2014年04月29日更新

箱根PART1

3月末に箱根に行ってきました。


珍しく母とその連れの方、姉貴夫婦が同行の家族旅行。


箱根に行くならロマンスカー。


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1980年登場のLSE(7000形)


ロマンスカーに乗るのはいつ以来だろうか?


鎌倉にある父方の祖父母の家から帰る時に、
何度か片瀬江ノ島から乗った記憶がある。


最後は小学生ぐらいだったかも。


母たちと数十年ぶりのロマンスカーに乗車すると、
神奈川県に入ったあたりから、雨が降り出した。
それもかなり強い雨脚。


やがて町田駅に到着。
ここで姉貴夫婦のファミリーが乗車。


今回の旅行の宿泊先の予約、電車のチケットの手配、
当日のスケジュール等、すべて姉貴夫婦に丸投げしたところ、
義兄が綿密なる旅程を組んでくれた。


どこに行くのかも知らない状態だった。


このまま箱根湯本まで行くのかと思ったら、小田原駅で下車。


晴れていたら「小田原城」の見学を予定したらしいんだけど、
雨のため無しになってしまった。


小田原駅から「小田原城」を拝むに留まる・・・。


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うーん!行きたかった!
超残念!!!


小田原駅で箱根登山電車に乗り換え。


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日本で唯一の本格的山岳鉄道として、
6年半に渡る敷設工事を経て、1919年に箱根湯本〜強羅間で開業。


山岳鉄道の本場スイスの技術を導入し、3カ所あるスイッチバックで有名だ。


しかし、この日はスイッチバックを体験する前に、
小田原駅から3駅目の入生田駅で下車。


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外は写真に滴が写ってしまうほどの土砂降り。


向かった先は「生命の星・地球博物館」。


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どんな博物館かも知らないまま入館したんだけど、
これがちょーーーーーーー面白かった!


いん石、岩、地層、恐竜やマンモスの化石、哺乳類の剥製、
昆虫や魚の標本など、地球の地質や生命を学べる博物館。


箱根フリーパスを利用したので、観覧料500円が400円に(増税前)。
このボリュームで400円は相当安いです。


こちらは“マンドラビラいん石”。


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1911年、オーストラリア西部の平原で発見されたいん石で、
大した大きさじゃないのに重さは2.5トンもある。


普通、この手の博物館は「展示物にはお手を触れないでください」が当たり前。
しかしながら、「生命の星・地球博物館」は、御触り自由!


触りまくりました。


どうやって切り出して持ってきたんだろう?という巨大な岩壁。


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続いて、化石。


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なんの化石かわかりますか?


これは、およそ1.9億年前中生代ジュラ紀前期の恐竜の化石で、
アメリカのコネチカット州で発見されたもの。


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こちらはよく見かけるアンモナイトの化石ですが、
これほど大きいものは、そうそう拝めないでしょう。


1階展示場の目玉は、なんといっても恐竜やマンモスたちの骨。


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こんな巨大な生物がかつて地球に存在していたという事実が凄い。


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なんだか、映画『ジュラシック・パーク』が見たくなる。
(決して、ローランド・エメリッヒの『紀元前1万年』は見たくならない)


生物だけでなく、植物も展示。


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巨木フェチとしては、この“コームパッシア・エクセルサ”なる
インドネシアの高木がたまりません。


全部、木のように見えますが、
ワイヤーで支えられたところからちょっと下の部分は根っこ。


この高木の反対側には、
ひっそりと“ラフレシア・アーノルディー”という世界最大の花が。


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なんだか、映画『リトルショップ・オブ・ホラーズ』が見たくなる。
(最近見ないリック・モラニス。調べたら俳優業は引退していた)


エスカレーターで2階に上がると、“神奈川の大地のおいたち”。
ご当地ならではです。


様々な魚の剥製が展示されていたんだけど、
その中にネコザメ発見!


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ちょっと前に「葛西臨海水族園」で触ったぞ!


はす向かいにはナウマンゾウの化石。


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ナウマンゾウの化石といえば、長野県の野尻湖が有名。
中学1年生の時の英語の教科書に、
この野尻湖でのナウマンゾウの化石発見の経緯が綴られていた。


もちろん英語。


大地発見者は相沢青年。


なんで覚えているかというと、その時の担任の名前が相沢だったから。


そんな中学の記憶を思い出させてくれました。


この他、神奈川…いや、関東を代表する山地である丹沢や、
隣接する伊豆半島がどのように形成されたかが学べる。


展示物のオーラスとなるのが、ジャンボブック。


蜘蛛、貝殻、鉱物、鳥、化石、セミ、蝶などなど、
様々な標本が本に見立てたケース内に展示されている。


何気に一番、嵌ったかも。


特に興味が沸いたのがきのこ。


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ドクツルタケ。


名前の通り毒キノコ。
欧米では「死の天使」という異名を持ち、
食すると死に至る危険なきのこ。


うちの庭にも同じようなきのこが生えていたことがあったけど、
あれはドクツルタケだったのだろうか?


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キヌガサタケ。


レースの傘にカニ味噌が乗っかっている感じ?


