2018年04月04日更新

辰巳起点散策13 PART1 富岡八幡宮

2月3日(土)、辰巳に用事。


辰巳は、地元、過去と現在の職場を除いたら、
父の実家があった鎌倉に次いで、
2番目に多く訪れた街かもしれない。


この日は朝の7時過ぎに辰巳の某所へ立ち寄って以降、
12時過ぎまで暇。


日本屈指の観光地である鎌倉だったら、
幾らでも行くところがあるんだが、
辰巳はマジで何もない。


とはいえ、限りある余命うちの5時間を無駄に過ごしたくない。


どうするかは朝ご飯を食べながら考えよう。


辰巳には食事処が皆無なので、
お隣の木のまち、新木場駅まで歩く。


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小型のバスが停まっている。


新木場には工場が多いが、駅から少し離れているため、
企業側がシャトルバスを用意しているようで、
写真に写っているバス以外にも、数台停まっていた。


そんな新木場駅周辺では、
路上喫煙者が、プカプカと有害な煙をまき散らしていた。


新木場駅にはご飯処があるにはあるが、
朝の7時半に開いている店は限られていて、
ゆで太郎、吉野家、すきや、松屋といったチェーン店ばかり。


2018年1月13日(土)に辰巳起点で散策した際は、
松屋を利用したんで、違う店にしようかと思ったものの、
結局、また松屋。


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しかも1月13日と全く同じメニュー。


同じといえば、この日もトイレで出すモノ出した。
(一人のお客さんが、20分ぐらいひとつしかないトイレを占拠!困る!)


そんな話はさておき、この後どうする?


5時間もあるし、新木場駅から電車に乗って何処かへという案も浮かんだが、
3度目となるdocomo運営の自転車シェアリング(レンタサイクル)を選択。


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散策において、歩くよりも速く、電車や車より自由な自転車。
機動力は最強だと思う。


このレンタルサイクルの自転車は電動なんだが、
バッテリーの消費が激しい。


バッテリーの残量が少ない自転車を選んでヒヤヒヤした「辰巳起点散策12 若洲」の経験を活かして、
充電がフルな自転車を探す。


この子がフルでした。


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で、何処へ?


前回は自転車を借りて若洲へ南下したので、
当て所もなく北上することに。


ペダルを漕ぎながら、勝手知ったる明治通りをひた走り、
まずはスカパー東京放送メディアセンターへ。


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仕事でチョイチョイ訪問しているので、
別にわざわざ来なくても良いのだが、
プライベートで、しかも土曜日の朝8寺20分に、
スカパー!にいる自分が面白かなって。


そのスカパー東京放送メディアセンターの目と鼻の先にあり、
2017年6月20日に火災が発生した明治東陽町物流センターは、
綺麗さっぱり取り壊されていた。


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ここで電動自転車の残りのバッテリーを確認したら90%だった。
消費が想像以上に激しい。


そんなチャリを走らせ、約3年ぶりの再訪となる八幡橋へ。


【関連記事】
「辰巳起点散策5 PART1 八幡橋」


途中、前回気になったスナックREIが、現存していることを確認。


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営業しているのかは不明だが、
店先に置かれた青い箱の中におしぼりが入っていたので、
もしかしたら現役なのかもしれない。


スナックREIから程近くにある八幡橋。


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日本最古鉄橋で、国の重要文化財。


前回来た時は、橋の下に野良猫シェルターみたいなのがあった。


グルッと回って橋の下へ来てみたら、
やっぱり猫が暮らしていた。


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3年前はロケット型のビニール小屋だったが、
発泡スチロールの小屋に姿を変えていた。


江東区からの小屋の設置禁止という貼紙、マル無視。


さて、ここまで来たら富岡八幡宮へ参拝。


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2017年12月に起きた凄惨な宮司殺人事件によって、
参拝客が減ったというが、それを証明するかのように境内は閑散としていた。


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土曜日の朝8時40分だから、こんなもんか?


