2008年02月01日更新

#185 『リアル鬼ごっこ』

「全国に佐藤さんが増えたので、少し減らします」


佐藤の姓を持つ人々だけが鬼に追われ捕まると殺される。
そんなパラレルワールドへと迷い込んでしまった高校生・佐藤翼。
わけのわからないまま必死に逃げる翼は、やがてリアル鬼ごっこの謎を解明しようとするが。。。




リアル鬼ごっこ
『リアル鬼ごっこ』
2/2よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開
配給会社:ファントム・フィルム
(C) 2007「リアル鬼ごっこ」製作委員会




作品自体は“まぁまぁ”なんですけど、
出演者の皆さんの“激走”に敬意を表したい。


リアル鬼ごっこ


鬼ごっこなので、出演者たちは走る。
特に主人公佐藤翼を演じた石田卓也は、走って、走って、走りまくる。
物語の前半はほとんどのシーンで走っている。


一発OKということもなかなかないだろうから、
撮影現場では、走るシーン以上に走っていると考えられる。
事実、インタビューで、“相当走ったのに「これだけ?」と思った”と述べている。


しかも演技しながら走るわけで、さぞかし大変だったことでしょう。


リアル鬼ごっこ


あと、間違った日本語を使いまくる稚拙小説として名高い原作(未読)にはない、
パラレルワールドという設定を用いた。


未来社会を描写すると予算が膨らむというのもあっただろうけど、
原作と変えたことによって、原作ファンも楽しめる展開が作れるメリットもあったのかな。


パラレルワールドと現実世界を結びつけることによって、
複雑で深みのある物語を作ることも出来る。


ただ、このパラレルワールドと現実世界の相互性はあまり上手く機能していないような...


現実世界の登場人物から、パラレルワールドの権力者が誰であるかは直ぐに判っちゃう。
ちゅうか、声でもわかるので完全にミスキャストだと思うんだよね。


佐藤さんを減らす理由も“なにそれ?”だし、物語は途中から大失速。


殺すべき人間も殺さない。


テレビ局のモニタールームには、あんな簡単に入れないよ。


世界観とか面白いんだから、もう少しシメるところシメて欲しかったな。


ということで、この作品の一番の見所は“走り”かな。






『リアル鬼ごっこ』
※石田卓也 インタビュー テキスト

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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