2018年07月26日更新

六浦〜田浦〜鎌倉 Part4 がらめきの切通し

<六浦〜田浦〜鎌倉 記事一覧>
「六浦〜田浦〜鎌倉 Part1 序章」
「六浦〜田浦〜鎌倉 Part2 八景苑」
「六浦〜田浦〜鎌倉 Part3 鷹取山」




「六浦〜田浦〜鎌倉 Part3 鷹取山」からの続き。


今回、父の墓参りを起点として散策をするにあたり、
事前にグーグルマップと睨めっこをし、
鷹取山など徒歩で回れるスポットを調べた。


最終的にJR田浦駅へ行きたく、
鷹取山からのルートをシュミレーションしていると、
鷹取山から京急田浦駅の間に、
「がらめきの切通し」なる史跡を発見。


切通しフェチとしては行かない理由はない。


ということで鷹取山から「がらめきの切通し」へ。


面白くもなんともない住宅街を歩き、
横須賀街道の湘南鷹取入口へと辿り着く。


横須賀街道を京急田浦駅方面へと進むと、
トンネルがあり左手に階段が。


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グーグルマップ上だと、
この浦郷トンネルの上辺りに「がらめきの切通し」がある。


階段を上っていくと、ジョギングをしていた中年男性が、
「えっ?そこ上って行くのか?」というような、
明らかに怪訝な表情でこちらを見ていた。


そして、なぜそのような視線が向けられたのか、
階段を上り切ってわかった。


正面にはかつて生活道だっと思しき道。


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長らく人が立ち入っていないのは明らか。


地図上はこの道なき道の先が「がらめきの切通し」。


身の防御のため長袖の上着を羽織り、
突っ込んで進むと廃屋。


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劣化はそこまでないが、
間違いなく人は住んでいない。


この先に「がらめきの切通し」がある可能性が高いが、
道がどうなっているのかも分からないし、
不法進入に成りかねないので退散。


来た道を戻り、
階段左にあった廃屋の先へと続く道へ活路を見出す。


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結果、玉砕。


これまでになく荒廃した無人の家が、
待っているだけだった。


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よく見ないとそこに家があることが分からないぐらい、
自然と同化してしまっている。


これまで多くの朽ち果てた民家を見てきたけど、
これはトップクラス。


来た道を戻り、階段を下り、
浦郷トンネルの反対側へ行ってみる。


IMG_3225_RRr.JPG


都心に暮らしていると、
あまりトンネルを徒歩で通ることがない。


車やバイクの排気音が鳴り響き、ちょっと怖い。


トンネルを抜けると、あった!階段!


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この上に「がらめきの切通し」があると信じ上る!


そして、すぐにトタンの廃屋。


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寂れぐらいから察するに10年以上は、野ざらし状態の物件。


田浦界隈の廃墟率は高い。


階段を上る。


この階段途中も廃屋が散在していたが、
生活臭のある家屋もあった。


丁度、階段の真ん中あたりの家の玄関先に老婆の姿が見えた。


地元のことは地元人に聞けの鉄則で、
老婆の方へと階段を上がっていくと、
こちらに気が付いた老婆が、小生のことを避けるように家に入ろうとする。


構わず、
「この階段の上にがらめきの切通しはありますか?」と尋ねると、
「最近、ここに越してきたばかりだからわからない」との返答。


「最近、引っ越してきた…?」


家に至るまでには、きつい階段がある。
わざわざ老人がこの地を選ぶか?


老婆は、そのまま家の中へと消えて行った。
明らかにお前とは話したくないという意思が伝わってきた。


ザワッとしながら階段を上る。


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そして、どんどんと道が狭くなる。
不安だ…。


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ついに獣道の様な状況に…。


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しかし頑張って登ると「がらめきの切通し」に辿り着いた!


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長さ数メートルのがっかり切通しではあったが、
メッチャ苦労して発見したんで嬉しい。


なぜ「がらめき」という名がついたのかは、よくわからない。


「がらめきの切通し」を抜けると、
坂の下に先程の廃屋が見えた。


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方角、進むべき道は間違っていなかった。


「がらめきの切通し」を回り込むと、
上部にも切通しがあったが、この先は道がなかった。


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来た道を戻る選択肢もあったが、
それではつまらないので、
そのまま浦郷トンネルの上を歩く。


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トンネルの上は、水道管が通っているのでしょうか?