この辺の土地は富岡八幡宮が所有しており、
不動産収入がガッポリあるので、
参拝客が減っても大丈夫らしい。


因みに我が地元の吉祥寺にあるアーケード街サンロード周辺は、
サンロードの真ん中らへんにある月窓寺が地主。


かつてサンロードに商業施設を構えていた人から、
「結構な地代を取られる」というような話を聞いたことがある。


事実、その商業施設は無くなってしまったんだが、
一方で月窓寺が、商店街を守っている側面もある。


お寺が地主故に、
余程の事がない限り地上げ、強制的な立退きは無いし、
出店するにも月窓寺の許可が必要。


よって、吉祥寺らしい商店街が存続しているのは、
月窓寺あってのこと。
(とはいえ、大分チェーン店が増えましたが…)


富岡八幡宮も門前仲町で、
そのような役割を果たしているのかもしれない。


富岡八幡宮といえば、大相撲発祥の地。


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江戸時代、富岡八幡宮の境内で、春と秋の2場所が開催されていた。


横綱力士碑には、歴代横綱の名が刻まれている。


裏側には前回訪れた時には無かった名が!


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稀勢の里寛。


平成10年(1998年)7月に横綱に昇進した若乃花勝以来、
19年ぶりの日本人横綱。


しかしながら、ここ最近は怪我で精彩を欠いているので、
頑張ってほしい。


そして、この横綱力士碑の真裏に、
刺殺された宮司が住んでいた洋館ある。


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現在は白い幕で覆われている。
多分、取り壊されるのでしょう。


境内の外、八幡橋の近くが、
事件当時、報道写真が撮られた現場。


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左に曲がると八幡橋。


どこでどう斬り付けられ、逃げ惑ったのかわかりませんが、
一命は取り留めたものの運転手さんも負傷しているし、
犯人2人も死んでいる。


きっと事件現場は広範囲だったのでしょう。


ここも報道写真にあった場所。


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犯人たちが、自害した場所でしょうか?


この後、随分前に佐藤アサトに教えてもらった
深川ゑんま堂へ行ってみることに。


ゑんま堂がある法乗院は、清澄通り沿いにあるので、
西方面へとペダルを漕ぐ。


深川不動の近くにある大坂屋。


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「東京五大煮込み店」「三大もつ煮込み店」と称される
創業大正13年の老舗。


数年前、仕事でスカパー東京メディアセンターへ行った後、
立ち寄ったことがある。


店内は超狭く、長尻は禁物な雰囲気だった。


串を打った煮込み数本と名物の卵スープをアテに、
1〜2杯飲んで、サクッと席を空けるのが粋。


なのですが、正直、卵スープは期待値以下だった。


因みに店内は撮影禁止です。
食べログには、たくさんの写真があがっていますが…)


清澄通りに出て、東京都道475号を越えてすぐに法乗院。


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本堂向かって左側にあるのがゑんま堂。


ゑんま堂の前の駐車場に停まっていたマイクロバスの運転手にガン見され、
居心地が悪い中、ゑんま堂へ。


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高さ3.5m、幅4.5m、重量1.5t。
日本一の閻魔大王とのこと。


パッと見ではそこまで大きい感じはしない。


ゑんま様の前には19のご祈願が記された賽銭投入口がある。


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試しに「夫婦円満」に賽銭を投げ入れると、
ビカビカと閃光が発せられた後、ゑんま様の説法が流れ出した。


そんな演出に驚く。


これを有難く聴く人がどれぐらいいるのだろうか?
どんな話をされたのか?
全く耳に入ってこなかった。


なんでもコンピューター制御によって、
投入口毎に19種類の説法が再生されるため、
「ハイテク閻魔」と呼ばれているそうな。


かなりの珍スポット。
調べてみたらやっぱり真言宗のお寺だった。


この後、「散策記」の名に相応しい
行き当たりばったりのチャリツアーとなった。


以降、「辰巳起点散策13 PART2 山谷」へ続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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