▼最新記事2017年03月02日up!

上田

2016年12月某日、所用があり長野県上田市へ行くことに。


長野県に行くのは、かれこれ10年ぶり。
軽井沢にある親戚の別荘へ遊びに行った以来。
上田市に至っては、初訪問。


これまた初となる北陸新幹線に乗って、上田市へと向かう。


時刻は朝の6時50分。


朝食は、駅弁の鳥めし。


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いつもは地方ならではの特産物を取り入れた駅弁を選ぶんだけど、
ややマンネリ化してきたので、
少し趣向を変えて、ごく普通の弁当をチョイス。


鶏そぼろ、鶏照焼、蓮根入りの鶏つくねを盛り込んだ鶏づくし弁当。


朝からヘヴィな感じですが、
意外とあっさりとしておりました。


駅弁で腹を満たした後は、上田駅までひたすら音楽鑑賞。


この日の旅のお供はマノウォー。


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「The Triumph of Steel」は前から持っていたが、
それ以外のアルバムは、DISC UNIONでアホみたいに安く売っていたので、
まとめて大量購入した。


途中、車窓からは、霊峰・富士山がくっきりと見えた。


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富士山を見ながら聴くマノウォーは、最高です。


特に「Sign of The Hammer」収録の“Mountains”はマッチする。


約40分後、高崎駅に停車。


少し遠くに高崎白衣大観音が見えた。


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高崎観音は、その存在こそ知ってはいたが、
きちんとした知識は持っていなかった。


調べたら高野山真言宗の慈眼院の境内にある観音様。


やっぱりデカイ仏像=真言宗。


8時半、上田駅に到着。


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所用まで少し時間がある。
折角なんで、大河ドラマ「真田丸」で話題の上田城跡公園へ行ってみることに。


駅から歩くこと10分足らずで到着。


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二の丸橋からの一枚。


「真田丸」の影響で連日大混雑と聞いていたが、
朝早目だからか、あまり観光客はいなかった。


二の丸東虎口から入って、
すぐ左手に信州上田「真田丸」大河ドラマ館があったが、
時間はないし、実は「真田丸」見てないしでスルー。


大河ドラマは、これまで1つも見たことがないのであります。


開店準備中の屋台から漂う
ご当地グルメの美味そうな香りを嗅ぎながら直進すると、
上田城の象徴ともいえる本丸南櫓(左)、東虎口櫓門(中央)、北櫓(右)。


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上田城は、安土桃山時代の天正11年(1583年)に、
「真田丸」の主人公・真田幸村の父である真田昌幸が築城。


真田軍と徳川軍による2度の合戦の舞台となっている。


2回とも巧みな戦術により真田軍が勝利を収めているが、
関ヶ原の戦いで、真田昌幸がついた西軍破れたため、徳川軍によって破却。


後に領主となった仙石忠政によって一部再建されるも、
次の松平氏の代で幕末を迎える。


明治8年、民間に払い下げられて廃城。


櫓の一部は別の場所へ移築され、女郎屋として使われた。


明治12年、商人・丸山平八郎がこの付近の土地を購入。
現在の上田城跡公園への礎となった。


遊郭となった南北櫓は、昭和24年(1949年)に、
東虎口櫓門は、平成4年(1992年)に再建された。


かなり端折りましたが、上田城の歴史は以下のサイトに詳しいので、
ご興味がある方は、閲覧してみてください。


「上田城 城下町絵図アーカイブ」


本丸南櫓の屋根には、
真田家の家紋“六文銭(ろくもんせん)”幟がはためく。


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六文とは三途の川の渡り賃。


幟に六文銭が描かれているのは、
武士としていつ死んでも、六文を持っているから、
無事に三途の川を渡れるよという意味らしい。


東虎口櫓門の右手には、真田石。


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城主は城の正門の石垣に巨石を用い、
その大きさで権威を示したという。


現在の真田石は、仙石忠政時代のもの。


東虎口櫓門をくぐるといきなり鳥居。


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これまであまり城を訪れたことがなく、
城内に神社があるのかと少し驚いた。


鳥居の右側に「ポケモントレーナーの皆さんへ」という、
マナー啓発の注意書きが置かれていた。


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“安全面には十分注意いただき、
 立ち入り禁止区域には入らないでください。”


この頃、既に「ポケモンGO」は廃れていたので、
プレイしている人はいなかったけど、
ピーク時はマナー違反者が横行していたのでしょう。


さて、この神社は眞田神社という。


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主神は、真田昌幸と幸村。
祭神は、仙石・松平の歴代藩主。


神社は複数の神を祀っていることが多く、
祀られている神を祭神、
祭神の中でも中心的な神が主神となる。


ふと、武蔵野八幡宮の主神と祭神が何であるかが気になった。


地元なのに知らない。


調べた。


誉田別尊
比賣大神
大帯比賣命


うーん、少し勉強が必要そうだ。


話を上田城へ戻そう。


眞田神社の境内に置かれていた兜のオブジェ。


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角は鹿でしょうか?


お神輿なのかも。


同じく境内にあった御神木眞田杉。


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樹齢450年。
築城当時の杉。


老木のため、台風などで倒れる恐れがあり伐採された。


上田城跡公園の全体を把握したく、
眞田神社の境内を出て、公園の奥の方へ行ってみることにしたんだが、
公園のパンフレットを持っておらず、当てずっぽうで行動したため、
時間が無いのに、相当要領の悪い散策になってしまった…。


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まず一旦、鳥居まで戻ると、
係の人が、南北櫓の内部を見学することが可能であることを教えてくれた。


但し、有料。


無料である公園内の散策を優先したく、とりあえず後回しにして、
眞田神社を左手に見ながら進み、西櫓を見上げる。


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西櫓も見学可能なようなので、
時間に余裕があったら見てみよう。


そのまま公園の奥へと歩を進めると花木園があり、
一角に石碑が立っていた。


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成田喜太郎先生彰徳碑。


少し通路から離れた丘の中腹にあり、
やや近寄りがたい。


誰だかわからないけど、
後でネットで調べればいいやって、
写真だけ撮影。


しかし、ネットで検索しても、
成田喜太郎が何者であるかを説明するサイトはなかった。


成田喜太郎の碑の近く、小泉橋からは二の丸堀跡が見える。


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本丸の周りにも堀があるので、
上田城は二重の堀に守られていたってことか。


道なりに進むと、胸像登場。


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羽田武嗣郎(はたぶしろう)先生之像。


成田喜太郎とは異なり、こちらはヒット。


長野県出身の政治家でした。


羽田氏の像の右奥には、上田招魂社。


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戊辰戦争から日清・日露、
大東亜戦争(あえてこう書く)の戦没者の英霊を祀っている。


拝殿の手前には、
「凍傷者 カァヤン・カァヤンと 呼びて逝く」
という俳句が刻まれた石碑が。


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俳句なのか?季語は凍傷者?


