2010年09月17日更新

『nude』みひろ 取材記

蒼井そら、Rio、吉沢明歩、原紗央莉、みひろに続く、
伊藤PのAV女優インタビュー街道其の第六弾。


みひろふたたび。


みひろは2010年6月を持って、AV女優を卒業しているので、
正確にはAV女優インタビュー街道シリーズとは言えないんだけどね。


それはさておき、
前回の取材が昨年の12月だったので、
1年以内に2回もみひろにインタビューできるとは、
なんとも贅沢な話でございます。


作品は彼女が昨年の5月に出版した同名の私小説を映画化した『nude』。




nude

『nude』

9/18よりシネマート新宿ほか全国順次
配給会社:アルシネテラン、ハピネット
(C)2010「nude」製作委員会




みひろがAV女優の道を選んだ真相、
そこに秘められた不安や葛藤が赤裸々に描かれている。


みひろ役は渡辺奈緒子が演じており、
みひろ自身はみひろとして出演していないんだが、
今回、原作者ということで取材となった。


もう取材オファーがあった瞬間、即決。


特急で映画を鑑賞。


今回の取材で、原作を読んでいないのは失礼だろうと思い、
私小説のほうもサクッと読破。


準備万端で取材現場へと向かい、
ほぼオンタイムで取材開始。


服装は星が散りばめられたワンピースに、
緑のカーディガンを羽織っておりました。


前回、滑り出しはやや不安定だったものの、
それ以降は持ち直して、明るく元気に取材に応じてくれたのですが、
今回はそれ以上に快活だった。


「渡辺奈緒子ちゃんのコメントは分りやすくて的確なんです。
 私は結構、話しているうちにわけがわからなくなってしまうから、凄いと思いました」


なんて言っていたけど、
全然そんなことはなく、みひろちゃんもバッチリなコメントを述べておられましたよ。


印象的だったのは、
「ヌードグラビア時代、誹謗中傷が結構あり、何度も辞めようと思ったけど、
 現場に行くと楽しいから頑張ろうという気持ちになる。
 当時は、かなり振り幅が激しかった」
というコメント。


世間がまだみひろを受け入れ切れていなかっただろうし、
彼女自身も吹っ切れていない中途半端な状況だったのでしょう。


振り幅という表現を使っていたけど、
ひょっとしたら躁鬱状態に陥っていたのかもしれない。


それでもAV女優という器に収まらないぐらいの存在に成り得たんだから、
つくづく凄い女性だなぁと思うに至る。


強い精神力、人並み以上の努力、そして、天性の才能があってこそだね。


前回の『恐怖』中村ゆりの取材時に、
「鼻の下を伸ばしている」など女性陣から散々非難を浴びたので、
今回は「大人しく」を心がけたためか、
大してネタになるような面白い話もないまま取材は終了。


最後にみひろちゃんに今後の夢を尋ねたんだけど、
「ノンフィクションの小説を書いて、それが映画化されて、出演したい」という答えが。


その一気通貫の夢が実現したら、
また取材させてください!


いやいや、別の映画に出演した時でも良いでございます!!


私の夢は、「みひろみたび!」です。


■『nude』
※みひろ インタビューテキスト
みひろ

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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