それっぽい暗渠の道が続く。


誰もこんなところ歩かないだろうと思っていたら、
昆虫採集に来ていた幼稚園児ぐらいの男の子2人と出くわした。


その後ろには若いお母さん。


こちらも驚いたが、向こうはもっと驚いただろうな。


「こんにちは」と山登りの挨拶を交わして擦れ違った。


そのまま歩くと送電塔。


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柵などなく、真下へ行ける。


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恒川光太郎と行った朝比奈切通しにも、
同じような侵入可能な送電塔があった。


調べたところ東京電力貝山線14号送電塔。


ここが貝山という山というわけではなく、
この地点から東方にある東京電力パワーグリット貝山変電所から送電されている、
14番目の送電塔なのでこの名称。


貝山地域には地下壕など戦跡が残っているようだ。
今のご時世だと自由に出入り出来なくっている可能性が高いが、
一度行ってみたい。


道なりに進む。
横須賀街道の反対側へ降り立つに違いないと予測していたが、
下りになる気配がないまま鷹取山という道標…。


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来た道は浜見台となっている。
どうやら横須賀市の町名のようだ。


T字路になっていて、もう一本は降り階段の道。


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方角的には、階段の方が京急田浦駅方面なので、
急な階段を下りていく。


iPhoneでグーグルマップを見ながら、
京急田浦駅近くの横須賀街道へと行き着いた。


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あのトンネルの上を歩いた。


ちょっと嬉しい。


京急田浦駅に向かうと商店街があったが、
かなりシャッターだった。


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営業しているのはチェーン店が多く、
個人商店はなかなか厳しい状況。


金物屋とか、頑張って欲しい。


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金物のひしゃくとか、寺社以外で使うかな?


それよりも「ひしゃく」という言葉が、引っ掛かった。


「ひしゃく」っていう物を初めて知ったのは、
怖い話ではななかったか?


物語の中に「ひしゃく、やんなさーい」っていうセリフがあった。


まんまネット検索。


「船幽霊」という話がヒットする。
読むとなんとなく近い。
でもちょっと違うような…。


誰か「ひしゃく、やんなさーい」というセリフが出てくる怪談、
知りませんか?


話が思いっきり逸れた。


時刻は14時ちょっと前。
昼飯を食わねば。


京急田浦駅近くの商店街には、飲食店が見受けられず、
一抹の不安を抱いたが、
営業している中華料理屋があった。


隆昌。


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店頭にあったランチセットメニュー。


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ボリューム、金額、悪くない。


あとは禁煙かどうか。


中華料理屋なので、禁煙は期待できないが、
入口の自動ドアから店内を見るに、
お客さんは3名ほど。


離れた席に座れば大丈夫そう。


店内に入ると、中華料理店には似つかわしくない、
かなりメタリックな曲が流れていた。


その場で流れている曲を聴かせて、
アーティスト名と曲名を教えてくれるアプリ、
SoundHoundを立ち上げ調べてみたら、
TOOLとマストドンのメンバーらによるプロジェクト、
LEGEND OF THE SEAGULLMENだった。





続いて、Wolf Alice、The Pains Of Being Pure At Heartが流れた。


えっ?これらのバンドを知っているかって?
知らんよ!


全部、SoundHoundが教えてくれた。


店員さんの会話は中国語。
音楽のグローバル化は、どんどん進んでいる。


中華料理店とは思えない楽曲に耳を傾けていると、
注文したマーボー豆腐メン+半チャーハンが運ばれてきた。


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チャーハンの盛り付けがメッチャ雑。


量は半チャーハンの量ではない。


味は、普通。


因みに、私にとって普通の味というのは褒め言葉。


普通に美味しく頂けるってのは、凄いこと。


でもね、デザートの杏仁豆腐は、ペケだった。
美味しくない。
缶詰の味。


隆昌では引き続き洋楽が流れる。
James Arthurの「Say You Won't Let Go」って曲がよかった。





ここから本日のメインディッシュとなるJR田浦駅へと向かう。


以降、「六浦〜田浦〜鎌倉 Part5 田浦」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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