海 2019 PART2 (伊藤Pのブログ)

「海 2019 PART1」からの続き。

24時間営業のスーパーで買い出しを終え、海へ。

上の写真の撮影時間は5時22分。
日の出は5時7分なので、
太陽はすでに上がっているはずだが、
雲が多くて拝むことが出来ない。

しかし、台風接近に伴い、強風を恐れていたものの、
無風状態で一安心。

いつもだったら下の駐車場まで行けるのに、
途中、車止めがあり降りることが出来ず、
かなり面倒くさいが、上から荷物を下すことに。

毎年、悪友Ｉが生ビールサーバーを持ってきている。
今年は調子が悪いってことで、無しになったんだけど、
サーバーのバッテリーがクソ重いんで、
逆に持ってきていたら死んでいたかも。

荷物運びだけで数回往復。
Ｙ君は頑張ってたくさん運んでくれた。

因みに小生の服装は、
映画「少林サッカー」Tシャツ。

毎年、この海のユニフォームであった初代の少林Tシャツは、
昨年、椅子の背もたれに掛けていたところ、
強風に煽られて倒れ、焚火台に突っ込み燃えてしまった。

幸い本作の日本公開時の関係者であるグッさんが、
会社の倉庫を探して、この2代目を送ってくれた。

2001年の映画だけど、新品のTシャツは、
17年間着続けた初代と違って、
色褪せやヨレのないパリっとした着心地だった。

やっぱりこの海にはこのTシャツだ。

なんて思っていたら、なんときとちゃんファミリーが、
我々よりも先に到着していた。

驚いた！

きとちゃん一家とは、この海で1年に1回会う。
一番最初にきとちゃんの子供たちと会ったのは、2015年。
まだかなり幼かった。

昨年会った時、随分大きくなったなぁって思ったけど、
子供の成長は早いので、更に大きくなっているに違いない。

暫くするときとちゃんと子供たち二人が降りてきた。
やはり大きくなっていた。

長男で小学1年生のＨ君に「おはよう！」と声をかけると、
スゲェ小さい声で「おはよっ」と返してきた。

どうやらお腹が空きすぎて不機嫌らしいのだが、
小学生の低学年になると人見知りや照れが出るよね。

一方、長女のＦちゃんは「おはようございます！」と、
元気に挨拶してくれました。

そうこうするうちに、
さっきまであった雲が切れて太陽が顔を出した。

雨なし、雲なし、風なし。

令和元年の海は、
近年稀にみる最高のコンディションになるのでは！？

6時20分には設営完了！

で、もってみんなで乾杯！！！

太陽にも乾杯！！

時刻は朝の6時35分。
こんな時間からお酒を飲むのは、1年に1回。
この海だけだ。

空腹に酒を流し込むのは体に良くない。
朝食を食べよう。

スーパーで買ったびんちょうまぐろを
山田の醤油、わさび、ネギ、ごま油で和える。

毎年の定番。

そして、定番といえば、
ハムとチーズのサンド。

焼き担当のAndoさんが、みんなの分を作ってくれました。

小生はマリーシャープス・ハバネロソースを添えて頂きました。
辛うま。

ご飯を食べて腹が落ち着いたからか、
まだ8時前だというのにＹ君、Ｈ君が次々と入水。

元気だ。

一方、大人たちは胃袋がまだ満たされていない。

Andoさんは、しらす、大葉、鰹節、醤油を和えた逸品を
サクッと作ってくれた。

酒が進むぞ！

酒を飲めば、用を足したくなる。

トイレに向かうと、
トイレの脇に仮店舗を出店している海の家のおばちゃんがいた。

おばちゃんと出会ってからもう少しで20年。

挨拶をした瞬間、腹を触られ、
「あんたなんだか貫禄が出てきたらぁ～」と言われた。

う～ん、ばれたか…。

8月は富士山登山と健康診断があったので、
7月末ぐらいから自宅飲みをほとんどせず、
酒量はかなり減っていたのにも関わらず、
あまり体重が落ちていなかった。

もう酒を抜いたぐらいでは、
痩せない年齢になってしまったということか。

この頃には下の駐車場が開放されており、
おばちゃん曰く、満車になるから車を下しておいた方がよいとのこと。

助言に従ったのだが、
下の駐車場は16時で閉まってしまうという。
なんだか色々とルールが出来てしまったようだ。

そして、酒はビールからAndoさんが持ってきてくれた
芋焼酎の三岳にスイッチ。

アテは串焼き。

当初は毎年、美味しいと食べてくれる
ヤスさんの長男のために用意したのだが、
明日、BBQ無しとなったので、
ヤスさんにその旨伝え、食べてしまうことにした。

ならばきとちゃんの長男Ｈくんに食べてもらおうと思ったものの、
土下座状態という凄い恰好で爆沈しておりました。

この他、スーパーで買ったサバ等も焼いて食べた。

サバを焼いた網で、串を焼くと、
魚の味が肉に付いて不味いっす…。

大分お腹が一杯になったところで、
ハタさんとＭちゃんが到着。

ハタさんは、ベノムシュノーケルで、
リュウちゃんにご挨拶。

リュウちゃんは、ベノムハタに怯えることもなく、
笑顔で接しておりました。

この後、簡易プールでのじゃぶじゃぶでは、
水が怖かったからか少し泣いちゃいましたが、
海デビューとは思えないぐらいの安定感でした。

酒を大好きなキャプテンモルガン・スパイスド・ラムの
ソーダ割に切り替え、まったりタイム突入。

毎年ギターを持って来ていたが、
このところギターを弾く時間があまりなく、
今年は無しとした。

他のメンバーの多くが海に入っている中、
海辺にいたきとちゃんの娘のＦちゃんとおしゃべり。

「何歳？」
「好きな食べ物は？」
「いつもどんな遊びをしているの？」
なんてことを聞いていると、
救急車のサイレンが聞こえてきて、
そのまま下の駐車場まで降りて来た。

