の提唱によって結成された日本初の会員制社交クラブ。


交詢ビルはそのクラブの本拠地。
関東大震災で被災した後、昭和4年(1929年)に建てらたが、
2004年に建替えられた。


上の写真の中心部分は、以前のビルの一部を再利用している。
(歴史的建築物の正面部分を保存する方法をファザード保存というらしい)


交詢ビル5階に入店している中華料理店・赤坂璃宮で、
2年前、ランチ会食をした。
とてもお上品でした。


さて、「裏路地本」では、豊岩稲荷神社沿いの路地出口から近い、
別の路地もセットで紹介していた。


後日、行ってみたんだが、
「路地裏本」に掲載されていた写真となんだが景色が異なる。


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路地の左側は、鉄板で囲われている。


もしかして再開発!?


後で「路地裏本」に載っている写真を確認してみたら、
鉄板で覆われたところに飲食店が軒を連ねていた。


路地の入口にあった台湾屋台料理屋・来来
ここには十年ぐらい前に、亡父と一緒に来たことがあった。


路地の奥も「路地裏本」の写真を見ると、
小さい店がごちゃごちゃとひしめいていたが、
ビルがドンッ!と建っていて、さっぱりしてしまった。


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左側の茶色とクリーム色のツートンカラーのビルのところに、
店が沢山あったのだが…。


銀座の路地、消滅の危機か!?




【関連記事】
「銀座路地 PART1 ティファニー本店と英國屋の間」

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。

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