あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。


年明け一発目目ですが、映画のネタもないので、
大晦日のK-1 Dynamite!!のネタを。


あっ、決して一見さんじゃないからね。
最近は前ほど熱心に格闘技を追っかけていませんでしたが、
８０年代からのプロレスファンだし、
総合格闘技もUWFから見て来た人間です。


特にリングスに関しては超思い入れありです。


リングス全盛期の時代、リングス、パンクラス、
UWFインターナショナルがしのぎを削っていました。


今回のDynamite!!は３団体で活躍した選手が、
一同に会した感慨深き大会です。


まず、田村潔司。
番組の扱い的には所英男の方が上だったかな。
でもそれは仕方がない。
最近の田村の精彩が無い。


身体もいまいち絞れていないように見えたし、
右足のテーピングもなんだか痛々しい。
田村がテーピングするなんて珍しいね。


リングスに移籍したころの田村の凄さを知る者として、
ちょっと寂しい感じがしたけど、
今回久しぶりに田村の強烈なミドルと、
サブミッション（死語？）が見られて良かった。
レガース姿も久しぶりだったな。


あと、試合の前の握手の際、
所が田村の顔面をビンタした。
あんまりテレビの解説陣営も分かっていなかった様だが、
これは田村が重要な試合の時にやっていた行為。
対高田延彦戦、対山本宜久などなど。
あっ、あと坂田亘ね。


所的には憧れの田村戦だから、
同じ事をやりたかったのでしょう。
オマージュだね。
伊藤Pには響いたよ。


そして、桜庭VS船木。


ちょっと前だったら絶対にありえないカード。
一旦、引退した選手の復活に関しては否定的だけど、
正直、船木の引退の仕方はどうかと思ったし、
（あの試合、ドームで見たさ）
見てみたいカードだったので、楽しみだった。


やっぱり、感慨深い。
リングに上がった二人はもっと感慨深かったでしょう。
そして、最後に桜庭がアームロックを決めた瞬間、
解説の宇野薫の発した発言が、多くのファンの気持ちを代弁していたと思う。


“あっ、抜けちゃった”


蓄積された思い入れとかが入り混じった、
もっと見ていたいけど、一本勝ちで終わって欲しいという気持ち。


恐らくもう二度とないカードでしょう。


そして、ヒョードル。
この人PRIDEで有名だけど、元々リングスだからね。


パウンドから腕を掴んで、腕ひしぎなんてステキすぎる。
やっぱり強いね。


そして、遂には高田までリングイン。
時間的に裏番組のハッスルが終わってからの登場（なの？）。
相変わらず美味しいとこ取りだ。


まぁ、それでも別に良いけどさ。
どーせだったら前田兄さんも出てきて欲しかったな。
桜庭VS船木は兄さんの力もあったはずなんだよね。


他にも見所満載の試合が多かった。
PRIDEが消滅して、競合がいなくなったがために、
マッチメイクもしやすくなったと思うし、
なんか、気負いがなくなったというか、
奇抜な試合だけど、そこそこのレベルになる試合と、
目の肥えた人の観戦に耐えうるクォリティが混在した、
良い大会だったと思う。


もっと語りたい試合があるけど、
Dynamite!!の放送時間と同じぐらい長くなるので、
やめておきます。