2011年02月28日更新

第83回アカデミー賞結果

第83回アカデミー賞が発表されました。
27日の予想記事と比較してみました。


◎・・・受賞
△・・・外した部門の伊藤Pの予想




■作品賞(含アニメ)→ 外した
◎『英国王のスピーチ』
▲『ソーシャル・ネットワーク』
『ブラック・スワン』
『ザ・ファイター』
『インセプション』
『キッズ・オールライト』
『127時間』
『トイ・ストーリー3』
『トゥルー・グリット』
『ウィンターズ・ボーン(原題)』




作品賞、3年連続外した。
それでいいのか!


てな感じですが、


作品賞に関しては、
「自分がアカデミー会員だったら、この作品に投票する」
という自分の基準で選んでいるので、良いのです。


気持ちの中では『英国王のスピーチ』が受賞すると思っていました。
(負け惜しみにしか聞えない)




■主演男優賞→ 的中
◎『英国王のスピーチ』コリン・ファース
『ビューティフル』ハビエル・バルデム
『トゥルー・グリット』ジェフ・ブリッジス
『ソーシャル・ネットワーク』ジェシー・アイゼンバーグ
『127時間』ジェームズ・フランコ




■主演女優賞→ 的中
◎『ブラック・スワン』ナタリー・ポートマン
『キッズ・オールライト』アネット・ベニング
『ブルー・バレンタイン』ミシェル・ウィリアムス
『ラビット・ホール(原題)』ニコール・キッドマン
『ウィンターズ・ボーン(原題)』ジェニファー・ローレンス




■助演男優賞→ 的中
◎『ザ・ファイター』クリスチャン・ベール
『英国王のスピーチ』ジェフリー・ラッシュ
『ザ・タウン』ジェレミー・レナー
『キッズ・オールライト』マーク・ラファロ
『ウィンターズ・ボーン(原題)』ジョン・ホークス




■助演女優賞→ 的中
◎『ザ・ファイター』メリッサ・レオ
『ザ・ファイター』エイミー・アダムス
『英国王のスピーチ』ヘレナ・ボナム=カーター
『トゥルー・グリット』ヘイリー・スタインフェルド
『アニマル・キングダム(原題)』ジャッキー・ウィーバー




主演・助演男女優賞、全て的中!
おお!これは凄い!!


全員初受賞だし、華やかな感じで良いですね。




■監督賞→ 外した
◎『英国王のスピーチ』トム・フーパー
▲『ソーシャル・ネットワーク』デヴィッド・フィンチャー
『ブラック・スワン』ダーレン・アロノフスキー
『ザ・ファイター』デヴィッド・O・ラッセル
『トゥルー・グリット』ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン




作品賞を受賞した作品の監督が、監督賞を受賞する。
というのが望ましいと思っており、
そういった観点からすると、トム・フーパーの受賞は妥当。


しかし、映画でそれほど大きな実績を残していないトム・フーパー。
まだ30代だし、やっぱりちょっと意外です。


フィンチャーはめげずに、引き続き良い作品を生み出して欲しい。




■長編アニメ賞→ 的中
◎『トイ・ストーリー3』
『ヒックとドラゴン』
『イリュージョニスト』




外すわけがないですね。



■外国語映画賞→ 外した
◎『イン・ア・ベター・ワールド』(デンマーク)
▲『ビューティフル』(メキシコ)
『ドッグ・トゥース』(ギリシア)
『インセンダイズ』(カナダ)
『アウトサイド・ザ・ロウ』(アルジェリア)




『イン・ア・ベター・ワールド』は、
日本ではまだ配給が決まっていないのかな?


