2008年06月06日更新

#229 『ぐるりのこと。』

伊藤Pの今後の人生において、宝物になるであろう一本。




ぐるりのこと。
『ぐるりのこと。』
6/7よりシネマライズ、シネスイッチ銀座ほか全国にて
配給会社:ビターズ・エンド




結婚生活が上手くいっている人、いっていない人。
結婚した人、したくない人、迷っている人。


別居中の人。


親子・兄弟・姉妹関係が上手くいっている人、いっていない人。
頑張っている人、頑張り過ぎている人、うつ病で苦しんでいる人。


人間関係が良好の人、悩んでいる人。


あらゆる人に見てもらいたい。


だけど、伊藤Pがこの作品の良さを文章にして、
みなさんに「見たい」って思ってもらえる自信がない。


人と人の繋がりが大切だとか、夫婦の姿が素敵だとか、
美辞麗句を書けば書くほど陳腐になるような気がする。


だから今回はこれ以上、書かない。
いや、書けない。


ただ、最後に一言だけ。


伊藤Pはこの映画に、励まされ、気付かされ、助けられ、勇気をもらいました。


この高揚感は、鑑賞直後だけでなく、
この作品を見てから4ヶ月経った今でも、しっかり心に残っています。


そして、これからも。


ぐるりのこと。

『ぐるりのこと。』
<物語>
「お、動いた!」小さく膨らんだお腹に手を当て、翔子は夫のカナオとともに、
子を身籠った幸せを噛みしめていた。
しかし、そんなどこにでもいる二人を突如として襲う悲劇…
初めての子どもの死をきっかけに、翔子は精神の均衡を少しずつ崩していく。
うつになっていく翔子と、彼女を全身で受け止めようとするカナオ。
困難に直面しながら、一つずつ一緒に乗り越えていく二人…。


<解説>
前作『ハッシュ!』以来、6年ぶりとなる橋口亮輔監督の長編劇映画。
1990年代初頭から21世紀へと、日本社会が大きく変質した10年。
実際に起きたさまざまな社会的事件を背景に盛り込みながら、
ひと組の夫婦の時の流れを、丁寧に、心にしみいるように紡ぎだしている。
妻・翔子役に、これが初の映画主演作となる木村多江。
ひょうひょうと生きる法廷画家の夫・カナオに、本格的な映画主演に挑むリリー・フランキー。
この夫婦を通して、人と人のつながりから生まれる、
“ささやかだけど大きな幸せと希望”が見事に描かれる。
GyaO「最新映画ナビ」より)






リリー・フランキー インタビュー 動画 & テキスト

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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