上田市出身の俳人で、シベリア拘留体験者の板垣峰水による一句。


なんと板垣峰水さんはまだご健在で、
新聞の折込情報誌「週刊長野」のWeb版に、
板垣峰水さんへ取材した記事がアップされていた。


境内でもうひとつ気になるものが。


傾いた献燈。


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「上小傷痍軍人團」という文字が読める。


傷痍軍人が奉納したのだろうか?
何故、傾いているのか…。


本丸の堀に沿って進むと、何やら案内板が。


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本丸土塁の隅欠(すみおとし)。


隅欠ってなんだ?


土塁の北東(丑と寅)の隅を切り込み、
「鬼門よけ」としたもので、
上田城の大きな特徴の一つだという。


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堀沿いに歩くと、東虎口櫓門と南北櫓が見えてくる。


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これで一周。


時計を確認するとまだ所用まで時間があるので、
再び東虎口櫓門を抜けて、城内へ。


眞田神社の拝殿の左奥へ突き進むと、真田井戸。


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抜け穴的な役割を果たしたと言われている。


解説板によると、敵に包囲されてもこの抜け穴を利用して、
兵糧を運び込んだり、城兵が出入りしたようだが、
一歩間違えれば敵の侵入経路にも成り得る。


諸刃だなと思ったが、狭い通路を敵の大群は通れないか…。


井戸の中を覗くと、雑草に覆われておりました。


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井戸のすぐ傍にある西櫓が見学可能だったが、
南北西櫓の内部の入場券を買っていなかったので後回し。


一旦、来た道を戻り、上田城跡公園の中心である本丸跡へ。


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何もない広場。


上田城は天守閣があったのかどうかも不明。
それもまた歴史ロマン。


本丸跡から西櫓の脇にある急階段。


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この階段の先は駐車場。


今回の上田行が決まった際に、
本屋で「ブラタモリ2 東京駅 富士山 真田丸スペシャル」を手に取った。


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購入するか散々迷ったんだが、
東京駅はともかく、富士山なんて行かないし、
価格が1,512円(税込)と高額だしで、結局買わず立ち読み。


この本によると上田城跡公園内に鉄道遺産があり、
駐車場の方面だと書いてあった。


鉄道遺産好きとしては、見ておきたいので、
階段を下りたんだが、まぁ、急でした。


駐車場一帯は、かつては尼ヶ淵というお堀だった。


最近、毎朝出勤時に皇居を歩いている。
お堀は最高の防衛施設だなって思う。


上田城も然り。


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この高低差。
しかも水が張られていて、上には櫓。


お堀を泳いで渡っても、櫓から攻撃されるし、
渡ったところで、崖を登らなくてはならない。


そもそも鎧を身に纏って、お堀を泳ぐことなんて出来ない。


しかもこの尼ヶ淵は、江戸時代、千曲川の分流、
つまり天然の川だったという。


ってことは、“流れ”があったってことだ。


堅守な城であったことが伺われるが、
一方で川を利用した堀だった故の悩みもあったようだ。


千曲川が増水した際に、
川の水が崖を削ってしまうため、
歴代城主はその対応に追われたという。


水害は江戸時代に限らず、平成の時代でも上田城を襲う。


南櫓下の中段石垣は、近年、長雨により一部ば崩落したため、
修復工事が施されている。


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石垣沿いに歩き続けると、お目当ての鉄道遺構、
昭和3年(1928年)開通、昭和47年(1972年)廃線となった
真田傍陽線(さなだそえひせん)の公園前駅のプラットホーム。


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よく見ると二の丸橋のアーチの側面に、
電線を通すための器具“がいし”が確認できる。


上田城跡公園以外にも、真田傍陽線の遺構は結構残っており、
コチラのサイトでは、路線跡を丹念に追っている。


このサイトの管理人さんもそうなんだろうけど、
なんで“廃線”に惹かれるのかなぁ。


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まだ少し時間があったので、
公園駅プラットホーム後の傍の階段を上り、三度、南北櫓へ。


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チケットを購入し、南櫓の内部を見学。


まずは真田幸村の鎧兜(鉄二枚胴具足)がお出迎え。


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真田幸村といえば、赤い甲冑だが、
テレビ朝日の「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」によると元々は黒。
(この番組の復活を熱望)


赤になったのは大阪冬の陣。
目立つ赤にしたのは、玉砕覚悟の決意だったという。


櫓なので、矢を射るための穴、矢狭間(やざま)がある。


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弓矢だけでなく、鉄砲の狭間も。


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狭間の上には、監視のための窓、武者窓。


ここから真田軍の兵士が徳川軍を監視し、
矢を射り、銃弾を放った。


南櫓だけでなく、北櫓も見学でき、
これ以外にも展示物はあったんだけど、
一番興味をそそられたのが、昔の上田城の写真。


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昭和初期。


唯一ある櫓は西櫓?


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昭和19年の写真。


昭和24年(1949年)に南北櫓が復元されているので、
建築期間は5年以上ってことか。


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昭和39年(1964年)。


まだ、南櫓と北櫓の間を結ぶ東虎口櫓門はない。


サクっと南北櫓を切り上げて、西櫓へ。


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寛永3年(1626年)に建てられ、当時の部材が使用され、
外観もほぼそのままの姿とのこと。


武者窓からの光景。


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南北櫓に展示されていた写真を見るに、
駐車場一帯は田んぼだった。


街の発展を感じます。


南北櫓同様に、武者窓の下には矢狭間と鉄砲狭間。


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南北櫓の時も気になったんだけど、
鉄砲はともかく、こんなに低い位置で弓を弾けるのかな?


入口にいた係のおじさんに、
床の高さは当時のままなのか質問してみたけど、
わからないとの返答だった。


解説板には、下方の敵を狙いやすいように、
低い位置になっているとあった。


上から斜めに下に向かった射る感じだったのかな。


そして、そろそろタイムアップ。


「ブラタモリ2」で紹介されていた二の丸堀の水抜き用の石樋を見たかったが、
場所も良くわからなかったので、断念。


後ろ髪を惹かれながら、所用のため上田某所へ。


時は流れて数時間後、昼飯。


長野県といえば、蕎麦。


蕎麦食いたい。


上田に何度も来たことのある人が薦めてくれた、
「手打ちそば刀屋」へ。


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大行列が出来るほどの人気店だが、
幸いあまり並んでおらず、ものの数分で店内に案内された。


いろんな蕎麦があるが、名物は真田そばとのことで、
迷わずオーダー。


暫くすると蕎麦の前に、なめこと鰹節入り味噌と出汁と薬味が運ばれてきた。


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出汁で味噌を溶かす。


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薬味にはわさび、ネギともう一品。


大根おろしのようだが、
謎だったので店員さんに聞いたら、
上田みどり大根という返答。


後に調べたらば、超高額大根だった。


なんと一本1,250円。


そんな大根見たことない!


さらに期間限定で、入手困難。


こんな大根聞いたことない!


