2007年12月01日更新

#169 「ジョン・レノン特集第1弾『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』」

リニューアル第1弾記念として、尊敬するジョン・レノン関連作を3日連続掲載!


音楽で平和を訴えたアーティスト、ジョン・レノン。

音楽だけでなく、彼の言動は多くの人々に影響を与えた。

そのため、アメリカ政府はジョン・レノンを危険人物と見なし、
盗聴・尾行などの監視をした。

PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』は、

ジョン・レノンが何を思い、どう平和を訴えたのか?
アメリカ政府は何を恐れたのか?
そして、ジョンとアメリカ政府はどのような闘いを繰り広げたのか?

が、わかる優れたドキュメンタリー映画。
伊藤Pの部屋#169「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」
■「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン

配給会社:ザナドゥー
12/8よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて

(C)「ミッドナイトイーグル」パートナーズ

タイトルになっている“PEACE BED”とは、
1969年、ジョンとヨーコが新婚旅行で訪れたオランダ・アムステルダムのホテルで、
「戦争しないで、ベッドで過ごそう、髪を伸ばそう、平和になるまで」というスローガンを掲げ、
ベッドで抱き合ったままメディアに登場した平和活動のこと。

この斬新なアピールが発端となり、世間の反戦ムードはより高まり、
アメリカ政府に脅威を与えた。

たった一人のアーティストが、アメリカ政府の脅威となる。

ジョン・レノン凄くね?って。

ジョンは強烈な反戦歌を狙って書いていないと思う。

母への思いを痛切に歌った「Mother」や、
オン・ヨーコへの愛を美しく綴った「Love」といった曲を聴けばわかるように、
ジョンの作品には、自分の内面を曝け出すような、極めて私的なものが多い。

だからアメリカ政府が恐れるような、一見煽動的な曲も、
切なるジョンの気持ちを表しているだけに過ぎない。

狙っていない分、聴いた人はジョンの気持ちを素直に受け入れることが出来るのではないか?

と、本作を見ながら勝手に解釈。

まぁ、ジョン・レノンの研究は多くなされているので、
伊藤Pがどうこう言ったところで、という部分はありますので、
映画に戻します。

オノ・ヨーコお墨付きの作品なだけあって、
オノ・ヨーコ所有の未公開映像がふんだんに使われており、
ジョン・レノンを良く知る人でも見たことのない貴重なジョンの姿が拝めます。

とにもかくにも、
ジョンの平和への思い、アメリカ政府への恐れ、喜び、哀しみ、
それら全てが深く胸に突き刺さりました。

ジョン・レノンは1980年の12月8日、凶弾に倒れた。

でもジョンの精神は今も生き続けている。

平和を我らに
人々に力を
平和を想像してごらん
戦争は終わる、あなたが望むなら

何度聴いても、心に沁みますなぁ〜。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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