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「列車酔い、酒酔い、音楽酔い」

#68

 最近、音楽ドキュメンタリー映画が多い。今回はそんな中の1本「フェスティバル・エクスプレス」という作品を取り上げよう。

 1970年、豪華ミュージシャンたちを列車に乗せ、カナダ各地を巡る5日間のツアーが敢行された。そのツアー名が映画のタイトルになったフェスティバル・エクスプレス。

 元々映画化を想定してカメラが同行、ライブや列車内でのリハーサル、ジャムセッションの模様を収録するも、ツアープロモーターと当時の映画プロデューサーが衝突して映画化が頓挫。フィルムも関係者たちが持ち去り、各地に離散してしまい幻のフィルムと化す。

 ところが、95年にカナダの図書館でフィルムが発見され、改めて映画化された経緯がある。

 そして、伊藤Pは思う。よくぞフィルムを見つけてくれた。

 貴重な映像がギッシリ詰まったロックファン垂涎の映像がガンガン登場する。

 初めて目にしたフライング・ブリトー・ブラザーズの演奏シーン。しかもギター弾きながら歌っているのは、後にイーグルスのメンバーとなるバニー・レドンじゃん。

 次に本コラム#49で取り上げたジャニス。かっちょ良すぎる。「クライ・ベイビー」、「テル・ママ」の唄い出しの絶叫は「すげぇ〜よぉ。。。ホンマにすげぇ〜よぉ。。。」

 これが死ぬ3ヶ月前のステージパフォーマンスだって言うからもう涙出ちゃって。きっと泣いているのは伊藤Pだけだろうけどさ。

 しかしながら、只でさえインパクト大のジャニスの歌い顔なのに超ドアップ。ジャニスを知らない人にはキツイ映像だろう。

 そのジャニスの前に演奏されるザ・バンドの「ザ・ウェイト」はいつ聴いても痺(シバ)れるねぇ〜。

 ロビー・ロバートソン(G)の若い頃のプレイが比較的綺麗な映像で見れるのは嬉しい限りだ。2年ぐらい前にロビーにインタビューするという幸運に恵まれたんですけど、この映画見てからインタビューしたかったなぁ。「あなたはあの列車の中で何をやっていたのですか?」ってね。

 そのザ・バンドからジャニスへの流れはちょっと鳥肌級。

 そして、なんと言っても本作のハイライトは、故リック・ダンコ(ザ・バンド)、故ジャニス、故ジェリー・ガルシア(グレイトフル・デッド)らによる車中のラリラリセッション。

 普通の人から見たらなんでもない、ただのラリ公たちなんだろうけど、ロックファンからすればもう本当に本当に本当に、すげぇーーーーーーーーーーーーーーーーーー映像だよ。

 うぉぉぉぉぉ!!!!!!と心の中でかなり驚いたよ。

 心底楽しそうにラリラリしていて、最高だね。

 やっぱり、リック・ダンゴってヤンチャ坊主だったんだなぁ〜と。この人、90年ぐらいの来日の時にアメリカから麻薬送らせて捕まったんだよね。アホっでしょ。しかもデブデブになっちゃってさ。

 大学生の時に来日公演見に行ったら、客席から「よっ!太鼓腹!」って声援(?)が飛んでいたっけね。

 同時代活動していたリトル・フィート(現役)ってバンドがあるんですけど、その東京公演見に行った時に丁度リックが急逝(もち麻薬ね)してしまい、追悼の演奏をしていた。

 そんなダメオ君だけど、リックの歌声は心に染みるんだよねぇ〜。

 んでもって、マスコミ用プレス(紙資料)の文章は天辰保文さん。伊藤Pの卒論が「ウッドストック」だったから参考文献で大変お世話になりました。

 そんなこんなで、本当に良いもん見せてくれた。

 ロックに興味が無い人には全く響かないかもしれないけど、当時の雰囲気とか少しでも感じてみたい人には見て欲しいな。

 ロックファンは当然見るべし。
 

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