11月頃が旬らしく、タイミングが良かった。


そして、運ばれ来た真田そば。


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ツルッとしたコシはない。
モサッとした噛み応え。


喉越しなんだけど、とても美味しい。


この店でしか味わえない。


ボリュームも満点。


後から来店したお客さんに、
店員のおばさんが、
「この店初めて?初めての方には大盛りはお断りしているの」
と言っているのが耳に入った。


確かに凄い量だった。


1,050円で、この味、量だったら満足。


蕎麦の後は、所用の場所までブラブラと歩いて戻る。


途中にあった風俗店。


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「となりのお姉さん」


階段の先は闇…。


某所へ戻り、午後の所用を済ませた。
時刻は18時。


東京に帰るのには、まだ早い。


折角、上田に来たのだから、上田の店で夕飯を食べたい。


上田駅の近くにあった居酒屋「ここから」へ入店。


適当に入った店だったけど、大当たり。


上田では串物にニンニクダレをかけて食べる習慣があると聞いていた。


店の店員さんに聞くと、その通りとのことで、
串物をオーダー。


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美味いねぇ。


上田近辺の酒蔵を応援しており、地酒が豊富。


沢山いただいちゃいました。


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日本酒は銘柄によって味が違う訳ですが、
それもそのはず、比べてみると色が違う。


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入店した時はお客さんはいなかったが、
次々と来店者がいて、すぐに満員。


ザッツ居酒屋な風情だけど、
女性のお客さんがとても多かった(しかも美人率高目)。


店員さんも気さくだし、料理と酒も美味いしで、
是非機会があったらまた訪問したいと思った。


そろそろ帰りの新幹線の時間。
お会計をして上田駅へ。


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「真田丸」人気で北陸新幹線は込むと聞いていたが、
ガラガラだった。


散々飲んだけど、帰りの新幹線の楽しみは、
やはり酒。


この日訪れたのは信州だけど、新潟のエチゴビール。


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じゃがりこをツマミにして頂きました。


BGMは、往路と同じく、マノウォー!


さて、酒と言えば、自分自身へのお土産もお酒。


長野県の南部、飯田市の酒蔵・喜久水の銀泉 辛口。


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日本酒度+4.0なので、程よい辛口。


アテは地元のスーパー・アコレにて、半額で購入した刺身。


更に自分自身へのお土産・その2。


折角、上田市に来たのだから上田の地酒を飲みたい!


そんな欲求を満たしてくれる地酒セットを購入。


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左から順番に。


沓掛(くつかけ)酒造福無量
創業300年の老舗。


信州銘醸の明峰 喜久盛(きくざかり)
全国新酒鑑評会で何度も金賞受賞。


岡崎酒造の信州亀齢(きれい)。
日本に25人ぐらいしかいない女性杜氏がいる。
しかも銘柄に負けない美人さん。


和田龍酒造リュウカップ
なんとこのラベルのデザインをしたのは、
吉祥寺にオフィスを構えるJAP工房スタッフ


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若林醸造月吉野
酒米トップ6の美山錦を使用


飲み比べてみました、やはりそれぞれ違う風味だった。


普段、糖質が高いのであまり日本酒は飲まないけど、
やっぱり日本酒は奥深い。


そして、上田といえばのニンニクダレ。
秘伝 番長の美味だれ。


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肉は地元の西友で買ったオージービーフのステーキ。


本来、焼き鳥に使うタレなんだけど、
焼肉、ステーキ、ハンバーグ、野菜等、なんでもOK。


スペシャルプレートを作ってみた。


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目玉焼き、人参、ハンバーグ、ガーリックトースト、
オージービーフのステーキ、玉ねぎ。


激ウマ。


銀座にある長野のアンテナショップ、
銀座NAGANOにこの手のタレ売っていたかなぁ…。


大河ドラマの舞台になる城もあるし、
蕎麦は美味いし、焼き鳥も美味いし、酒も美味い。


上田、良いですねぇ。

▼最新記事2017年02月08日up!

「無貌の神」(恒川光太郎)

2017年1月28日に中学時代の同級生の恒川光太郎が、
新作「無貌の神」を出版した。


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前作「ヘブンメイカー スタープレイヤーII」から約1年ぶりの新著。
しかも「私はフーイー」(2012年)以来となるダークファンジー短編集。


恒川光太郎が最も得意とし、
またファンが一番待ち望んでいるであろうジャンルなので、
まさに待望の一冊とったところか。


収録作品は全て怪談専門誌「幽」に掲載された作品なので、
中には全部既読という熱心なファンがいるかもしれない。


【収録作品】
「無貌の神」
「青天狗の乱」
「死神と旅する女」
「十二月の悪魔」
「廃墟団地の風人」
「カイムルとラートリー」


表題作「無貌の神」は、
冒頭から「あぁ、恒川光太郎といえばこれだよねぇ」というテイストで、
掴みはOK。


現世界と繋がっているようだけれど、
異世界という恒川ワールド炸裂。


なんとなく今の日本の閉塞感を現した作品のような気がした。


「青天狗の乱」は、幕末のお話。


数ページ読むとタイトルからなんとなく話の展開が読める。


実際にその通りだったんだが、
「そういう視点もあるのか!?」という仮説が用意されており、
してやられて感が否めません。


「死神と旅する女」はかなり独創的で行先不明な作品。
このような物語を考え付くのが凄い。


完全なる空想の世界なのに、リアリティがある。


個人的には収録作品のなかで、一番秀逸で驚きに満ちていた。


「十二月の悪魔」は、SF色が強いかな。


あなたたちは管理されてました的な映画、
『華氏451』、『未来世紀ブラジル』、『マトリックス』などを思い出した。





「廃墟団地の風人」は、異色の友情物語。


ファンタジーは、ルール無用の何でもありをやろうと思えば出来るが、
ちゃんと整合性が取れているのが、恒川光太郎作品の魅力。


それから恒川光太郎は、「竜が最後に帰る場所」収録の「迷走のオルネラ」や、
先の「死神と旅する女」、そして、本作など、
(家庭内)暴力の要素を入れる作品が、ちょいちょいある。


以前、ノンフィクション「消された一家 北九州・連続監禁殺人事件」(著:豊田正義)を
恒川光太郎に薦めたところ、「読まなきゃよかった」と言っていた。


暴力が作品のテーマの一部となるのは、弱者への暴力に対する嫌悪感の現れか。


SNSの発達や社会そのものの成熟によって、
昔よりも家庭内暴力が露見し易くなっているのかもしれないが、
以前に比べてその手の事件が多くなっているような気がしてならない。


そんな日本の現状を憂いているのかもしれない。


で、ここまで書いて、「無貌の顔」に収録されている作品の共通点が、
“暴力”や“支配”に対する“怒り”、“抵抗”であることに気が付いた。


ラストを飾る獣が主人公の「カイムルとラートリー」もそうだ。


そんなこと筆者はまるで意識していないかもしれないけど…。


短編集はアルバムみたいなところがある。
ファストソングもあれば、ミドルテンポの曲もあればバラードもある。


名盤と言われるアルバムは、
それぞれタイプの違う曲が収められてはいるが、
全体を通して統一感がある。


「無貌の神」は、作品ごとの舞台や時代、タイプが異なる。
しかも、執筆された時期も違う。


にも関わらず、読了後に受ける印象は、長編小説を読んだかのよう。


ごくごく限られた一部の人にしかわからない表現ですが、
恒川光太郎の約4年ぶりの短編集は、ZENOの「ZenologyI、II」的な名盤でした。



未発表曲集なのに、超名盤!

▼最新記事2017年02月06日up!

