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“映画を地で行く青春の一ページ” #52
  「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督の新作「スウィングガールズ」がいよいよ公開。

 田舎の冴えない女子高校生たちがひょんな事からビッグジャズバンドを結成し、その素晴らしさに魅了されるお話。

 「ウォーターボーイズ」で役者にシンクロを実際に演じさせた矢口監督は、今回も出演者たちに楽器の実演を要求した。

 上野樹里ちゃんを初めとする出演者たちのほとんどは楽器未経験者のド素人。2回の合宿を含め長期間に渡る猛特訓を経て、演奏をマスターしたという。

 そんな話に興味を持った伊藤は、カミングスーンTVでの特番(9/4〜9/12オンエア)を考案。配給さんに監督とキャストへのインタビューをお願いした。

 で、そのインタビューなのですが、監督はともかくとして、主役の樹里ちゃんを含めたメインキャスト5名(女4/男1)への取材が、伊藤的には問題であった。

 樹里ちゃんは1986年生まれの18歳。他の4人も若い。トロンボーン担当の本仮屋ユイカちゃんなんて17歳ですよ。

 伊藤がファミコンをピコピコやって、ジャッキーの映画見まくり、21年ぶりに優勝した阪神に興奮!つくば万博、グリコ森永事件にチェルノブイリ、金賢姫によって大韓航空機が爆破され、ハル園田さんが亡くなった頃に生まれた人たちですよ。

 歳の差最大13歳。果たして一回りも違う若者相手へのインタビューは噛み合うのか!?そんな心配を抱えつつ迎えた、キャスト5人の連続インタビュー当日。

 場を暖めながらどう攻めようかといつも以上に神経使って質問しているうえ、持ち時間が各15分〜20分ぐらい。やっと慣れてきたと思ったら次の人。毎回毎回どんな人なんだろうと掴み所を考えながらということで、予想以上に疲労が。。。

 とは言うものの、疲労なんて大したことはなく、(インタビュー自体よりも待ち時間が疲れるんだよね)それ以上の収穫のあるインタビューだった。

 彼女(彼)たちの映画というか音楽に対する今の心境にとても共感を覚えた。全員が初心者だから最初は「出来るのかな〜」と不安だったと言う。

 でも、楽器と触れ合い、徐々に上達していくに連れ、弾けなかったフレーズが弾けるようになる喜び。そして、次に皆との合奏。最初はバラバラだけど、練習を重ねていくうちに生まれてくる一体感やグルーブ感の楽しさ。「音楽ってこんなに楽しかったんだぁー」、「みんなで演奏している時の高揚感がたまらなかった」と皆が口を揃えて言う。

 伊藤にはそれがよーーーーーーーーーーーーーーーーーーくわかる!

 伊藤は大学時代、部活で少しだけ(下手だけど)音楽をやっていた。(コラム#40参照)大学から始めたので周りの皆よりも出遅れていたし、音感もなくて悩んだ時期があった。そんな時、先輩が言った一言が今でも忘れられない。「音楽って、音を楽しむって書くでしょ?だから楽しめばいいんだよ!」

 以来、練習が益々楽しくなったし、みんなと合わせる喜び、そして、ライブで演奏する快感を得た。

 「スウィングガールズ」では、血の滲むような努力の末、演奏を理屈抜きに心底楽しみ、まさにスウィングしている彼女(彼)たちの姿を見ることが出来る。

 そこには観客をもスウィングさせるパワーがある。

 この映画によって、音楽の素晴らしさに触れ、成せば成るということを学んだ出演者たち。今回の経験は生涯の宝となるでしょう。

 良いなぁ〜。青春だよね。

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