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「監督に聴く」

#95

 伊藤Pの仕事のひとつにインタビューというのがある。言うまでもなく、俳優や監督に新作映画についてアレコレと聴く仕事だ。印象的なインタビューはこのコラムでも触れたりしてきましたが、今回は新作のある監督お二方について。

 まずは既に公開している「カーテンコール」の佐々部清監督(「半落ち」、「四日間の奇蹟」)。インタビュー自体は9月上旬に行ったのですが、未だ記憶に残る取材でした。

 「カーテンコール」は昭和の映画館を舞台にした、佐々部監督お得意のヒューマン・ドラマで、劇中には往年の日本映画がバンバン登場する。聴くに、佐々部監督は映画が大好きで、自分が見て育った映画へのオマージュを込めてこの映画を作ったそうな。

 映画好きということで、「“監督になりたい”と思ったきっかけの作品は?」と聴くと、「幸せの黄色いハンカチ」と「砂の器」だと言う。この2作に関わっているのが山田洋次監督で、前者は言わずもがな彼の代表作。後者では脚本を書いている。

 そして、佐々部監督の次回作が、「半落ち」に続いて横山秀夫原作の映画化となる「出口のない海」。この作品の脚本には山田洋次とクレジットされている。

 つまりは、映画監督になるきっかけを与えてくれた憧れの人物と一緒に仕事をするのである。佐々部監督は「こんなに幸せなことはない」と凄く嬉しがっていた。人間魚雷をテーマにした作品で、今から楽しみだ。

 次いで、林海象監督。林海象監督と言えば、デビュー作「夢みるように眠りたい」を始め、代表作の「私立探偵 濱マイク」シリーズと探偵が主人公の作品が多い。新作も「探偵事務所5”〜5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語〜」とタイトルどおり、探偵が主人公。(因みに林監督の映画会社は映像探偵社)。

 「なんで探偵が好きなのか?」と聴くと、「映画ならではの楽しさが表現できるから。特に“探偵7つ道具”とかがいかにも映画チックで、ワクワクする」とのこと。ってことは「007」シリーズのQ(スパイメカを発明するキャラクター)が好きなんだろうなぁ〜と思ったら案の定「大好き」。その後もスタンリー・キューブリックの話やらで結構盛り上がり、なかなか良い感じの取材が出来ました。

 この2つのインタビューで思ったことは、お二方とも映画が大好きということ。そして、その情熱も凄い。 インタビュー時間はたったの数分だけど、こういった方々とお話出来るのは本当に光栄だと思う。

 伊藤Pも映画好きだから、対象者が映画好きであればあるほど、インタビュー自体、ついつい熱くなっちゃうんですよね。



 <後日談>
 林海象監督とは取材終了後も映画の話で盛り上がり、「監督と飲みながらでも話したいですよぉ〜」と言うと、「是非是非」ということになった。

 普通ならそこで終わるんでしょうけど、伊藤Pは大人の口約束が嫌いだし、映画好きが集まればきっと楽しい時間が過ごせると思い、監督に後日メールを送りました。

 数日後、監督から12月頭まで忙しいので、それ以降でという返信が。林海象監督も大人の口約束がお嫌いということで、これは是が非でも実現させたいなと思っている。

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