何事か？

救急隊が向かった先を見ると、
なんとハタさんたちの姿が…。

慌ててその場へ向かうと、
水着姿の女性が肩で息をしながらへたり込んでいた。

後で聞いたところ、
ハタさんたちの傍で「助けてぇ！」という声が聞こえ、
その方を見ると女性がバシャバシャしていた。

最初はふざけているのかと思ったものの、
どうも常套ではない様子。

これは溺れている！と判断し、
ハタさん、きとちゃん、Andoさんがすぐさま救助したのでした。

この後、警察もやってきて事情聴取を受けておりましたが、
命に別状はないとのことで、良かった。

山もそうだけど、海は常に危険が伴うと改めて認識させられました。

そんなレスキューな事態が発生した後、
新幹線、伊豆急を乗り継いでぐっさんが到着。

ぐっさんには、ヤスさんの情報を元に、
伊東駅構内で祇園のいなり寿しと
鶏の唐揚げを買って来てもらいました。

グルメなヤスさんのオススメだけに、きっと美味いのだろう。
で、めちゃくちゃ美味かった。

そして、明日は台風接近のため海に入れないので、
このタイミングで海水浴。

最初は穏やかだったが、
台風の影響か、段々と波が出てきて、
引き潮も強くなってきたので、あまり沖には出ず、
30分ぐらいで終わらせた。

で、この後の記憶がない。

なぜなら寝てしまったから。

まぁ、毎度のことだ。

ゆすり起こさられると、いけちょさんが到着していた。

そろそろ16時なので、
撤収しようということになった。

この撤収の早いこと早いこと。

上の写真が15時25分撮影。

下の写真が15時38分撮影。

たったの13分で完全撤収。

スゲェ～。
驚異のスピード。

海の家で少しまったりしていると、
先程ハタさんたちが救助した女性とその彼氏が、
お礼金を持ってやってきた。

ハタさんは、当たり前のことをしただけと言い、
受け取ることはなかった。

よっ！男前！！

別の温泉街に宿泊するきとちゃんファミリーとは、
ここでお別れ。

またお会いしましょう！

我々は宿に着き、順次風呂に入る。

入浴後、夕飯の準備。

海の夕飯と言えば、コレ！

和牛＆豚しゃぶ。

高校・大学時代にスーパーの精肉部でバイトをしており、
当時の社員さんが現在も働いていて、
その誼みでいつも安く購入させてもらっている。

今年もお願いしたら、なんと東伏見店に異動していた。
東伏見駅は西武新宿線の駅だ。
小生の通勤区間にこれっぽっちもかすらない。

とはいえ、東伏見は自宅から4キロぐらいの距離。

一旦、自宅に帰ってからチャリで取りに行くのがベスト。
しかし、東伏見店は20時で営業終了。

間に合うか！？

出発当日の金曜日、定時になった瞬間、
吉高由里子の如く「私帰ります！」と会社を飛び出し、
山手線、中央線を乗り継いで吉祥寺駅へ。
吉祥寺駅からダッシュで帰宅してからの激チャリ。

7時半頃お店に到着。

仕事が定時で終わるか気が気じゃなかったので、
無事にゲットできてよかった。

そんなしゃぶしゃぶだけでは足らないので、
この他、Andoさんとの共作でこってちゃん炒めを作った。

更に白飯が必要ということで、炊飯器で炊くことにしたのだが、
計量カップがなく、目分量となった。

にもかかわらず、上手く炊けた。

そして、お酒。

なかなか壮観ですが、
ここは毎年恒例のマスターいけちょさんによるハイボール！

中身は高級ウィスキーの白州。

割り用の炭酸にもこだわりをみせた入魂の一杯。

で、乾杯！

宴会スタート！

肉も美味い！
ハイボールも美味い！

海で焼く用に買ったものの食べなかった牛ホルモンセットを
しゃぶしゃぶ終了後の鍋に投入。

焼いた方が美味いんだろうけど、
部屋の中がモクモクで臭くなるので、
湯がいて焼き肉のタレをまぶした次第。

それにしても、みんなとの会話が楽しい。

きとちゃんの奥さんＡちゃんが、
自分の頭にかけているのにも関わらず、
茶色いサングラスを探していた話とか、
今日こんなことがあった話も面白かった。

そして、いけちょさんとＹ君が、
トランプでサシの勝負。

いけちょさんは、勝負に弱く、
いつも負けるそうなんだが、
Ｙ君はいけちょさんと良い勝負だった。

続いて、小生とＹ君が勝負したのだが、
小生、まさかの惜敗…。

いけちょさん＞Ｙ君＞小生

という勝負のヒエラルキーが出来上がり、
小生はいけちょさんから“負けマスター”を承継しました。

私、最弱。

トランプで盛り上がっている間に、
Ｍちゃんが食器洗いをしてくれた。

更に余った白米に塩コショウをまぶして、
一口大に分けてラップに包んでくれた。

このプチおにぎりが、滅茶苦茶美味かった。

ちょっとした心遣いは、素晴らしい味付けになる。

宴もたけなわでしたが、
みなさん次々と寝落ちしていき、
24時前には全員床に就いた。

いびきが心配だったので、
iPodに繋いだヘッドフォンを装着し、
メタリカの「And Justice For All」を流す。

後日、このことを盟友・佐藤アサトに話したら、
「いびき対策で、なんでベース音がスカスカのアルバムを選ぶ？」と言われた。

確かに…

しかしながら、一曲目の「Blackened」の歌が始まる前に落ちた…。

以降、「海 2019 PART3」へと続く。