2009年01月09日更新

#322 『チェ 28歳の革命』

革命に身を投じた男チェ・ゲバラの実像に迫った作品。
『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳別れの手紙』の二部作でトータル約4時間半の大作。




チェ 28歳の革命
『チェ 28歳の革命』
1/10より日劇3ほか全国にて
配給会社:ギャガ・コミュニケーションズ
(C) 2008 Guerrilla Films,LLC−Telecinco Cinema,S.A.U.All Rights Reserved
※『チェ 39歳別れの手紙』は1/31より公開




日本では時期をずらして連続公開されるんだけど、伊藤Pは二作連続で一気に見た。
この手の長尺映画は、決心と勢いが必要だ。


第一部、『チェ 28歳の革命』は、
バティスタ独裁政権の打倒を掲げたカストロと共に起こしたキューバ革命の時期が描かれている。


実をいうとチェ・ゲバラに関しては、そんなに詳しくなくて、
カストロと共にキューバ革命を成功させた人という程度の認識だった。


彼の顔がデザインされたTシャツを着ている日本人も多く見受けられ、
なんだかファッションの一部にされているようで、それにちょっと抵抗があったりした。

かつて、『マルコムX』が話題になっていた頃、
六本木でマルコムXのキャップを被っていた日本人青年が、
黒人男性にぶん殴られるという事件があった。


「何も知らねー、イエモンが身につけてんじゃねーよ!」ってことなんだけど、
ファッション化されたチェにも同じ空気を感じていたりした。


しかしながら、ファッションの一部になるってことは、カリスマがあるってことだし、
スティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロがチェの映画を撮ったとなれば、
やはり興味が沸くし、チェを知る良い機会になるかもってことで見てみた。


チェ 28歳の革命


『チェ 28歳の革命』を見てまず感じたことは、思いの外、戦闘シーンが多いということ。
後半なんて、ほとんどドンパチだ。


正直、もっと内面に踏み込んだ作品になっていると思ったんだけど、
割りと客観的で、史実を追っている感じ。


観客はデル・トロ演じるチェの発言、行動、
そして、眼差しからチェの信念を拾っていく必要がある。


だから見る前に、ある程度、キューバ革命の流れは押さえておいた方が、
チェの言動に注視出来て、チェの実像により触れられると思う。


ただ、そんなに知らなくても、
国連での演説シーンや女性ジャーナリストの取材シーンなど、
いくつかチェの人間性を示すような判り易いい描写もあるので、
なぜ、この男が人々を惹き付けるのか、理解は出来る。


チェ 28歳の手紙


第一部はキューバ革命までが描かれている訳だが、
考えてみたら、その後のチェのことは全く知らない自分がいることに気が付いた。
(本当にチェ・ゲバラに関しては無知に等しいなぁ・・・)
当然の如く、続きが気になった。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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