2008年10月01日更新

#286 『初恋の想い出』


初恋の想い出

『初恋の想い出』

10/4より渋谷シアターTSUTAYAほか全国にて順次公開
配給会社:ブロードメディア・スタジオ

1980年代の中国。
同じ官舎に住んでいたチー・ランとホウ・ジア。
幼馴染みの二人は成長するにつれ、互いに惹かれ合うようになる。


しかし、二人の家族はある因縁から仲違いしており、
両家とも二人の交際を認めようとはしなかった・・・


劇中でも重要なアイテムとして登場するんだけど、
要するに中国版「ロミオとジュリエット」だ。


初恋の想い出


80年代の中国は、まだ家の干渉が個人に及ぼす影響が強い時代らしいんだけど、
そんなの知らないので、チー・ランとホウ・ジアのやり取りがまどろっこしくって仕方なかった。


愛しているけど家族優先というやり取りが、延々と続く。
チー・ランの取る行動も子供じみていて、辟易する。


おまけに愛を貫くのかと思ったら、簡単に心が折れてるし・・・


「ロミオとジュリエット」に出てくるキャピュレット家とモンタギュー家は富豪だ。
絢爛豪華できらびやかな世界で、ロミオとジュリエットの悲劇は繰り広げられるから、
見た目、派手。


一方『初恋の想い出』の二人の実家は・・・
とてもとても裕福とは言えない・・・


貧乏ったらしい中で繰り広げられる、同じことの繰り返しの恋愛模様を見て、どうときめく!?


どんよりどよどよ状態な上、何よりもテンポが鈍い。


本作の監督フォ・ジェンチイは『山の郵便配達』で高い評価を得ているけど、
伊藤P的には『山の郵便配達』はちょっとダルかったんだよねぇ・・・


2作品で決め付けるは良くないのかも知れないけど、
どうやらフォ・ジェンチイ監督のリズムと合わないようだ。


1時間52分という上映時間が2時間半ぐらいに感じたんだけど、
なんとか最後まで鑑賞できたのは、チー・ラン演じるヴィッキー・チャオのお陰かな。


初恋の想い出


彼女の可愛さ、美しさがなかったらもっと苦しかったに違いない。


ヴィッキー・チャオはお転婆娘から根暗な女、苦境に立たされ思い悩む女、妹キャラ、
更にはアクションとなんでもこなせる女優だ。


『クローサー』で来日した時の取材に同席したんだけど、
暗かったなぁ・・・まるで元気なし。


素がキャピキャラじゃないからこそ、チー・ランみたいな役も出来るんだろうな。


この根暗な感じが、また良いんだよね。
“あっ、笑ったぁ〜”って。


初恋の想い出


今回、改めてプロフィールを見たんだけど、もう32歳なんだね・・・
まだ20代前半かと思っていたよ。


『初恋の想い出』は2005年の映画だから29歳の時の作品。
確かに『レッドクリフ PartI』の時よりも、若いように感じた。


まぁ、なんにしても若く見えるんだけどさ。


そして、『雲南の花嫁』のチャン・チンチューとの共演作を強く求む!!


※『初恋の想い出』 フォ・ジェンチイ監督 インタビュー テキスト

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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