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スピード狂バカ映画への道

#020



  早く走る乗り物に魅せられた主人公を描いた映画には、バカ映画が多いような気がする。


  ヘリコプターのエンジン搭載!わずか10秒で時速320キロ!世界に10台しかいない最高高速バイク“Y2K”が登場する、2004年度最高のバカ映画「トルク」。



  人工知能搭載音速戦闘機とそれを阻止しようとするエリート・パイロットの活躍を描いた、2005年度最高のバカ映画「ステルス」。


  そして、2006年度のスピード狂バカ映画はこれに尽きる!「ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT」。


  バカ、バカと連発していますが、伊藤Pにとって、“バカ映画=つまらない映画”ではありません。


  映画で描かれている荒唐無稽さがバカなわけで、そのバカさ加減さえクリア出きれば、メチャ楽しい映画となるのです。 だから「トルク」も「ステルス」も好きです(表#55、表#91参照)。 当然、「ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT」も。



  シリーズ3作目にして、主役のポール・ウォーカーが降板。微妙に顔が似ている理由から(?)ルーカス・ブラックなる、日本では知名度1ぐらいの俳優が主人公ショーンを演じている。



  ヒロインは新人のナタリー・ケリーで、1作目のミシェル・ロドリゲス、2作目の来日取材で伊藤Pに黄色いパンティーをチラッと見せてくれたエヴァ・メンデスと比べるとパンチがない。 しかし、そんな穴は、舞台である“なんちゃってTOKYO”が、十二分に埋めてくれるのさ!!!


  アメリカで、車がらみで3度捕まり、少年院行きが免れなくなったショーンは、自由を求めて、父親が住む日本へと渡る。 って、ここからしておかしくねぇ?



  そ して、ルーカス・ブラック24歳にして、高校生役。学ランを着るその姿は、ギャグでしかない。韓国版「セカチュー」での、30歳にして高校生役のチャ・テヒョンよりはましだけど。



  初登校日。柴田理恵先生に“うわばき履きなさい”といきなり怒られるという、ベタな日本文化ネタをかまされる。


  この学校、日本人、黒人、韓国人、スパニッシュ(?)系まで、あらゆる人種が集まる大変国際色豊かな高校。


  お約束の変な日本語もオンパレードだ。


  他にもシコタマ“なんちゃってTOKYO”が登場。もうハリウッド映画にキチンとした日本の描写は求めちゃいけないんだよ。


  でね、本シリーズのウリはカーチェイスシーンなわけでして、どーだぁー!!このスピード感たまらねーだろー!!!


  という作り手の意図さえ踏まえてあげれば、バカバカしい部分も“楽しさ”に様変わり!!



  スタントチームの掟“車が実際に出来ないことはしない”を守り、それなりにカーアクションを見せてくれる。純粋に凄いと思うよね。


  ただ、チェイスシーンでいくら走っても後方に見える看板が変らなかったりとか、やや気になるところはあったんだけどね。


  CG結構使ってるし。


  ついでに言うと、“本当”に渋谷の交差点を走り抜けて欲しかったなぁ〜。って、まぁ、無理か。。。



  「トルク」も「ステルス」も「ワイルド・スピード×3」も、ストーリーはナンチャッテだし、デティールの詰めも甘い。でも、許せる何かがある。


  ほら、友達や同僚にもいるでしょ。


  「あいつ馬鹿だよなぁ〜」って思わせながらも、憎めない奴。

 
  それと同じようなもんだ。
更新日:2006/09/19
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