2008年08月18日更新

『コドモのコドモ』麻生久美子&萩生田宏治監督 取材記

このところ諸事情により、
土・日・祝日の取材はライターさんにお願いすることが多かった。


しかしながらインタビュー対象者が、麻生久美子さんとなれば話は別だ。


土曜日だったけど、ここ1年強で4度目の取材だけど、
『コドモのコドモ』麻生久美子&萩生田宏治監督の取材に赴いた。




コドモのコドモ
『コドモのコドモ』
9月、シネ・アミューズ、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開
配給会社:ビターズ・エンド




今回は5媒体による合同取材。
媒体ごとに1問ずつ質問をしていくスタイルだ。


当然、質問できる数は単独取材よりは少ないし、
質問に流れを作るのも難しくなるので、
“独占取材”に拘りたい部分もあるけど、
あまり欲張りも言っていられない。


伊藤Pは一番最初に質問することになったので、一番奥に座っていた。


で、取材時間になり、麻生さんと萩生田監督が入室。
一番奥に座っていたし、取材部屋には人も多かったので、
麻生さんが伊藤Pの方に視線を向けることなく、、
一同、「よろしくお願い致しまーす」の掛け声で取材開始。


では1番目の方、ということで、伊藤Pに視線が集まる。
麻生さんもこっちを向いてくれた。


「あっ、どうもぉ」みたいな感じで会釈をすると、
流石に4度目ともなると覚えてくれたようで、
麻生さんは直ぐに気が付いてくれた。


超笑顔になって、超素敵な笑い声を出しながら、
伊藤Pの“河童のクゥ”の携帯ストラップを指しながら「クゥ(笑)」。


そもそも麻生さんが伊藤P認知に至る発端は、『夕凪の街 桜の国』の取材の時。
伊藤Pがぶら下げていたクレヨンしんちゃんのストラップに、
麻生さんが反応してくれたことから始まる。


ストラップネタは毎度恒例だし、
麻生さん的には“伊藤と認識するアイテム”でもあるのでしょう。


まぁ、なんにしても麻生さんみたいな素敵過ぎる方に、
認知してもらえるだけでも昇天級だ。


しかも笑顔付き。


天どころか宇宙まで飛んでいっちゃいそうだよ。


もっといろいろと挨拶含め、雑談チックな話もしたいところだけど、
5媒体で取材時間45分。
時間を有効に使わないと他の媒体の方々の迷惑にもなるので、直ぐに質問に。


このところ、今までにない役、チャレンジになる役を選んでいる感のある麻生さんには、「出演の決め手」、
萩生田監督には「麻生さんを起用した理由」なんぞを聞いてみた。


お二人とも的確に答えてくれるので、サクサクと進む。


伊藤Pの後も、他の4媒体さんの質問が続くのですが、
合同取材の時、質問の核心に迫る前にダラダラと「私はこうだと思う」みたいな、
なが〜い前説をつけるタコ・インタビュアーがいるんですよ。


単独取材ならまだしも、合同な訳でして、時間は大切にしないといけない。
「君の意見は聞いていない。対象者の話を聞きたい」のだよ。


で、今回の他媒体さんの多くは、質問の中に「私の意見・主張」がない。
質問が簡潔。


お陰で円滑に取材が進み、1問ぐらいしか出来ないだろうと思っていたところ、
質問タイムが3回も回ってきた。


さら、合同取材の良さを幾つか感じた。


■自分では考えつかないような質問が出てくる。
「小学生が主人公ですが、麻生さんと監督は小学生の頃、どんな子供でしたか?」


なるほどなぁ〜って思った。


■質問をその場で臨機応変に変えることが出来る。
トニー・レオンの合同取材の時もそうだったのですが、
質問案をプリントアウトしてこなかった。


理由は他の媒体さんの時間帯を利用して、その場で考えることが出来るから。
質問が被る場合も多々あるしね。


更に、質疑応答の中からネタを拾って、吟味してから質問することも出来る。


質問案は頭の中で大まかにしか考えてこなかったなんていうと、
きちんと準備していないの?って思われるかもしれないけど、
これはこれで自分的にはスリリングだし、より取材に集中出来る。


■心に余裕が出来る。
単独の場合、場を繋がなくちゃという使命があるけど、
合同取材にはあまりそれがないので、気が楽といえば楽。


なもんで、美しい麻生さんをジックリと見ることが出来る。
これが今回の合同取材で得た最大の収穫ポイントだ。


ほらっ、1対1だと目線のやり場に困るじゃないですか。
目を合わせて麻生さんを凝視するなんて・・・
照れるでしょ。


などど思いながら、アッという間に取材時間が終わり、写真撮影タイムに。


映画のパネルの位置を変えている合間に、ふっと外を見てみると大雨。


『ハーフェズ ペルシャの詩』での麻生さんの取材の日も大雨だった。
『ハーフェズ』と『コドモのコドモ』は同じ配給会社のビターズ・エンド。


なので、伊藤Pが「ビターズ・エンド配給作品の麻生さんの取材日は、大雨ばかりです」というと、
ビターズの方も麻生さんも「超晴れ女」であることを主張。


麻生さん「伊藤さんが雨男なんじゃないですか?」


伊藤P 「いや、そんなことないですよ。晴れ男ですよぉ・・・・あっ!」


滅多にディズニーランドなんて行かない。
確か、生涯4回しか行ったことがない。


うち2回土砂降りだった・・・


雨の元凶は、伊藤Pでした。


ちゅうか、こうやって麻生さんと雑談出来るのが、
メッサ至福。
雨さんありがとう。


そして、撮影の準備が整ったので、伊藤Pがカメラを向けると、
「エヘヘヘヘヘヘッ」と何故か麻生さんは笑う。


掲載できるような写真が取れませんよぉ!!


でも、やっぱり麻生さんの笑顔はス・テ・キ。


伊藤Pの後も各媒体さんがスチール撮影。


プロのカメラマンと思しき人が、バシャバシャとシャッターを切る。
ポーズを決める麻生さん。
和気藹々と続く撮影シーン。


こんなに間近で、こんなシーンを見て良いものだろうか・・・
役得、役得。
神様ありがとう。


全ての撮影が終わり、お疲れ様でしたという雰囲気の中、
麻生さんがテケテケと伊藤Pのところにやって来て、
再び、携帯のストラップをチェック。


麻生さん「あれ?ひとつ増えていますね?」


伊藤P 「あっ、ジャッキー・チェン(『ドラゴン・キングダム』のストラップ)です」


麻生さん「ふーん」


あまり興味ないご様子。
まぁ、仕方ないな。


というか、伊藤Pの携帯ストラップに興味を示してくれることが、
う、うれしい・・・


いつになるかわからないけど、
もしもまた麻生さんに取材が出来たら、何かネタになるストラップを仕込むしかない!


因みに伊藤Pの携帯には3つストラップがついておりまして、
1つは“河童のクゥ”、もう1つが“ジャッキー・チェン”、
残りの1つが“クレヨンしんちゃん”なのですが、
この“しんちゃん”ストラップ、


麻生さんと、オソロォ〜!なのよん。


だからどうした・・・なのですが、
オチの付けようもない取材記だったからさ、
こういう風にまとめるしかなかったんだよ・・・


とにもかくにも、
また、スタッフ&媒体の方々も含め、
お疲れ様&ありがとうございました。


コドモのコドモ


『ハーフェズ ペルシャの詩』麻生久美子&ジャリリ監督 取材記
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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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