2009年11月17日更新

『イングロリアス・バスターズ』メラニー・ロラン 取材記


イングロリアス・バスターズ

『イングロリアス・バスターズ』

11/20よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて
配給会社:東宝東和
(C)2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.




フランス映画祭2008でのソフィー・マルソー、リュディヴィーヌ・サニエ以来、
約1年8ヶ月ぶりとなるフランス人女優へのインタビュー。


『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロランだ。


フランス人女優というと、
気難しくて面倒臭いというイメージがいつまで経っても離れない。


別にソフィーやサニエに嫌な思いをさせられた訳ではない。
いや、むしろ優しく接してくれた。


それでもマイナスなイメージを持ってしまったのは、
まだ横浜で開催されていたフランス映画祭での出来事が、
強烈な印象として残っているから。


何年のフランス映画祭で、誰だったかさえも覚えていないが、
取材対象であるその女優は時間になっても一向に現れなかった。
スタッフが確認に行ったらまだ寝ていた


やっと取材部屋に来たは良いが、メイクもロクにしておらず、寝坊眼。
というかあなた二日酔い?


な、舐めてんのか!?


オマケにタバコをスパスパ吸い出す始末。


結局、まともな返答もないまま終了。
困ったもんだ。


こいつは別格だが、
ソフィーやサニエだって、
取材の時間が早目でまだ疲れていなかったから機嫌良く接してくれたけど、
後の方の取材では、「あれダメ、これダメ」とうるさかったらしい。


同じくフランス映画祭2008で上映された『屋敷女』のベアトリス・ダルは、
フランスで記者をぶん殴ったことがあると聞いた。
恐ろしいやぁ・・・。


そして、『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロランへの取材である。


メラニー・ロランは20代半ばの女優で、若くしてセザール賞を受賞したうえ、
監督までこなしてしまう才女だ。


こりゃ、高飛車かもね。。。って。


過去のインタビューの映像は勿論のこと、本作以外の出演作すら見たことがない。
情報が少ないから、ネットでインタビュー記事を探したらあるにはあった。


しかし、インタビュー記事って、内容は書き手次第なところがある。
どんなに酷い取材現場でも、何も問題が無かったかのような記事にすることが可能だ。


その辺が映像との大きな違いだ。
『クローズド・ノート』の沢尻エリカなんて、
10分カメラ回したのに使えるところが3分以下だったからね。


ということで、インタビュー記事は映像と違って、
人となりを知る際に参考にならん場合もあるのだが、一応、読んではみた。
そのインタビューを読む限り、メラニーの印象は悪くない。


まぁ、何にしても別に思い入れの強い女優さんじゃないし、
インタビューの仕事始めて10年ぐらいになるし、いい加減、気負いなんてないんだけどね。


で、取材当日。
「巻いています」と言われ、早目にホテルの一室に向かうと、「押してます」と言われる。
良くあることなんで気にしない。
その時間、担当者と色々話せたりするから、返って良かったりもする。


今回は担当者と「週刊少年ジャンプ」の逸話で盛り上がった。


その担当者も含め、
この業界に入ったばかりの頃からの付き合いである人たちが、
現場に何人かいたので挨拶した。


そんなに頻繁に連絡を取り合う間柄ではないけど、
顔見知りの人たちが変わらず現場にいてくれると、やっぱりホッとする。


そして、この取材現場にある独特の雰囲気が好きなんだと改めて思った。


話が逸れた。


メラニーの取材ね。


取材の番が次となり、取材部屋の隣室で待機。
この部屋にはモニターが設置されており、前の取材の様子が伺えた。


昨日は、記者会見やジャパンプレミアに出席し、今日は取材攻めだから、
「疲れているかな?」と思ったが、機嫌良さげに話していた。
一安心。


「ちょっとスカーレット・ヨハンソンに似ているね」
なんてモニターを見ながら話しているうちに前の取材が終了したようで、
インタビュア−がメラニーと挨拶を交わし始めた。


続いて、記念のツーショット撮影だ。
しかも携帯電話のカメラで。
これはどうかと思うぞ。


それでもメラニーは、笑顔で応じていた。


“携帯カメラマンたち”と入れ替わりで入室し、
メラニーと握手をする。


胸元が結構開いた服を着ていて、大きなホクロが見える。
隠さないところが、また粋だ。


組んだ足は生足だった。


メラニー・ロラン


と、ざっと容姿を観察しつつ、時間がないからサッサッと始める。


やはりタランティーノ監督作品への出演は相当嬉しかったようで、
未だに夢のようだと話していた。


質問に対する答えは短めだけど、取材時間が少ないときはかえって助かる。


それでもアッという間に時間が経ち、
ブラピについてとか質問出来ないまま終わってしまった。


しゃべっている時はあまり感じなかったけど、やはりお疲れのようで、
通訳さんが話している間とかは、ちょっとグッタリしていた。
まぁ、疲れるに決まってるよな。


聞いたら明日も取材だって。大変だね。
お疲れ様でした。


一方、メラニーと一緒に来日していたブラピとタランティーノは、
「SMAP×SMAP」の“ビストロSMAP”に出演し、美味しいものを食していた。


オンエアは、帰宅が遅くなり最後の方しか見られなかったけど、
明らかに不自然な撮影と編集が成されていた。


ブラピとSMAPのメンバーが同じショットに収まることがほとんどない。
あっても引きの絵か、横を向いている。


編集もせわしなく、落ち着きがない。


絶対に何かしらの規制があったに違いない。


■『イングロリアス・バスターズ』
※メラニー・ロラン インタビュー テキスト

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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