2019年08月24日更新

常磐橋 2019

散策が好きになって早8年。


近代都市として名高い東京が、
実は史跡の宝庫であると知った当初、
時間がある時に旧跡を求めて巡り歩いた。


しかしながら、徒歩圏内だと限界があり、
行き尽くした感んが否めない。


だが、街は生き物である。


3.11の震災による耐震問題や、
東京オリンピック開催決定によって、
古い建物が軒並み解体され、
真新しいものにとって代わられている。


東京に限らず、
昔は当たり前のように観光できた場所が、
出来なくなっているケースを何度も見てきた。


一度行ったことがある史跡が、
変貌を遂げている可能性がある。


酷暑が厳しい令和元年8月某日、
久々に日本橋にある常磐橋を見に行った。


常磐橋は、東日本大震災によって被災し、
前回(2012 or 2013年)訪れた際には復旧工事が行われていた。


【関連記事】
「常磐橋」


その時、現場に掲示されていた工事のお知らせには、
工事期間:平成25年3月25日と記されていたので、
もう終わっているはずである。


しかし、常磐橋の工事は、
まだ終わっていないどころか、規模が大きくなっていた。


IMG_2820.jpg


前回は工事現場によくあるオレンジ色のバリケードだったが、
2019年8月時点では、背丈以上もある白い柵が設置され、
近づくどころか、容易に常磐橋を見ることも出来ない。


上記の写真は、柵の合間にあった、
透明のビニールシートにスマホをくっ付けて撮影したもの。
(だから全体的に少し白味がかかっている)


常磐橋は、1877年(明治10年)に木造から石造に架け替えられた、
東京で最も古い石造洋式橋だった。


IMG_2828.jpg


tokiwa.jpg


もはや面影すらない…。


現場には、橋の被害状況を知らせる写真が。


IMG_2830.jpg


震災直後はもう少し簡単に修復できると見込んでいたが、
着工してみたら予想以上に変形しており、
大幅に工事内容が変更されたのだろう。


IMG_2832.jpg


一度解体が行われたようで、新しい石が組まれているが、
明治時代の石も再利用されるのだろうか?


工事現場には完成イメージ図が掲げられていた。


IMG_2821.jpg


工事期間が記されていない。
完成はまだまだ先ということだろうか。


少し先に架かる新常盤橋から撮影した常磐橋。


IMG_2834.jpg


美しいアーチを見ることが出来るのは、
いつの日か…。


それにしても首都高の橋脚が邪魔だ…。


2018年5月に首都高の日本橋地下ルート案が出されたが、
着工は2020年以降。


かなりの難工事なうえ、
予算など様々な問題があるそうで、
小生が生きている間に完成するだろうか…。


一方、いつの間にか工事が完了しているところも。


有楽町駅のガード下。


IMG_0003.jpg
つい先日まで左側は封鎖されていた。


平成28年に始まった耐震補強工事が、
明治43年開業時のレンガを残しつつ、
令和元年8月に終わっておりました。


こうして街は変わって行く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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