2014年03月22日更新

稲城2014 PART1

<淵野辺 一覧>
【1】「淵野辺 PART1」
【2】「淵野辺 PART2」




「淵野辺 PART2」からの続き。


ほとんど乗降する人もいない夜20時25分、
京王よみうりランド駅を下車。


IMGP1064_R.JPG


約1年と7ヵ月ぶりとなる「ありがた山」を目指す。


「ディープツアー2012」にも記載したけど、
改めて「ありがた山」について説明しておこう。


関東大震災後の復興計画の区画整理の際、
文京区駒込周辺に引き取り手のない無縁仏が多数あった。


見かねた某宗教団体が、稲城村(当時)の「妙覚寺」から許可を得て、
1940年から3年間に渡り、石仏像を「ありがた山」の地に運び込んだ。


駒込から稲城までの距離は30キロ。


運び手は、駒込でリアカーに石仏像を積み引いて歩き、多摩川を舟で渡り、
またリアカーで、この山まで運んだ。


その数4000体。


運搬中、不審がられた際には、「ありがたや、ありがたや」と唱えて事なきを得たことから、
「ありがた山」と呼ばれるようになったらしい。


そんな「ありがた山」へのルートは、
「ディープツアー2012」で一度行っているから、迷うことはない。


IMGP1066_R.JPG


「妙覚寺」の脇の坂を登っていく。
「ディープツアー2012」の時は、左手の山肌がガンガン削られていたが、
すでにそこには新しい住宅が建っていて、人が暮らしていた。


さらに坂を登っていくと、前回まだ未着手だった右手の野原が掘削されており、
「ありがた山」がまだあるのか、ますます心配になってくる。


左手に墓地を見ながら未舗装のそれなりに急勾配の坂道を登る。


暗い!寒い!風が強い!眼鏡が曇る!足場が悪い!


やがて石板の階段になり、左右に墓地が現れた。
こんなところに墓地、あったっけ?と思いながら登り続けるも、
視界に入るのは墓ばかり。


確かこのぐらいの高さに「ありがた山」の石仏群があったはずなんだが・・・。


IMGP1070_R.JPG


それにしても、上に行けば行くほど無駄にスペースが空いている。


まるで墓地の新規区画販売のようだ。


もう少し登ると左手前方に白い小屋が見えてきた。


IMGP1074_R.JPG


あそこは、3つの供養塔があった平地では・・・。


ってことは・・・「ありがた山」石仏群、消滅・・・!?


「ありがた山」の石仏群は、麓の「妙覚寺」が管理しているはず。


まさか「妙覚寺」が石仏群を処分して、新しい墓地の区画販売をしているのか?
新たに墓地を建てることで、この地の開発を阻もうと足掻いているのか?


様々な疑問が頭を駆け巡る。


茫然自失状態で下山。


「ありがた山」から見える稲城の街並みの夜景も、心に響きません。


IMGP1076_R.JPG


京王よみうりランド駅から京王線に乗り、
最近の「ありがた山」の情報が記載されているサイトがないか調べてみたところ、
あった・・・。


「だnow 南山東部土地区画整理事業 覆△蠅た山)」


2014年2月16日アップなので、かなり最近。


そして、「だnow」に掲載されている写真を見て、愕然とした。


俺、途中で引き返している・・・。


石仏群は、先の写真の白い小屋のさらに上に今も現存していた!


「ありがた山」の石仏群がまだ残っているという事実には、
安堵させられたが、あそこまで行って引き返すとは、なんたるしくじり。


俺は、何をしに行ったのだ・・・。


暗くて全く山の上層部が見えなかった。
やはり、夜の散策はダメだと痛感。


あぁ・・・悔しい・・・。


以降、「稲城2014 PART2」に続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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