2011年07月12日更新

#597 『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』


pokemon2011main.jpg

『劇場版ポケットモンスターベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム』

7/16より全国にて
配給会社:東宝
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2011 ピカチュウプロジェクト




訳あって『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』を見ることに。


1996年に任天堂(当時)のゲームボーイ用ソフトとして発売。
1997年にテレビ東京系列でTVアニメが放送開始。
1998年に劇場版第1弾『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』公開。


ゲームが発売されて早15年。


アニメは大人気だし、劇場版は毎年公開され、
第5弾『水の都の護神 ラティアスとラティオス』(02)以外、
常に30億〜40億円以上の興行成績を残している。
(しかも第1弾は72.4億円も稼いでいる!)


にも関わらず、今の今まで一度たりとも「ポケモン」というものに触れたことがなかった。


知っているのは、サトシという主人公の名前と、
ポケットモンスターと言われるモンスターが出てくることぐらい。


ピカチュウ2011


マクドナルドのハッピーセットについてくる、
「機動戦士ガンダム」のボールのキャノン砲とアームを取ったようなボール型のオモチャも、
何に使う道具なのかサッパリわかりませんでした。


そもそも「ピカチュウ」ってなに!?って。


そんな状況下で初めて遭遇した「ポケモン」ですが、


・ポケモン同士が戦う。
・ポケモンを操る人をポケモントレーナーという。
・サトシは見習いのトレーナーで、一人前になるために旅をしている。
・サトシのポケモンはピカチュウという。
・ポケモンはモンスターボールの中に入れられている。


「へ〜、そうだったんだぁ〜」ってことが、
開始早々すぐにわかりました。


『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』といい、
最近のアニメはビギナーに優しい作りになっているんですね。


pokemon2011


イッシュ地方を旅するサトシたちは、
「大地の剣」と呼ばれる城を中心に広がる街アイントオークにやって来た。


この街はかつて、「大地の民の王国」として栄えていたが、
現在は衰退してしまっていた。


アイントオークの収穫祭の記念バトルに参加したサトシたちは、
不思議なパワーを持つ幻のポケモン・ビクティニと出会い仲良くなる。


王国復活を願う大地の民の末裔、ドレッド・グランギルは、
ビクティニのパワーを利用し、「大地の剣」を動かそうと企むが、
その影響で、アイントオークはかつてない異変に巻き込まれてしまう。


この街の危機を救うためには、
伝説のポケモン・ゼクロムの力が必要。


サトシたちは、ゼクロムを探すが・・・。


って、ストーリーを文字にすると訳がわかりませんが、
子供が理解できるレベルにしないとマズイので、
単純明快な話です。


でも、そこまで子供に迎合もしておらず、
大人でも十分に楽しめる内容になっている。


pokemon2011


高橋英樹、谷原章介、石原さとみ、大地真央、
つるの剛士、山寺宏一、水樹奈々、中川翔子と声優陣も豪華。


声を聞いて、本人を想像してしまうようなことはなかったので、
みんな役に成り切っていたということでしょうか?


あとですね、本作を一言で言うと「まぶしい映画」でしたね。


劇中、やたらと「ピカ!ピカ!」と閃光が・・・。


そういえば、昔、「ポケモン」を見た視聴者が、
光に刺激を受けてぶっ倒れるという事件があったことを思い出す。


俗にいうポケモンショックだ。


当然、本作の製作陣はポケモンショックの経験を生かし、
最善の注意を払っているだろうから、
大丈夫だとは思うけど、ちょっと気になった。


映像自体はデジタルで、美しいんだけど、
偏頭痛持ちにはやや辛いっす。


pokemon2011


さてさて、今年の「ポケモン」の話題といえば、デュアル公開。
つまりもう一本、同時公開されるのだ。


『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと白き英雄 レシラム』だ。


『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』にも、レシラムが登場するし、
ほとんどキャラクターが両作に出てくる。


pokemon2011


『ビクティニと白き英雄 レシラム』は見ていないので、
一体どんな視点で描かれているのかわからないけど、
やっぱりちょっと気になる。


昔、TBSとフジテレビがザッピング・ドラマを放送したことがあった。


これは、全く同じ時間に、同じストーリーのドラマを放送するが、
一方は男性の主人公目線でドラマが進行、
もう一方は女性の主人公の目線で進行するというもの。


今回のポケモンはこれに近いのかな?


pokemon2011


毎度、ハイスコアな興行成績を残している「劇場版ポケットモンスター」。
今回は2本ということで、倍狙い!?


なかなか上手い商売ですなぁ。


子供たちは2度楽しめるので喜ぶだろうけど、
出資者である親は大変だよねぇ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.t-shirt-ya.com/blog/cgi/mt-tb.cgi/2060

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




リンク

プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
Powered by
Movable Type