2005年03月26日更新

#072 「いろいろ困った「アビエイター」」

予想に反してアカデミー賞の主要部門を逃した『アビエイター』。
大富豪で映画のプロデューサー&監督であり、
飛行機に情熱を燃やしたハワード・ヒューズの半生を描いた3時間の超大作。


で、自分、トイレ近いんですよ。
2時間越える映画にぶち当たるとややおしっこが気になる。
3時間クラスになるとそりゃもう大騒ぎ。
前日から水分を控え、始まる前に2回ぐらいトイレに行って搾り出す。


『アビエイター』鑑賞時も御多分に漏れず、万全の体制を敷いた。
しかし、始まって1時間ぐらいで、タンクは空のはずなのに軽度の尿意を覚える。


そう言えば、知り合いのTVディレクターが『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を見ているときに、
開始早々、猛烈な尿意に襲われ我慢しながら見続けていると、
スクリーンに大草原が映し出され、
「あぁ〜、あそこで放尿したら超気持ちいだろうなぁ〜」と思ったなんて言ってたなぁ〜。


「えぇい!映画に集中しろ〜!!!」と喝を入れ、映画に集中。


が、パラパラとトイレに立つお客さんがいたりして、ちょっと気になったりする。


そんな葛藤を繰り返しているうちに映画の上映時間の半分が過ぎ、
ようやく「良し!これなら例えおしっこしたくなっても、乗り越えられる!」という確信を得る。


あとは映画に完全没頭。
そして、無事映画を鑑賞し終える。


で、そんな「アビエイター」の鑑賞奮闘記なのですが、
尿意なんかよりも一番困ったのが映画のテーマ。


伊藤Pには「????」でごわす!


普通にハワード・ヒューズの半生を描いた自伝映画で済ませて良いのかな?
でも、映画の賞をたくさんノミネートされているし、受賞もしているから、それだけじゃないでしょ?


決して、3時間退屈だったとかつまらなかったとかではないのです。
何を伝えたいのかが、よくわからなかったのです。


この手の映画って、“けなしちゃいけない”、“理解できないと馬鹿”的な雰囲気があるんですけど、
正直に言います。「わかりませんでした!」。


誰かおせーて。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.t-shirt-ya.com/blog/cgi/mt-tb.cgi/603

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




リンク

プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
Powered by
Movable Type