Guns N' Roses 2017年1月28日(土)さいたまスーパーアリーナ ライブレポート

2017年1月28日(土)、さいたまスーパーアリーナで開催された
Guns N' Rosesのライブへ行ってきました。


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先に行われた福岡や横浜公演では、
グッズを買い求めるファンが長蛇の列を作ったとか、
10万単位でTシャツを買い占める輩がいたとか、
物販でもビッグネームぶりを発揮。


この日も朝から1000人の列が出来たらしいんだけど、
私はあまり物販に興味がないので、
16時に一緒に見に行く大学時代のバンド仲間Wと駅の改札で待ち合わせし、
そのまま居酒屋へ直行。


横浜公演を見に行ったメタラー友達のN博士の情報によると
前座(この日はMAN WITH A MISSON)は30分、
30分ぐらいのセット交換の後、ガンズが登場。
ガンズの演奏は2時間半ぐらいとのこと。


18時からMAN WITH A MISSIONで、
仮に19時からガンズが演奏を始めたとしたら、
終わるのは21時半。


しかし、何をしでかすかわからないのが、ガンズである。
終わり時間が見えない。


Wと会うのは、一緒に行ったモトリー・クルーの来日公演以来。


終わった後、ゆっくりと飯を食いながら話す時間がない可能性がある。
だったら始まる前に近況を報告し合おうということになったのだ。


後から別グループで参戦するゴッチが合流。


話が盛り上がっちゃって、気が付いたら17時50分。


MAN WITH A MISSIONのファンではないから、
別に見なくてもいいんだけど、
なかなか日本のロックバンドの生演奏を見る機会はないので、
慌てて会場へ向かった。


ゴッチと別れて場内に入ると、
すでにMAN WITH A MISSIONが始まっていた。


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巨大モニターもなく、遠くで演奏している感じ…。
後からチケット取ったゴッチの方が、ステージに近いてどういうこと!?


MAN WITH A MISSIONの前座が決まってから、
YouTubeで彼らのPVを見た。


あまりガンズとの親和性を感じることが出来なかったんだけど、
MAN WITH A MISSIONのボーカルが、
MCで「死ぬほどガンズを聴いてきた」と語っていた。


同じステージに立てて、さぞ嬉しいことでしょう。


MAN WITH A MISSIONは、35分ぐらいで終了。


トイレに行くと、長い列が形成されていた。


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キャパに対して便器の台数が少な過ぎる。


トイレは他にもあったが、喫煙所が近くヤニ臭くて、
嫌煙家には近づくのは無理でした。


用を足し、始まっちゃうかもと駆け足で席に戻るも、
始まる気配はない。


場内はずっとデヴィッド・ボウイの曲流れていた。
横浜はディープ・パープルだったらしい。


MAN WITH A MISSIONの後、30分が経過。
デヴィッド・ボウイの曲が終わる度に歓声が沸くが、
ガンズは出てこない。


35分、40分、45分と時間が経過。


待つのもガンズのライブの一部だということは理解しているが、
実際に経験するとなかなか辛いね…。


だったらMAN WITH A MISSIONにもう少し演奏時間あげたら?って。


待つこと50分。
ようやくステージ後方の巨大モニターに映し出された、
ガンズのロゴに描かれているピストルが、銃声を轟かせ、
ガンズのライブの始まりを告げた。


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その瞬間、観客は「うぉぉぉぉ」とどよめく。


コミカルな「Looney Tunes」、
デンゼル・ワシントン主演「イコライザー」のスコアに続いて、
「トォーキョォー!!○×△back suprestars Guns 'n' Roses!!!」
という掛け声とともにメンバーが現れ、1曲目「It's So Easy」が始まった。


この時の場内の熱気は一生忘れない。


アクセル・ローズ、スラッシュ、ダフ・マッケイガンが、
同じステージに立っている!


袂を分かち、一時期はスラッシュとダフが、
アクセルを相手取り訴訟を起こすなど、
その関係は最悪で、もう二度とこの3人が、
同じ鞘に収まることはないと思っていた。


イジー・ストラドリン、スティーブン・アドラー、
もしくは、ギルビー・クラーク、マット・ソーラムの姿はないが、
目の前に、アクセル、スラッシュ、ダフの3人が揃って、
「It's So Easy」を演奏している。


背中に電流が走った。


夢のようだ。


さいたまスーパーアリーナに集まった多くの人たちが、
同じ感情を抱いていたのではないだろうか?


曲の間も声援は止むことがなかった。


アクセルは、ところどころフェイクで誤魔化してはいるが、
声の出は、まずまずという感じ。


お世辞にも成功したとは言えない整形のせいで、顔が引きつっちゃっているが、
かつてあった危険なオーラを未だに放っている。


スラッシュは、とんでもない存在感で、
もうレスポールを持って立っているだけでかっこいい。


ダフは、80年代、90年代よりもむしろ痩せて、なんだかデヴィッド・ボウイのよう。
かつてダフは、ボウイの曲をカバーしているし、
この公演の開演前のBGMがボウイだったのは、ダフの意向なのかもしれない。


間髪入れずに「Mr. Brownstone」。


名盤のデビュー作「Appetite for Destruction」からの二連発。


たまりません。


後方の大型モニターに映し出されたダフのベースには、
プリンスのロゴマークが貼られていた。


3曲目は、「Chinese Democracy」。





スラッシュは、赤いB.C. Rich Mockingbirdに持ち替えていた。


スラッシュ、ダフ不参加のアルバムのタイトル曲。
一応、持ってはいるけど、全く聴かない。


ライブの前であっても通して聴く気にもなれず、
N博士にこのアルバムからやる曲だけ、
予め教えてもらい、その曲だけ何度も聴いた。


「Chinese Democracy」発売当初、
このタイトル曲を聴いた瞬間に、ガッカリした記憶があるが、
不思議なもので、聴き続けると耳に馴染んできて、
今ではいい曲だなと思える。


