2011年10月25日更新

#626 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

三銃士


『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
2011年10月28日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて
配給:ギャガ
(C)2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S., and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.


今まで何度も映像化されてきたアレクサンドル・デュマの「三銃士」を
「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督(以下、PWSA監督)が、
今までにない斬新なアイデアをぶち込んで映画化したエンターテイメント作品。


まずウリは当然ながら「三銃士」史上初となる3D。
PWSA監督は前作『バイオハザードIV アフターライフ』でも3Dカメラで撮影していたが、
その当時はまだ開発されていなかった最新の3Dカメラをなんと8台も用いて撮影。
今までは固定するのさえ大変だったカメラがステディカムになり、
3Dの映像チェックも現場で行えたという。


今回、3Dで観賞したが、確かに3Dメガネによるストレスはそれほど感じなかった。
(とはいえ、鑑賞後それなりに疲れたけど)。


2番目のウリは奇想天外な設定。
まだ飛行船が存在しなかった17世紀フランスが舞台だが、
レオナルド・ダ・ヴィンチによる設計図を基に飛行船が完成したということになっており、
クライマックスでは飛行船による大空中戦が繰り広げられる。


三銃士


その他、秘密の地下道へ繋がる機械的な入り口、
女王の首飾りの盗難防止用に仕掛けられたトラップなど、
PWSA監督のゲームオタクぶりが遺憾なく発揮されている。


3つ目のウリは、ドイツのヴュルツブルグのレジデンツ、ルーブルの庭園、
ロンドン塔、ノートルダム寺院など世界遺産での撮影。
作り物のセットでは表現出来ない凄みを映像に焼き付けている。


4つ目は、オーランド・ブルームを筆頭に、PWSA監督の奥さんであるミラ・ジョボヴィッチや、
『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツらが悪役を演じている点。
それぞれ立場の違う強烈なキャラクターの悪役が3人も登場する分、物語もより面白さが増している。
全員、どこか憎めないところがあるのも良い。


三銃士


三銃士


三銃士


5つ目は、若手俳優の起用。
ダルタニアンを演じたローガン・ラーマンは、写真で見るとあんまり魅力的ではないんだが、
映画を見るとこれが中々かっこよい。
やんちゃな感じが良く出ている。


三銃士


そして、ダルタニアンが恋してしまうヒロイン役のガブリエラ・ワイルドがメッチャ可愛い。
洋画を見て女優にときめくことなんてここ最近ほとんどなかったよ。
上の写真だと幼く見えるが1989年生まれの22歳です。


先日の第24回東京国際映画祭のグリーンカッペトの時に着ていた
真ん中にスリットが入ったドレス姿とかたまんねぇ〜。


ミラ・ジョヴォビッチも脚が綺麗だけど、ガブリエラ・ワイルドの脚も素晴らしいです。脚フェチにはたまりません。
おっと、いかん、いかん。


そんな充実の悪役、フレッシュな若手俳優たちが強い印象を残しているんだが、
その分、肝心な三銃士の存在感がなくなってしまっている節がなきにしもあらず。


三銃士


『仮面の男』のジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコヴィッチ、
ジェラール・ドパリュデューとまでとは言わないが、
もう少しインパクトのあるキャストを持ってきても良かったんじゃないかな?


最後はアクション。
PWSA監督はこれまでにたくさんのアクション映画を手掛けて来ただけあって、
アクション描写はお手の物。
ツボをちゃんと押さえている。


前述の首飾りのトラップをかい潜るミラの舞いとか心の中で大爆笑したよ。
「お前はバイオのアリスか!」


三銃士


豪華キャストとスケール感を持ってしても、
どこかB級テイストがそこはかとなく漂うのもPWSA監督ならではだ。


『カウボーイ&エイリアン』と違って初めからB級臭さがある前提で鑑賞出来るので、戸惑うことはない。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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