2003年09月18日更新

#017 「映画でニンマリPART2」

今回も音楽ネタでのニンマリ。 前回のネタがちょっとマニアックな感じでしたので、今回は誰もが知っている「バック・トゥ・ザ・フューチャー」からもう少し有名なものを。 1985年から1955年にタイムスリップしたマイケル・J・フォックス演ずるマーティンがパーティ会場で怪我をしてしまったバンドのギタリストの代わりにギターを弾くシーンがあります。ノリノリでギターを弾きまくるマーティンの演奏に興奮したギタリストが、ある人物 に電話をかけ、「おい!チャック。いとこのマービンだよ。新しい音楽がほしいんだろ?聞きな!」と言って演奏が聞こえるように受話器をかざす。



ここで少しでもロックの知識がある人はニンマリ。





マーティンが演奏しているのは「ジョニー・B・グッド」という曲で、チャック・ベリーという黒人ロッカーの代表曲であり、ロックファンであれば誰もが知っている名曲。



そして、チャックがこの曲を発表し、ヒットを飛ばしたのは映画の時代設定の3年後、1958年。つまり、マーティンの演奏を聴いて、チャック・ベリーがパクッて発表したという形になるのです。



「ジョニー・B・グッド」とチャック・ベリーのことを知らなければ、全く意味不明のシーンですね。わたくしも一番最初にこの映画を見た時(阪神が優勝した年だ。。。)は知りません でした。



「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にはこの他にも「レーガンが大統領なら副大統領はジェリー・ルイスか?」など時代のズレを生かした小ネタが至る所に散りばめられていて楽しい限り。(レーガン元大統領の小ネタの意味は自分で調べてください。)





チャック・ベリーは60年以降、売春行為で逮捕されたり、ヒットに恵まれなかったりとあまりパッとしない日々を過ごしていましたが、1986年にローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、チャックの60歳バースディコンサートを企画。この模様は翌年「ヘイル・ヘイル・ロックンロール」と題して劇場公開され再び注目を集めました。この映画を見ればマーティンがギターを弾きながら魅せたパフォーマンスの意味もわかるでしょう。



そんなチャックはまだまだ元気に現役です。





まったく関係ないけど18年ぶりのV!!!阪神優勝!!!!

やったぁー!!!!! 涙。。。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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