でも「It's So Easy」、「Mr. Brownstone」の盛り上がりには遠く及ばなかった。


その辺の流れをバンド側が理解しているのか、
お次は「Welcome to the Jungle」。



衝撃のビデオクリップ


トレードマークのレスポールを再び手にしたスラッシュが、
イントロのギターリフのフレーズにベートヴェンの「運命」を入れながら、
勿体ぶって弾く。


アクセルの雄叫びを合図に、雪崩のように曲に突入していく。


いやー、最高にかっこいい。
メチャクチャかっこいい。
頭から足の先っぽまで、かっこいい。


全身鳥肌。


特にスラッシュ最高。


続く「Double Talkin' Jive」でもスラッシュは大活躍。


アクセルのモーターヘッドのレミーのような濁声を交えながら歌うパートの後は、
スラッシュがスパニッシュ的なフレーズを取り入れながら弾き倒す。


再び「Chinese Democracy」から「Better」。





先程の「Chinese Democracy」もそうだけど、
この「Better」もアクセルの声は、これまでの曲より出ていた。


(アクセルとやっているに違いない)ちょっとイカレタ風貌のキーボードのオネーちゃん、
メリッサ・リーズが、演奏とコーラスでかなり目立っていた。




確か、この曲もスラッシュは、レスポールではなくBC Richだったはず。


お次は「Use Your Illusion II」収録の大作「Estranged」。





起伏の激しい曲で、アクセルの感情のこもった歌と、
終始鳴り響くスラッシュの泣きのギターが聴き所。


ピアノソロの後に入るアクセルの歌声が好き。


こういう静と動がある曲は、リズム隊が肝なんだけど、
ドラマーのフランク・フェラーは、個人的に好みのタイプ。


パワフルで振り上げるようにスティックを叩きつける。
豪快なんだけど、一方で抑えるべきところは抑える。


多分、上物陣(ボーカル、ギター、キーボード)は、
弾いていて気持ちいいんじゃないかなと。


お次も緩急激しい「Live and Let Die」。


さいたまスーパーアリーナは、炎系はNGだったっけ?
残念ながらパイロは無しだったけど、
無くてもこの曲はテンション上がります。


言わずもがな、ポール。マッカートニーのウィングスのカバー。
因みに、昨年の6月、ウィングスのギタリスト、ヘンリー・マカロックが亡くなっている。


ダフのベースイントロから、
ドラム、ギターが入ってきて、「Rocket Queen」。


1stアルバムのラストを飾る曲。


高校生の時は、歌詞の意味も知らずに聴いていたけど、
まぁ、卑猥な曲ですね。


ここではスラッシュが、トーキングモジュレーターを使用。


後半、中々の展開を見せる。
ガンズって、ストレートなロックバンドなイメージだけど、
曲の構成力が半端ない。


「Rocket Queen」終了後、
アクセルが「How you doing? Good be your here?」と問いかける。


初のMCかと思ったら、
ドラムがすかさずフィルイン。


そのドラムのイントロだけで、場内がざわめく「You Could Be Mine」。


この曲は感激。
『ターミネーター2』の主題歌だ。


一瞬にして高校生の時、同級生のTさんという女性と吉祥寺の映画館で、
『ターミネーター2』を見に行った日が、フラッシュバックする。





続いて、これまでリズム隊とコーラスに職人の如く徹していたダフが、
リードボーカルを取るダムドのカバー「New Rose」。


あまりパンクを聴かないんで、
正直あまりピンとこないんだけど、如何にもダフという感じの曲だ。


因みに、ダムドは、2015年にベーシストのブライン・メリックを癌で失っている。


パンクの後は、演歌の如き「This I Love」。





やはり「Chinese Democracy」の曲だと、
アクセルは声が出ている。


90年代からこのバンドを支えるディジー・リードが奏でるピアノの伴奏に合わせて、
アクセルが歌い上げる。


良い曲だ。


「Chinese Democracy」収録曲の次は、
誰もが知る曲を持ってくるはずだと踏んだら、案の上「Civil War」。


同期音源の“What we've got here is failure to communicate”が流れると、
どよめきが起きた。


展開の激しさでは「Estranged」以上?


静寂と激しさを歌い分けるアクセル、
わななくギターが印象的なスラッシュ。


贅沢な一曲。


ジミヘンのフレーズで幕を閉じたあと、
予想だにしないイントロが、ダフから奏でられた。


「Coma」!!!!


まさかやるとは思っていなかった!!!


大作「Civil War」の後に、10分以上の超大作をもってくる。


1曲毎の演奏時間の長さを度外視したライブの構成は、
70年代ハードロックのライブっぽい。


これぞ、ロック!


ガンズの演奏って粗削りな印象を受けるが、
このような大作群をきちんとやり切っちゃう。


続いてアクセルのメンバー紹介。


最後にコールされたスラッシュが、そのままソロタイム。


ギタリスト・スラッシュが、かっこよくて、素晴らしいってことは、
この日のこれまでの演奏で、嫌というほどわかったので、
別にソロはいらんかな。


最近、ライブにおけるソロタイムがあまり好きじゃない。


なんて思っていたら、
暴走族のアンセム「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を弾き出した。


そういえば、スラッシュのソロといえば、この曲だったってこと思い出す。


木村拓哉がSMAPのコンサートで、「ゴッドファーザー」をギターで弾いていたけど、
スラッシュの影響でしょう。


鳴きのフレーズを奏でまくってからの「Sweet Child O' Mine」。





ガンズ、いや、ロックにおいて、
印象に残るイントロの投票をやったら、絶対にベスト10入りだろうな。


エレキギターを手にしたことのある多くの人が、
このフレーズを一度はコピーしたことがあるのでは。


いや、この曲が弾きたくてギターを手にした人が多いのでは?


ワウを使ってのソロも印象的。


先日、アメリカのサイト「GUITAR WORLD」が選んだ、
「ワウペダルを使たのギターソロTOP25」を発表したんだが、
「Sweet Child O' Mine」は、堂々の第2位。


ギターソロが印象に残るのは、
簡単なようでとても難しいと思う。


ヘビー級の曲が続いたので、
一旦クールダウンで、EP「G N' R Lies」から「Used to Love Her」と、
「Appetite for Destruction」収録の「Out Ta Get Me」で中休み。


小粋な2曲のあと、
スラッシュともう一人のギタリストであるリチャード・フォータスが、
ピンク・フロイドの「Wish You Were Here」のインストを披露。