何と無く美味しそうなドクツルタケとは異なり、
あまり食べたいとは思わない形状ですが、
なんと中華料理の高級食材になるという。


西太后は好んで食べたらしい。


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スッポンタケ。


スッポンに似ているからスッポンダケなのですが、
チ〇コにも似ています。


学名は「恥知らずな男根」だって。


立派な男根になる前の幼菌は、食えるそうな。


この他にもたくさんのきのこが展示されています。


もうひとつジャンボブックで気になったのが、こちら。


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アウストラロピテクス。


世界史の授業で、最初の方に習います。


かなり見入ってしまい、気付くと親類は誰もいない。
慌てて1Fのロビーへと向かう。


ロビーにいた義兄に聞くと、
次はひとつ戻った風祭駅の近くにあるレストランで昼食とのこと。


相変わらず雨脚の強い中、
入生田駅まで歩き、お隣の風祭駅へ。


傘が傘の役目を果たさず、
びしょ濡れになりながら「鈴廣 かまぼこの里 えれんなごっそ」へ。


12時から予約をしていたので、すんなり入れたが、
超大混雑で、予約なしだと2時間待ちだと!


ビュッフェスタイルということで、
高級な鈴廣のかまぼこ食い放題!!


通された席の近くにあった鈴廣のかまぼこを大量に皿に乗せる。


ガツガツかまぼこを食べていると、
なんと奥の方に唐揚げ、ブリしゃぶ、カレー、パスタもあるじゃないか!


こんなにかまぼこ取らなければ良かったと思いながらも、
全部平らげて、ヘビーな唐揚げ、カレーをかっ込む。


普段は食べないデザートも別腹!別腹!と食いまくり。


たぶん・・・4000カロリーは食ったね。


腹パン状態で次に訪れたのは、「鈴廣 かまぼこ博物館」。


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義兄がかまぼこ手づくり体験教室を予約しようとしたところ、
すでに満員。


実証するかのように、体験教室は大盛況。


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その代わり、これまた箱根の代表的な伝統芸能品、
寄木細工にチャレンジ!


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したかったのですが、こちらも作業用の机が空いておらず断念。


工作キットを買って帰ったけど、未だ手つかず状態…。


「鈴廣 かまぼこ博物館」を出ると、雨は大分小降りに。


そのまま風祭駅に隣接するお土産屋へ。


義兄に聞くと、明日は買い物をする時間が、
ほとんどないぐらいタイトなスケジュールとのこと。


ここで買い物したいところだが、
荷物になるし、要冷蔵の生ものが多い。


店員さんに聞くと、明日の夜着で発送可能というので、
ここぞとばかりにお買いもの。


鈴廣のかまぼこはもちろんのこと、
わさび漬け、ごぼう巻き、まぐろの酒盗、干物、くさや、地酒などを購入。
総額9,831円。


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か、買い過ぎた・・・。


しかも生ものが多く、あまり日持ちがしない。
まぁ、なんとかなるかぁ・・・。


この後、箱根登山電車で箱根湯本駅へ。


入生田駅と箱根湯本駅の区間には、
三線軌条のレールがあるらしんだが、見落とした。


箱根湯本駅には久しぶりに来たけど、
駅舎が様変わりしていて驚いた。


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かつてはホームの端に改札がある平屋造りの駅舎だったが、
橋上駅になっていた。


うーん・・・昔の方が風情があった!
というのはオッサンの考えか?


そんな2009年に誕生した新駅舎の1階部分には、「えう”ぁ屋」。


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せっかくなんでなんか買おうかと思ったけど、
あまり魅力的な商品がなく、200円の缶バッヂのガチャガチャをするに留まる。


“ゲンドウが出たら萎える!”と思っていたら、幸いアスカだった。


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この後、商店街を軽く見て回り、
本日の宿泊先である「ホテルマイユクール祥月」まで徒歩。


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国道1号線を西に進み、滝通温泉郷入口を左折。
湯本橋から撮った1枚。


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向こうに見える旭橋、桜、早川。


この日の雨のせいか、早川の流れはかなり早かった。


湯本橋を渡ったところにある酒屋で、
つまみと日本酒(地酒)を買って、いざ「ホテルマイユクール祥月」へ。


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ゆっくり温泉に浸かって、のんびり夕飯と思っていたら、
なんと夕飯は17時半からというではないか!


時計を見ると17時ちょい前。


急いで温泉に入らねば!
てか、昼のビュッフェでしこたま食ったんで、
これっぽっちも腹減ってない!


しくじった。
昼食い過ぎた。


チェックイン後、速攻で入浴。


慌ただしく温泉に入った後、同じフロアにある食堂へ。


着席して、ビールを頼み、飲みながら待つこと暫し。
前菜が運ばれてきた。


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超凝っている。
超美味そう。


しかし、腹が・・・。


とかいいながら、前菜ペロリ。


その後も運ばれてくる料理をしっかり食べて完食。


続いてデザートタイム。


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この中から好きなデザートを好きなだけ選んでいいんだってばよ。


デブ、デブ、デブ、デブゥゥゥゥになるぅぅぅぅぅ!!!


ということで、控え目に4品オーダー。


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えっ?
控えてない?


いやー、昼のブュッフェ(このワード超入力し難い!)とコースディナー、
一体何カロリー摂取したのだろうか・・・。


そして、ポテ腹のまま、再び温泉へ。
今度はゆっくりと湯を堪能。


食べ過ぎたので、あまり好きじゃないサウナで代謝を促す。
ってか、悪あがきだな。


さっぱりした後は、ホテルの一室に集まり、ファミリーで一席。
あれだけ食べたのに、せんべいやらカリカリ梅を食べながら、
地酒、ワインをクィクィっと。


4月になったら走ろう。


母は60代後半だし、明日もあるので、23時前にはお開き。


サクッと寝ました。


以降、「箱根PART2」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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