アカデミー外国語映画賞を受賞した作品の多くは、
ちゃんと日本で公開されているので、本作も公開されるといいのだが、
配給会社の倒産やミニシアターの閉館が相次いでおり、
果たしてどうなることやら・・・




■脚本賞→ 的中
◎『英国王のスピーチ』
『ザ・ファイター』
『インセプション』
『キッズ・オールライト』
『アナザー・イヤー(原題)』




■脚色賞→ 的中
◎『ソーシャル・ネットワーク』
『127時間』
『トイ・ストーリー3』
『トゥルー・グリット』
『ウィンターズ・ボーン(原題)』




映画の要である脚本。
脚本賞はゼロから創造。
脚色賞は既にある原作の換骨奪胎。


どちらも、大変な労力が伴いそうです。




■美術賞→ 外した
◎『アリス・イン・ワンダーランド』
▲『インセプション』
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
『英国王のスピーチ』
『トゥルー・グリット』




■撮影賞→ 的中
◎『インセプション』
『ブラック・スワン』
『英国王のスピーチ』
『ソーシャル・ネットワーク』
『トゥルー・グリット』


こちらの部門は4年連続的中!




■衣装デザイン賞 → 外した
◎『アリス・イン・ワンダーランド』
▲『英国王のスピーチ』
『テンペスト』
『トゥルー・グリット』
『ア・アム・ラブ(原題)』




印象通り、『アリス・イン・ワンダーランド』にしておけば的中だったのに・・・。




■編集賞→ 的中
◎『ソーシャル・ネットワーク』
『ブラック・スワン』
『ザ・ファイター』
『英国王のスピーチ』
『127時間』




撮影賞ともども毎回外していない部門なので、
今年も的中出来てよかったです。
作品賞は外しても、撮影賞、編集賞は外したくない!




■メイクアップ賞→ 的中
◎『ウルフマン』
『バーニーズ・バージョン(原題)』
『ウェイ・バック(原題)』




良く考えたら『ウルフマン』のメイクは、
リック・ベイカー!
7度目の受賞。




■作曲賞
◎『ソーシャル・ネットワーク』トレント・レズナー、アッティカス・ロスョン
▲『英国王のスピーチ』アレクサンドル・デスプラ
『ヒックとドラゴン』ジョン・パウェル
『127時間』A.R. ラフーマン
『インセプション』ハンス・ジマー




意外といえば意外な受賞だ。
ナイン・インチ・ネイルズのメンバーの家にオスカー像が飾られる。




■オリジナル歌曲賞
◎『トイ・ストーリー3』「We Belong Together」
▲『塔の上のラプンツェル』「I See the Light」
『127時間』「If I Rise」
『カントリー・ストロング(原題)』「Coming Home」




「大体、ディズニーでしょ、この部門は」と予想していましたが、
『トイ・ストーリー3』もディズニーだった・・・




■音響賞(録音賞)→ 的中
◎『インセプション』
『英国王のスピーチ』
『ソルト』
『ソーシャル・ネットワーク』
『トゥルー・グリット』




■音響編集賞→ 的中
◎『インセプション』
『トイ・ストーリー3』
『トロン:レガシー』
『トゥルー・グリット』
『アンストッパブル』




■視覚効果賞→ 的中
◎『インセプション』
『アリス・イン・ワンダーランド』
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
『ヒア アフター』
『アイアンマン2』




何気に『インセプション』5部門受賞。
最多じゃないか!




■ドキュメンタリー賞
◎『Inside Job』
▲『Exit Through the Gift Shop』
『Gasland』
『Restrepo』
『Waste Land』




■アニメーション短編賞
◎『The Lost Thing』
▲『Day & Night』
『The Gruffalo』
『Let's Pollute』
『Madagascar, Carnet de Voyage』




まぁ、適当なんで・・・


今年は22部門予想して、13部門的中。
昨年よりマイナス1部門となりました。


今回は主要部門で受賞した作品の多くが、
これから日本で公開される。


アカデミー賞の効果が、前ほど無いと言われているが、
それでも追い風になることは間違いない。


特に『英国王のスピーチ』は26日(土)から公開されており、
ドンピシャのタイミング。


『ハンナとその姉妹』(86)以来、助演男女優ダブル受賞となった『ザ・ファイター』は、
あまりスパンを置かず3月26日(土)公開。


共に配給会社はギャガ。


なかなか良い買い物&良い興行タイミングですね。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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