フォータスは、2002年にガンズに加入しているので、
ガンズ在籍期間は、スラッシュよりも長い。


でも、この日のファンは、カリスマ的な存在感を放つスラッシュを求めている。
そこを理解したうえでのフォータスの控え目な立ち振る舞いが、愛おしい。


ガンズがプログレのピンク・フロイドの曲をやるのは意外だが、
それこそ意外とはまってた。


「Wish You Were Here」を演奏している間、
いつの間にかステージには、グランドピアノとそこに座るアクセルが。


「Wish You Were Here」の後、
デレク・アンド・ザ・ドミノスの「Layla」のピアノパートが奏でられる。


デヴィッド・ボウイ、プリンス、ダムド、ピンク・フロイド(リチャード・ライト)、
デレク・&・ザ・ドミノス(デュアン・オールマン)…。


そういうことかと。


そして、そのままガンズの楽曲の中で1番好きな「November Rain」へ。



名ビデオクリップ


この日、この曲が演奏されることを心底楽しみにしていた。


アクセルがイントロをピアノで弾き始めた瞬間、
感傷に浸るスイッチが入った。


がっ、しかし、一人の若者によって台無しにされた。


私の席から一番近い通路の入口付近に立っていたニット帽を被った若い男性が、
突然大きな声で話し始めた。


彼は、十中八九、MAN WITH A MISSIONのファン。


その根拠は、マンウィズが演奏していた時、
彼が彼の指定の席でこぶしを振り上げ、
ノリノリになっている姿をこの目で見ていたから。


ガンズが始まった後、
自撮り棒を駆使して、自分を撮影していた。


きっとTwitterなどのSNSサイトで、
リアルタイム実況でもしていたのでしょう。


特に害もなかったので、気にもしていなかったが、
まさか「November Rain」で騒ぐとは…。


注意したかったが、いかんせん遠い。


嫌だなぁ〜と思っていたら、またスマフォに向かって大声で話す。


近くにいる人たちが、みんな彼の方を見る。


すると誰かが通報してくれたのか、
係の人が来てくれた。


係の人が注意するも、自撮りを続けたため、
ニット帽くんは、連行されていった。


害は駆除されたが、
「November Rain」への強い思いを妨げられたダメージはデカく、
気を取り戻すのが困難だった。


ニット帽。
ふざけるな。


それでもバンドの演奏は素晴らしかった。


特別テクニカルなことはやっていないのに、
心に突き刺さるギターフレーズを弾きまくるスラッシュ。


スラッシュ凄い。


この曲のラストに向かって突き進むバンドの“情”は、
聴き手の魂を強く揺さぶる。


そしてそろそろ本編の終盤へ。
「Knockin' on Heaven's Door」


ボブ・ディランのカバー。
コードは4つぐらいしか使っていなのに、名曲。



もはやこれもボブ・ディランによるカバーってぐらいオリジナルと異なる


激シンプルな曲、偉大なるディランの曲なのに、
このメンバーで奏でると、すっかりガンズ色。


スーアリの観客がサビの「天国の扉を叩く」を大合唱する。
スタンドからアリーナを見渡したが、
本当に、本当に、マジカルな瞬間だった。


本編のケツ前にこの曲を持ってきた理由も、
今日のライブの流れを考えるとわかるような気がする。


でも本編最後は持ち曲で終わらないとね!
「Nightrain」。


みんなこの曲が本編ラストだってわかっているから、
場内は興奮の坩堝。


ギターソロも分け合っているし、
バンドとして、最後に相応しい曲だと思う。


なぜかモニターには車が疾走する映像が映し出されていた。
この曲トレインですぜ。


演奏が終わり、一旦メンバーがステージを後にする。


時計を見るに既に開演から2時間20分。


午前中も用事があって立ちっ放しだったのもあり、
腰が痛くて椅子に座るも、
ものの30秒後にメンバーが戻ってきて、演奏を始めた。


こんなに早いアンコールは、未だかつてない。


多分、会場の使用時間の問題で、
主催者側からかなりの巻きが入ったのでしょう。


アンコールは、まずギターが、
レッド・ツッペリンの「I'm Gonna Leave You」のフレーズを短く弾いてからの、
「Don't Cry」。


リアルタイム世代は泣くべき曲なんだが、
アクセルが、変な猫の人形を付けたキャップで登場。


IMG_0818_RRr.JPG


この曲でこの帽子!?


場内爆笑。


照れるアクセル。


「カワイイ!」という黄色い声が飛ぶ。


なんかウケちゃって、
この曲を懐かしむとかはなかった。


ダフはモーターヘッドのレミーのTシャツに着替えていた。


お次は、THE WHOの「The Seeker」


スラッシュとダフが復帰した頃から、
頻繁に演奏されているようだ。


THE WHOもオリジナルメンバーが、
既に2名他界している。


そして、いよいよラストとなる「Paradise City」。


イントロのGのシラタマからのアルペジが奏でられた瞬間、
今日一番の反応。


1秒で何の曲かわかるってのは、いいですね。


Aメロのリフが始まったところで、
アクセルがホイッスルを吹き、そのまま会場へ投げ込む。


手に取ったのは誰だろう?


それはさておき、「Paradise City」での場内のテンションは凄かった。


揺れていた。


特にアウトロの加速するところは、大歓声だったし、
人によってはトランス状態。


スラッシュが弾きまくりまくって、
アクセルが吠えまくって、終わり!


一旦メンバーがはけた後、すぐに戻ってきて、
ステージ中央に並んでお辞儀。


IMG_0822_RRr.JPG


ピックなんかをアリーナに放り込み去っていた。


MCらしいMCはなかった。


アクセルが、スラッシュやダフと仲良く絡み合うようなシーンもなく、
どことなくビジネスな臭いも感じた。


でも、そこそこ高額なチケット代を払う価値のある内容だった。
いや、それ以上だった。


金を払って来てくれたお客さんを満足させる。
彼らのプロ意識。


見ているこちらが立ちっ放しで腰が痛くなるのに、
50過ぎたオッサンたちが、2時間半に及ぶライブをこなす。


凄いことだと思う。


この布陣でのツアーが、どこまで続くのか、
はたまたニューアルバムを作るのかは分からない。


パーマネントではないかもしれない。


この日のライブは、オリジナルの曲以外のカバーは、
故人もしくは故人のいるバンドの曲で占められていた。


メンバーたちが、単に懐かしんだだけかもしれないけど、
先人達のアティテュードを受け継ぐ、決意表明だったのかもしれない。


職人の如く、ベースとコーラスに徹するダフ。
フロントマンとして、ステージをところ狭しと走り回るアクセル。
同じく、重たいレスポールを抱えて、ステージ上を突っ走り、飛ぶスラッシュ。


リチャード・フォータス、フランク・フェラー、
ディジー・リード、メリッサ・リーズも全員見せ場があり、
3人だけの“バンド”ではなかった。


今のガンズの姿だった。


一部を除くお客さんの反応も良かった。


みんながこのミラクルで、特別な瞬間を共有していた。
同じ空間を過ごせたことに感謝。


以上、ガンズ、ライブレポでした。


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さてさて、終演時間は、22時10分。


Wとライブの感想を語り合いたいところだが、そのまま直帰。
地元の中華料理屋でビールと餃子をラーメンを胃袋に入れながら、
メタル仲間とLINEを駆使して余韻に浸りつつ、情報共有しました。




2017年1月28日(土)@さいたまスーパーアリーナ セットリスト
01.It's So Easy
02.Mr. Brownstone
03.Chinese Democracy
04.Welcome to the Jungle
05.Double Talkin' Jive
06.Better
07.Estranged
08.Live and Let Die(Wings cover)
09.Rocket Queen
10.You Could Be Mine
11.New Rose(The Damned cover)
12.This I Love
13.Civil War
14.Coma
15.Speak Softly Love (Love Theme From The Godfather)
16.Sweet Child O' Mine
17.Used to Love Her
18.Out Ta Get Me
19.Wish You Were Here(Pink Floyd cover)
〜"Layla" piano(Derek & the Dominos cover)
20.November Rain
21.Knockin' on Heaven's Door(Bob Dylan cover)
22.Nightrain

<アンコール>
23.Don't Cry
24.The Seeker(The Who cover)
25.Paradise City

▼最新記事2017年01月31日up!

Def Leppard 「and there will be a next time...LIVE FROM DETROIT」

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「and there will be a next time...LIVE FROM DETROIT」




2016年7月15日にデトロイトで行われた公演を収めた作品。


さて、この「and there will be a next time...LIVE FROM DETROIT」ですが、
「VIVA!Hysteria」同様、Blu-ray or DVD+2CDが基本パッケージで、
あくまでも映像メインでCDはオマケの位置付け。


よって、映像から見ることに。


メディアはもちろんBlu-ray。
DVDの画質はSDなのでオススメしません。


デカいテレビで見たら、その画質の差は歴然。


と、言いながら、それなりに大きいテレビが家にあるのですが、
家庭の事情でパソコンで鑑賞。


再生ボタンを押すとバンドが出る直前の会場内の映像が映し出される。


多くの観客がスマフォを片手に掲げている。


時代は変わったなぁ〜。


昔はカメラの持ち込みなんて有り得なかったし、
ライブ鑑賞はそういうものだという意識が植え付けられていたので、
ちょっと前までは違和感を覚える光景だった。


しかしながら、聴衆が撮影した写真がSNSに掲載され、
“拡散=宣伝”になる効果を理解した今は、
当たり前の光景として受け入れられる。


まぁ、自分も撮影することあるしね。


そんな映像の数秒後すぐにバンドメンバーが登場し、
演奏がスタートする。





「Hysteria」を完全再現した「VIVA!Hysteria」でも同じような印象を受けたんだけど
もう少し煽りの演出があってもよくない?


