2013年07月21日更新

品川PART1 御殿山、八ツ山橋

今年の2月、私用があり有休を使って横浜方面へ行くことに。


大体14時ぐらいに終わるので、用事を済ませた後、
史跡率高の品川を散策しようと思っていた。


せっかくなんで、散策仲間の盟友・佐藤アサトに連絡してみたら、
同行可能ということで、14時半に品川駅で待ち合わせをした。


IMGP4802_R.JPG


合流後、まず向かったのは「品川神社」。


第一京浜を大崎方面に歩く。
道路の向かい側には、「高山稲荷神社」があり、
サラリーマンと思しき男性が参拝していた。


IMGP4804_R.JPG


周辺は高層ビルなので、ちょっと不思議な空間だった。


「品達ラーメン 麺達七人衆」を越えて暫くすると、
交差点右手に「御殿山」が見えてくる。


IMGP4806_R.JPG


“山”という名が付いているが、山と呼ぶには標高は低い。


室町時代は、太田道灌の館があったこと、
江戸時代は、桜の名所であったことが知られる場所で、
高さも今よりあり江戸湾が見渡せたという。


しかし、ペリーの黒船来航を受け、
お台場に砲台を築くための埋め立て用として削られたうえ。
明治時代には、鉄道を通すために、さらに切り崩されてしまった。


「御殿山」の左手には、八ツ山橋がある。


八ツ山橋は、東海道線と東海道を立体交差させるために明治5年に架けられた日本初の陸橋で、
大正2年に一度架け替えられ、昭和5年に同様の橋が横に架けられ、
現在の橋は、昭和60年に架けられたもの。


橋を渡ると右手に大正2年建設時の橋が保存されている。


IMGP4810_R.JPG


なんだか大きなのっぽの古時計みたいです。


3年ぐらい前にここを通ったけど、気にも留めなかったなぁ。


因みにここはゴジラの上陸地点としても知られています。


そして、少し歩くと京浜急行の踏切前に「従是南 品川宿 地内」という道標が建っている。


IMGP4812_R.JPG


「従是」は「これより」という意味なので、「これより南は品川宿の地内」ということを示している。
丁度、江戸と品川の境目だ。


品川はご存じの通り東海道五十三次の第一番目の宿場町。


江戸に近いことから、落語の舞台になることも多い。


品川にある遊郭にあーだこーだと言って居座り続ける「居残り佐平次」。





同じく品川の遊郭を舞台にした女郎と客の心中が描かれる「品川心中」。





この「居残り佐平次」や「品川心中」、その他をミックスして作られた映画が、『幕末太陽傳』。





名作と誉れ高い作品ですが、実は見ていない。
落語好きの映画宣伝マンK山さんからも「見てください!!!」と言われているのだが・・・。


かつてここが宿場町だったんだと思いながら、「品川神社」を目指していると、
佐藤アサトが、「この先にペットショップがあって、超デカいカメがいるんですよぉ」と言う。


この男らしい、どーでもいい情報だ。


しかもそのペットショップに、カメはいなかった。


がっかりなペットショップからほど近い場所に、目的の「品川神社」があった。


IMGP4814_R.JPG


「品川神社」が見どころ満載なので、一旦ここで切ります。
以降「品川PART2 品川神社」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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