『クローバーフィールド／HAKAISHA』に引き続き、
爆音上映『アクロス・ザ・ユニバース』を見て来た。





爆音上映『クローバーフィールド／HAKAISHA』とは比べ物にならないほど、
猛烈に爆音を体感することが出来た。


いやー、凄かった。


本当に凄かった。


試写室で普通の音響で見た時も、トリップ感があったけど、
そんなもんじゃない。


爆音だからこそのトリップだった。


特に爆音として印象に残ったシーンをいくつか挙げてみよう。


■“アイ・ウォント・ユー（シーズ・ソー・ヘビー）”
ヒロイン、ルーシーの兄マックスが徴兵検査所でかかる。


元々ヘビーな曲で、低音がブリブリ行っているので、
ウーハーがガンガンだった。
何度も何度も揺れを感じた。


■“アイ・アム・ザ・ウォラス”
U2のボノ演じるドクター・ロバートたちと一緒にバスに乗って、
“マジカル・ミステリー・ツアー”に出かけるシーンでかかる。


サイケな映像とサイケな爆音で、まさにトリップ！！
改めて変な歌詞だと思った。


■“ストロベリー・フィールズ・フォーエバー”
主人公のジュードとルーシーの心の擦れ違いと、
マックスのベトナムでの戦いがオーバーラップするシーン。


初見の時もこのシーンが強烈に印象に残っていたんだけど、
やっぱり凄いや。
シビレまくった。


というか、全曲だよ！全曲！！


素晴らしい解釈がなされたビートルズの楽曲の大爆音に、
心底酔いしれることが出来ました。


あと、ベトナム戦争のシーンで、ヘリコプターが飛び、銃撃戦があるんだけど、
ここでの音が凄まじかった。


爆音で『ブラックホーク・ダウン』とか『ランボー 最後の戦場』とか見たら、
どうなるんだろう！？超見たい！！
と思った。


『アクロス・ザ・ユニバース』自体、2回目の鑑賞となるにも関わらず、
超楽しむことが出来た。


筋や次に何の曲がかかるかが分かっているのにも関わらず、
ワクワクしたし、泣けた。


しかも、前回見た時に泣いたシーンだけでなく、
別のシーンでも涙が溢れてきた。


爆音による上映で、音といか音楽をより意識して見たため、
音楽が心を揺さぶったのでしょう。


“あれ？なんでこんなシーンで涙が・・・”ということが2回ぐらいあった。


周りのお客さんの反応もとても良かった。


一番前に座っていた男性は、
“ガール”〜“ヘルター・スケルター”がかかる冒頭からリズムに合わせて体を揺すっていた。


普通の劇場とかでこれやられると目障りなんだけど、
爆音上映だとあまり気にならない。


横に座っていたカップルは、恐らく初めて見たのでしょう。
ジュリー・テイモアが生み出す目くるめくビジュアル世界に、
都度驚いていた。


爆音だったから分からなかったけど、上映終了後、場内を見渡したら、
結構、ハンカチで涙を拭いている人たちがいた。


伊藤Pは、シャツの袖で涙拭いたけど。


爆音上映は常の映画用音響ではなく、ライヴ音響システムを使用している。
だからこそ、『アクロス・ザ・ユニバース』のような作品は、
ドンピシャではまるのでしょう。


とにかく凄かったです。
この環境で『アクロス・ザ・ユニバース』を見ることが出来て本当に良かったです。


他の観客の反応が気になり、劇場を出るときにそば耳立てていたんだけど、
若い女の子2人組は、
「ちょーたのしかったぁ〜。こんな爆音で上映してくれるなんて思わなかった」
「なんども風を感じちゃった」と言っていた。

『アクロス・ザ・ユニバース』の爆音上映は、
3月13日（金）まで吉祥寺バウスシアターでやっています。


なかなかタイミングが合わないかもしれませんが、
もしも見れそうなのであれば、見た方が良いです！！


この感動と興奮を是非体感して頂きたい。


■爆音上映『アクロス・ザ・ユニバース』
〜3月13日（金）
■連日21：10〜
■料金 当日：￥1,500　バウス会員：￥1,000
■吉祥寺バウスシアター（ホームページ）

【爆音映画祭2009】
5月29日（金）〜6月13日（金）
上映作品リクエスト募集中！
公式ホームページ