唐突過ぎる。


で、一曲目、「Let's Go」。


なんかステージが小さいような…。


ステージ側から客席が映し出される。
なんか会場も小さいような…。


レップスの初ライブ映像作品「In the Round In Your Face」を
こよなく愛する身としては、なんか特別感がない。





なんでこのデトロイト公演をパッケージ化したのか?


そんな思いを抱きつつ鑑賞。


まず、相変わらずフィル・コリンの裸体が凄い。


ナルナル。


フィル使用の黒のジャクソンがかっこいい。


調べたら「JCS Special Edition PC1」というシグネイチャーモデルらしい。


54万円なり。


対するヴィヴィアン・キャンベル(ヴィヴ)は、
ラメラメのギブソン・レスポール。


これも高いんだろうなぁ〜。


熊さんのシールが貼ってあるのが可愛い。


リック・サヴェージは、いつも通り5弦ベース。
デザインはユニオンジャック。


他のメンバーも衣装や楽器や小道具に、
ユニオンジャックを取り入れているのは、
レップスのファンだったら誰もが知っていること。


リック・アレンのドラムキットは、
ベードラに「DEF LEPPARD」のデザインが入っている。


よく見ると2011年11月7日の来日公演の際に、
ドラムキットのフレームに取り付けられていた
おもちゃのひまわりが確認できる。


ジョー・エリオットは、2016年初頭、喉の不調で、
エリック・マーティン等に代役を立てたり、
ツアーを延期したりしたけど、この日は絶好調。
https://www.barks.jp/news/?id=1000123837


ちゃんと声が出ています。
(後で加工していなければ)


癌と闘っているヴィヴも元気で、
バンドの状態は非常に良好そう。


続いて演奏された「Animal」。





2015年11月の武道館公演の2曲目は、
「Rock! Rock! (Till You Drop)」だったから、
この時点でセットリストが異なっている。


「Animal」の後は「Let It GO」。


近年のレップスの曲ではあまりない、
ギターの“弾き倒し”が見られるのが良い。




4曲目は、武道館公演では演奏されなかった「Dangerus」。





この曲のライブバージョンは、これが初なので有難い。


フィルもヴィヴも見慣れたギターに持ち替えている。


ジョーの「1983年戻るよ!」というMCに誘われて「Foolin'」。


スマホを片手にと、ライブ鑑賞の仕方は変わったが、
30年以上前から変わらないものがある。


名曲はいつまで経っても名曲。


リック以外のコーラスが目立つ。


そして、次の「Love Bites」。


フィルのギターが、フェンダー・ストラトキャスター!


フィルがフェンダーを使っている初めて見たような気がする。


前から使ってる?


この曲は、ストラトの芯はあるけど柔らかくて、
甘いトーンがマッチしている。


ヴィヴはギブソン・レスポールで、
ソロが相変わらずハートに刺さります。


ステージのバックは来日公演と同じで、
羽根の筆で書いたような歌詞が映される。


いつもだったら、
ジョーがMCでヴィヴを弄ってからの「Armageddon It」だけど、
無しバージョンで、リフいきなり奏でる。


フィルとヴィヴが立ち位置を交換したり、
ヴィヴがボーカルを取ったり、
サヴがコーラスで大活躍とバンドの一体感を確認できる。


笑顔のヴィヴが花道に歩み寄り、ソロを奏でる。
おいら、やっぱりヴィヴ大好き。


アウトロはフィルがソロ。


全員参加の一曲!
これぞバンドの後は、サヴのソロタイムからの「Rock On」。





あんまり好きな曲じゃないけど、
結構、ギターが鳴っていることを再認識しました。


武道館公演と同様に、ジョーがシルクハットに衣装替え。


演奏が終わる直前、
観客が映されるんだけど、
カップルがブチューッしておりました。


「Rock On」の後は、同じくベース主体でリズミカルな「Man Enough」。


日本公演では演奏されなかった曲だけど、
「BURRN!」のジョーとフィルのインタビューによると、
今のバンドにとって重要な曲のよう。


日本公演でもやって欲しかった。





リズミカルと言えば、跳ねたリズムの「Rocket」。


がっ!


観客を映し出す映像には、
腕組みして微動だにしないオッサンがっ!


まぁ、仕方ないか。


観客のほとんどがオッサン、オバサンだもの。


ブラジャーをステージに投げ込むオネーサンはおらんよね、


続く、「Bringin' on the Heartbreak」で、
フィルはこれまた見たことのないブルーのジャクソンを使用。


使っているギターをしっかりと確認できるのは、
映像作品の良いところ。


見慣れたカスタムレスポールで奏でるヴィヴのソロが、素晴らしい。


途中のソロは、ほぼスティーヴ・クラークのそれに忠実だが、
アウトロのソロで己を出す。


んでもってそのまま「Switch 625」。


花道でフィルとヴィヴが競演。


でもあんまり盛り上がっていない…。


もっと盛り上がれよ!
と思いつつ、まぁ、年取ったらそんなもんだよな。


でもラストのリック・アレンのドラムへの歓声はデカイ!


大盛り上がりの中、リック・アレンが、カツカツカツ。


「Hysteria」。


バックのヴィジョンに1980年代の映像が映るが、
今との熱気の違いを感じざる負えません。





このことに関しては後述します。


ここからは必殺のハイテンションソング2連発。


「Let's Get Rocked」。


しかも走り気味。


リック・アレンは後ノリのドラマーなので珍しい。


「Let's Get Rocked」は、思い入れが強い。


デフ・レパードが好きになってから、
初めてリリースされた新作が、
「Let's Get Rocked」収録の「Adrenalize」だった。


当時は発売日の前日に店頭に商品が並ぶことが多く、
レコード店でCDをフライングゲットして、
自宅のデッキのターンテーブルにCDを載せて、
再生ボタンを押した時の興奮は今でも忘れらない。


個人的には「Hysteria」の次、
「Pyromania」よりも好きなアルバム。


近年のライブでは、「Adrenalize」収録曲の演奏が減ってしまい残念。





「Let's Get Rocked」のお次は、「Pour Some Sugar On Me」。


何度聴いてもかっこいいね。


本編はこれで終了。


アンコールは、「Rock of Ages」。


フィルのギターのネックになんか着いているなぁ〜と思ったら、
その正体がギターソロの時に解りました。


そして、フィードバックのまま「Photograph」。


イントロリフでの観客の歓声は、この日一番。


「Photograph」は、ちょっと前まで本編の中核を担っていたのに、
ここ最近はラストのポジションに落ち着いている。


演奏が終わり、大歓声の中メンバーが去って終わり。


先の武道館公演でもちょっと感じたし、
デフ・レパードだけに限ったことではないんだけど、
LEDの導入など、ロックコンサートで大がかりなデジタル演出が増え多た分、
演奏とシステムの一体化が進んだように思う。


