2008年01月18日更新

#179 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

ジョア〜ナァ〜


オォ、ジョア〜ナァ〜


やっぱり苦手だミュージカルは。。。
笑っちゃうんだよね。




スウィーニー・トッド.jpg
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
1/19より丸の内ピカデリー1ほか全国にて
配給:ワーナー・ブラザース映画
R-15
(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc. and DreamWorks LLC. All Rights Reserved.




ジョニー・デップも好きだし、ティム・バートンも好きだし、
このダークな世界観も好きだし、復讐劇も好きだ。


元々、戯曲からミュージカル化した作品の映画化だし、
凄惨な物語を柔和にする役割を果たすという点でも、
ミュージカル化は妥当な選択。


でも見終わった時に思ったのは、
「ミュージカルじゃなければもっと面白かったのに。。。」だった。


ジョニー・デップの歌も特別メチャクチャ上手いわけでもないし、
いっそのこと、純粋なホラーにした方が良かったのに!って。
でも、そうしたらゴールデン・グローブ賞も取らなかっただろし、
ティム・バートンが監督する意味もないし、ジョニデも出演しなかったでしょう。


もう、これは各々の好みの問題としか言いようがない。


歌を除けばプラスのポイントばかりだ。


物語は単純だけど、終盤の畳みかけはグッとくるし、
スウィーニー・トッドことベンジャミン・バーカーの偏執狂は、
完全に理解できないし、全面支持も出来ないが、
それでも十分、男のわびしさは伝わってくる。


スウィニーがお客の首を掻っ切るごとにドビュッ!と飛び出す、
いかにも人工着色的な血糊もナイス。
かなりの残酷シーンだけど、“作りものだよ”って雰囲気だ。
(そうは言っても各国でR指定がついたけど。日本はR-15)


サックと切り裂いた後、トドメで脳天から地下に叩き落すエグさも素敵だ。
垂直落下式ブレーンバスターだな。
何も頭から落とさなくても。。。


というわけで、ミュージカルOKの人は全然OK!
でも、ミュージカルは好きだけど、エグイのはちょっと。。。という人は、
良く考えてから見に行ってください。


ついでに、ジョニー・デップのかっこよさだけを求めて見に行くのも、
やめた方が良いかもね。


逆に言えば、どんな役であれジョニデは最高と思うことが出来て、
ミュージカルもエグイのも大丈夫!
という人にはたまらない作品だとも言えますな。







『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
ジョニー・デップ&ヘレナ・ボナム=カーター インタビュー動画

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.t-shirt-ya.com/blog/cgi/mt-tb.cgi/801

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




リンク

プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
Powered by
Movable Type