2009年06月20日更新

#386 『トランスフォーマー/リベンジ』


トランスフォーマー/リベンジ



『トランスフォーマー/リベンジ』

6月20よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて
配給会社:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
(C)2009 DreamWorks LLC and Paramount Pictures. All Rights Reserved.




どこを切ってもマイケル・ベイ、マイケル・ベイ、マイケル・ベイ・・・


マイケル・ベイにしてはアクション・シーンのカット割が早くないし、アップも少ない。
おやおや、ちょっとは分かってきたのか?って、思ったりもしたが、
そんなプラス要素なんてチンカスレベル。


前作以上にマイケル・ベイ節が炸裂しまくったクソ映画。


ツッコミどころ満載のグダグダな脚本。
予定調和だらけの展開。
どっかで見たことあるスローモーション。


寒いセリフの数々。
感情をまるで揺さぶられない親子愛。
下手過ぎるラブ・ストーリー。


マイケル・ベイ、マイケル・ベイ、マイケル・ベイ・・・


勿論、映像もマイケル・ベイだ。
確かに派手で凄い。
これぞマイケル・ベイの真骨頂だ。


パート1は“映像を見せる”ことに徹していたし、
その割り切りが清々しく感じた。


しかし、パート1で既にトランスフォームのシーンや、
トランスフォーマー同士の戦いは見ちゃっているうえ、
終盤の戦闘シーンが長くて長くて・・・


おまけにずぅーと同じテンションで、メリハリもなく途中で飽きちゃう。
もっと主人公たちを窮地に追い込まないとダメでしょう。


展開のさせ方次第では、いくらでもサスペンスフルに出来ると思うんだけどな・・・


トランスフォーマー/リベンジ


あとね明らかにカットが足らない。
必要なカットが欠落しているから繋がらない部分もあった。


本来だったら緊迫するシーンになるはずなのに、
カットの欠落により、緊迫感も欠落。


ギリギリ一杯引っ張って、救われるからドキドキするのに、
引っ張るためのカットも、危機回避のカットもない。


絵コンテ描いてないの?


パート1は、ストーリー、感情論を無視して、
徹底的に映像で攻めた。
それが良かった。


でも今回はまたよせば良いのに余計なものを入れちゃった。
出来もしないのに・・・


CGは緻密なんだけど、それ以外は全部ガサツ。
これぞ、マイケル・ベイ。


ユルユルな分、逆にコメディの部分ははまっているし、グレードアップした感がある。
英語圏の観客がいたこともあってか、何度か場内爆笑になった。


いっそうのこと主人公一家と金属生命体の交流を描いた
コメディ映画にしちゃった方がいいんでないの?


トランスフォーマー/リベンジ


とまぁ、散々ですが、実は見る前はかなり楽しみで、ちょっと興奮していた。


マイケル・ベイの映画は毎回クソ映画だと分かっていても、何故か期待してしまう。
ほとんどの作品で、鑑賞中に“あぁ〜やっぱりクソだった”って思うんだけど、
次の作品が公開する頃には忘れちゃっている。


で、また“見たい!”って。
まるで中毒だよ。


こんだけクソ映画作っていたらいい加減、もう見るのは止めようと思ってもいいのに、
ついつい期待してまた見ちゃう。
結局、マイケル・ベイの作品全部見てるんだよねぇ・・・


しばらくマイケル・ベイはいいやぁー
お腹一杯。


でも、きっと2年後に公開予定の『トランスフォーマー3』の頃には、
“見たい!見たい!”と渇望感に襲われるに違いない。


近年、アクション映画は『ダークナイト』、『アイアンマン』を筆頭に、
大人の鑑賞に堪えうる中身の濃い作品が多かった。
それが主流になりつつあった。


そんな中、未だに中身空っぽ、お気楽で楽天的な作品を作り続けているマイケル・ベイは、
ある意味凄いね。


製作費いくらか知らないけど、天文学的な数字でしょう。
国家予算規模の金使ってこんなクソ映画を作れるのはマイケル・ベイしかいない。


そして、クソ映画だって判っていながらも大金を出資する人たちは頭とち狂ってるよ。


クソにバカが加わった究極のクソバカ映画だ。


こんな映画は滅多に無い。
大の大人たちが作り出した究極のクソバカ映画。
是非、スクリーンで堪能して頂きたい。


そして、鑑賞後、トークが弾むこと間違いないんで、
2人以上で見に行くことを強く、強くお薦めいたします。


*TOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン5で見たんだけど、
 音の悪さにビックリした。
 THX認定の劇場なのに、この鳴りの悪さはなんなんだ?


 作品自体のサウンドプロダクションの問題なのかな? 
 時たま、セリフの聞こえが悪かったり、セリフよりもスコアの音の方が大きいところもあった。


<追記1>
マイケル・ベイが『トランスフォーマー3』から降板するかも!?というニュースを耳にした。
ここ数年『トランスフォーマー』漬けで嫌気が差したらしい。
 → ダメだよ!『トランスフォーマー』はマイケル・ベイじゃないと撮れないよ!!!


で、マイケル・ベイはCG無しの映画、
『パルプ・フィクション』みたいな映画を撮りたいと言っているらしい。
 → やめておけ。


<追記2>
yahoo!TOPの検索窓に「トランスフォーマー!」と打ち込んでみると・・・

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「トランスフォーマー/リベンジ 」★★★☆ シャイア・ラブーフ 、ミーガン・フォックス 、ジョン・タートゥーロ 主演 マイケル・ベイ 監督、2009年... [詳しくはこちら]

コメント (2)

dabu:

TOHOシネマズ六本木ヒルズは音が良くないと有名ですよ…。
台詞の音量が多少揺らぐのは私も感じました。

伊藤P:

>dabuさん

コメントありがとうございます。
そうなんですか?
音悪いの有名なんですか?
スクリーン5で、かつて何本か見たことあるのですが、
アクション系ではなかったので、あまり音を意識しなかったんですよ。

最近だと『ラスト・ブラッド』をここで見たのですが、
確かに音が悪いと思いつつ、ヘボイ内容だったので作品自体の問題かと思っていました。

音って大切ですよね

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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