故にショウ全体が細部までガチガチに決め込まれていて、
かつてロックのライブにあった、
「遊び」や「自由」がなくなってしまったような気がする。


悪く言うとワンパターンで型にはまっていて、面白みがない。


あの曲やってくれた!的なサプライズや、
アドリブ的要素が減ってしまった。


「Rock of Ages」の最後、
花道でフィルのギターの弦にヴィヴがチョップをして、
アームを押すが、これは武道館公演でもやっていた。


こういうプレイまでもが、
決まり事としてショウに組み込まれているのか…。


KISSなんかは、演奏する曲をパンフレットに載せちゃうぐらい、
昔からガチガチに固めたショウをやっていた。


KISSのショウは様々な仕掛けが施されているので、
ガチガチでもいいと思うけど、
別にDEF LAPPRADがKISS化する必要はないんじゃないかと。


あとはお客さんの熱気が、非常に気になった。


観客のほとんどがオッサン、オバサンなんで仕方がないけど、
突っ立って見ているだけの観客が、たくさん見受けられた。


後方の客席ならまだ判るけど、
アリーナ前方でそりゃないでしょう…。


なんか寂しいよね…。


かつて日本人の観客は静かと言われていた。


でも2015年の武道館公演は、
デトロイトと同じく、年齢層は高かったけど、
ムッツリ顔で腕を組んで見ている人も、
ビール片手にのんびりと見ている人もいなかった。


みんな数年に一回しかやってこない、
デフ・レパードの来日公演の価値を理解していた。


ステージに集中し、こぶしを振り上げ、
手拍子をし、大声で叫んでいた。


デトロイト公演よりは、
武道館公演の方が、熱気があったと断言できる。


ライブ盤、しかも映像作品なのであれば、、
会場の“熱”は超重要だ。


是非、日本で始まったツアーなんで、
凱旋して「LIVE IN JAPAN」を作って欲しい。
(「BURRN!」のジョーのインタビューを読むに、凱旋はなさそうだが…)


ほんと、なんでこのデトロイト公演を映像化したのだろうか…。


ここまで書いて、本作のライナーノーツを読んだら、
フィル・コリンがその理由を語っていたが、
あんまりピンと来なかった。


ジョー曰く、
「デトロイトでは場内が暗転した瞬間、陽が沈むのが見えて、
お客さんからのエネルギーが湧き上がっていった」



映像を見る限り全くそうは思わんかった。


このところデフ・レパードは、ライブのカタログが多い。


2枚組ライブ・アルバム「MIRRORBALL」(2011年)、
※特典でドキュメンタリーDVDあり。
Blu-ray or DVD+2CDの「VIVA!Hysteria」(2013年)。


その後、スタジオアルバム「DEF LEPPARD」をリリースしているが、
約6年間でライブものが3作品。


「またっすかぁ〜?」的な感は否めない。


かつてはオリンピックバンドと言われるぐらい、
作品のリリースのスパンが長かったんで、
ライブだろうと何だろうと彼らの作品が、
こうして我々の手元に届られるのは有難いことではある。


しかしながら、ライブのカタログを出すならば、
もっともっと特別感を出して欲しいと強く思う。


Blu-rayとCD2枚で、9,504円。
Blu-ray単体でも、6,389円。


ファンしか買わないよね。


なんか足元見られている気がしてならない。

▼最新記事2017年01月20日up!

辰巳起点散策7 都営辰巳一丁目アパート

2015年2月11日アップ以来となる久々の辰巳散策記。


辰巳を訪れたのは2016年11月13日。


この間、辰巳に来ていなかったかというとそんなことはなく、
何度もこの地に足を運んでいた。


でも、もう辰巳近辺は行き尽くした感があり、
出歩いてもあまり記事にするほどのネタもなかった。


※参考記事:
「辰巳起点散策 PART1」
「辰巳起点散策 PART2」
「辰巳起点散策 PART3」


「辰巳起点散策2 PART1」
「辰巳起点散策2 PART2」
「辰巳起点散策2 PART3」


「辰巳起点散策3 PART1」
「辰巳起点散策3 PART2」
「辰巳起点散策3 PART3」


「辰巳起点散策4」



「辰巳起点散策5 PART1 八幡橋」
「辰巳起点散策5 PART2 富岡八幡宮」
「辰巳起点散策5 PART3 深川不動尊」


「辰巳起点散策6 PART1 東陽町」




そんな中、ポケモンGOをしに辰巳公園へ行った際に、
ふと、辰巳団地の近況が気になり、立ち寄ってみることにした。


2020年に東京でオリンピックが開催されることが決定してから、
辰巳、有明近辺は開発計画がガンガン進んでいるので、
1967〜69年間に建設された辰巳団地は、危うい存在に違いない。


まず辰巳団地の正式名称は、都営辰巳一丁目アパート。


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上の案内図だけでは、その敷地面積の大きさは分からないかもですが、
とにかく巨大な団地群。


中層の集合住宅が87棟も林立し、その収容数は3326戸。


仮に1戸につき親子4人暮らしとした場合、13,304人。


ちょっとした集落だ。


しかしながら、この辰巳一丁目アパートは、
ファミリーの住宅よりも、単身高齢者の終の棲家という趣。


昭和に建設された団地の多くは、
敷地内にスーパーや薬屋、床屋などがあり、
そこだけで日常生活が完結できるようになっていた。


だが、世の中的に親との同居を好まずに核家族化が進む世の中、
この辰巳一丁目アパートも、若者が去って行った。


その結果、団地内の商店街はシャッター街になる。


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辰巳一丁目アパートはまだいい方で、数店営業していた。


以前訪れた三軒茶屋の都営下馬アパートや、
新宿区の都営戸山ハイツといった団地群の商店は、
ほとんど壊滅状態だった。
※諸事情によりまだ記事にしていない。


とはいえ、辰巳一丁目アパートの商店街も寂しい状況なんだけど、
それはコンビニの進出の影響もあるように思う。


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ローソンとポプラが隣接。
どんな競合だ…。


見た限りだと、この辺で一番近代的な店は、ローソンとポプラだ。


で、昭和臭が漂うこの団地群も、やはり開発が進んでいた。


14年計画で、4基に分けてこの団地を建て替える事業が始まっていたのだ。


まず第1期の建築計画。


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平成26年3月31日着工、平成28年5月31日完了予定。


まだ完全に完了していないのは、工事の遅れか?


掲出されていた建設計画を見ると、建築主が猪瀬直樹だった。


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また別の建設計画案内をみると、発注者が舛添要一だった。


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とにもかくにも、辰巳一丁目アパートは、
確実に再開発が進んでいた。


こうしてまた昭和の臭いが消滅していく。


団地と言えばの給水塔も、
近い将来姿を消してしまうのだろうか…。


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なんか寂しいなぁ…。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。

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