2006年01月06日更新

#100 「 映画に見るTシャツ 」

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。


そして、今回は、な、なんと100回記念!
もう2年9ヶ月も続いているんですね。。。


さて、そんな年明け+100回目というダブル記念に何を書くか考えたのですが、
Tシャツ屋さんのサイトですから、Tシャツについて触れてみようと思います。


伊藤PはTシャツって着る人の趣味趣向が如実に表れるファッションだと思う。


例えば、極端だけどスヌーピーのTシャツを着ている人を見れば「あぁ、この人はスヌーピーが好きなんだ」とか、
南天さんや沖縄ヤンキースさんのTシャツを着ている人がいれば「あぁ、この人は沖縄が好きなんだ」とか、
その人の“ナリ”がわかる。


でもって、ある一部の層に確実に響くTシャツが存在します。


それはハードロック/ヘヴィーメタル(HR/HM)系のアーティストTシャツ。(ヘビメタではない!ヘヴィーメタルです!!!)


この手のTシャツを着ている(大概はムサイ)者どもは、「俺はこのバンドが好きなんだ」という強烈な自己主張をしている。
この自己主張は他のTシャツが持つ自己主張の比ではない。
ある意味宗教じみた世界観があるのです。


だから自意識過剰となり、街を歩いている際に、
同じくHR/HM系Tシャツを着ている人とすれ違うと、必ず、お互いがお互いの顔をチラ見する。


HR/HMのTシャツを着ている者どもは、同族意識を持ってはいるが、
何故か妙に意識し合い、そして、牽制する。
まるで犬のような習性だ。


例えば、メガデスのTシャツを着ている人が、メタリカTシャツを着ている人とすれ違うと、


メガデス君「あっ、こいつメタリカのファンか?ミーハーめ!」
メタリカ君「あっ、メガデス着てる。デイブ派かよ」


と互いに心の中で呟き合う。


メガデスとメタリカ自体が仲悪かったので、
そのTシャツ着ている者たちも威嚇し合う形になったりする。


でも、大概そいつらはメガデスもメタリカも聴いていて、
どっちのバンドも好きなんだけどTシャツ着ているだけで、そういう環境に陥るのである。


勿論、逆のパターンもあって、同族意識が良い方向に転ぶケースもある。


自分の好きなバンドのTシャツを着ている人が、飲み会とかにいると、
もう話の突破口は開かれているも同然だ。
瞬く間に仲良しになれること間違いなし。


それほど、HR/HMのTシャツの影響力は凄く、他の追随を許さない。


伊藤PもかつてはそんなHR/HM族の一員でした。
最近は着なくなりましたが、未だにHR/HMのTシャツを着ている人を見ると意識してしまう。


だから、ジョン・トラボルタとユマ・サーマン共演の「ビー・クール」という映画を見た時も反応した。
超脇役の一人が、我が愛しのデフ・レパードのTシャツ(「ヒステリア」のジャケ写)を着ていたのだ。


伊藤Pはその脇役キャラに親しみを覚えると共に、質問をしたい衝動に駆られた。
「なぜ、今、ヒステリアなんだ!!」と!


「チャリエン」では、ドリュー・バリモアがAC/DCのTシャツを着ている。
3人の主演女優全員、伊藤Pのストライクゾーンからかなり外れているけど、
それだけでドリューのみ、ポイントがやや上がったりもする。


そして、新作映画にもHR/HMのTシャツが登場する。


最近流行りのリメイク・ホラーの一本「悪魔の棲む家」では、
3人兄弟の一番上の男の子がKISSのTシャツを着ている。
しかも、この子のTシャツは日本語で「キッス」と書いてあるではないか。
若いのに“ワビとサビ”が判っているじゃないかと感心。


すると今度は、家の留守を預かったベッビーシッターのチョイエロの若いおネーチャンが、
その家にまつわる事件の話を教えてあげる見返りとして、
そのキッスTシャツを要求する。


伊藤Pはきっとこのおネーチャンと話が合うだろう。
一緒に、「ロックンロール、オールナイトしようぜ!」。


次いで、炭鉱で働く女性がセクハラで会社を訴え、戦う姿を描いたシャーリーズ・セロン主演の社会派「スタンド・アップ」では、
セロンの息子役の男の子がアイアン・メイデンのTシャツを着ている。


この新作2本の男の子たちは、まだジャリな感じ。
伊藤PがHR/HMを聞きまくっていたのは、高校生の時だから、
アメリカの子供は早熟なんだなぁ〜。
アイアン・メイデン聴くなんて、マセ過ぎだぞ。って、映画見ながら思ったりする。


あと、「Mr.&Mrs.スミス」にはHR/HMじゃないけど、
ちょっと気になるTシャツが登場する。


ブラピとアンジーが共に狙うターゲットの男性が着ているTシャツには、
はっきりと映らないのですが、多分「ファイト・クラブ」って書いてある。
ちょいとニンマリさせられる小ネタだ。


映画に見るファッションっていうと、高級ブランドが良く取り上げられるけど、
庶民的なアイテムとして、Tシャツに注目しながら見るのも良いかもです。


ということで、今年もT-SHIRT-YA.COMでお気に入りのTシャツゲットして、自己主張しまくりましょー!!!

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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