2008年02月04日更新

『ブラブラバンバン』安良城紅&『ガチ☆ボーイ』佐藤隆太 取材記

今日は取材が4つもあるという取材デー。


そのうち2つの取材を伊藤Pが受け持った。
(因みに他の取材は
 *『カンフーくん』チャン・チュワン&小田一生監督
 *『カフェ代官山』相葉弘樹)


まず最初は『ブラブラバンバン』の安良城紅さん。


本職は歌手だが、今回映画初出演にして初主演を果たした。


作品の中で彼女は音楽を聴いて悦に入ると、
Hな気持ちを抑えられなくて暴走するというエキセントリックな女子高生を演じている。


実は安良城紅さんがしゃべっているのを見たことがなかった。
そして、劇中も笑わない。
作品同様、無愛想だったらどうしようと思いつつ取材現場へ向かう。


そして、取材現場でちょっとした失敗に気付いた。


今日は取材があるけど、寒いから暖かさを優先し、
あまり考えずに服を選んだのですが、
良く考えたら安良城紅さんは沖縄出身だ。


し、しまった。。。。
沖縄Tシャツを着てくるべきであった。。。
『うた魂♪』のゴリさんの時のように。。。


沖縄Tシャツがあれば、きっとつかみはOK!
終始和やかな取材となるに違いなかった。。。


というか、空気作りをTシャツに頼っている時点でダメなんだけど。


そして、取材部屋に入ってきた安良城紅は、メチャクチャゴージャスだった。
とても21歳には見えん。
思わず気圧される。


しかしながら、安良城紅は、メチャクチャ明るくてフレンドリーだった。


流石は沖縄。


本人曰く、沖縄人とアメリカ人のハーフなので、大雑把なのだそーな。


大雑把だからフレンドリーというのも変ですが、
とても元気で気さく、そういった意味でも21歳とは思えない明瞭明確な返答と物腰。
今時の雰囲気を醸し出しつつも礼儀正しい。
とても良い印象でした。


伊藤Pが池上永一の小説「バガージマヌパナス」や「レキオス」を映画化するのなら、
主人公の女の子は安良城紅をキャスティングするね。


あぁー、もっと沖縄の話したかったなぁー。


続いての取材は、伊藤Pの2008年度邦画ベスト5入り確定の『ガチ☆ボーイ』佐藤隆太さん。


ガチ☆ボーイ
配給:東宝
3/1より全国東宝系にて
(C)フジテレビジョン・ROBOT・東宝


佐藤隆太さんは1年半ぐらい前に『ダメジン』で一度取材している。


その時の印象はとても良かった。
話していて気持ちが良くて、元気になる感じ。
(詳しくはコチラの6月13日をご覧下さい)


なので、今回もきっとそうに違いないと踏んでいたのですが、
取材部屋に佐藤隆太さんが入ってきた瞬間、
前回と一緒であると確信した。


前の取材が押していて、開始時間が20分ほど遅れていたのですが、
佐藤隆太さんは入室するやいなや、姿勢を正して
「遅くなりまして大変申し訳ありませんでした」と頭を下げた。


取材なんて遅れるもんだし、押すことは別に俳優さんの責任というわけでもない。
なのに謝る。


色んな方々を取材してきたけど、俳優さんが謝ったのは初めてですね。


そして、「よろしくお願い致します」と大きな声で言いながら、席に着く。


こちらから2度目の取材であることを告げると、
「だと思いました。覚えています」という答え。


別にどうでも良いことかも知れないけど、
やっぱり一度取材していて、それを覚えていてくれるのは、
それなりにインパクトを与えたということだから、
インタビュアーとしてはとても嬉しいのですよ。


で、取材ですが、本当に話していて気持ち良い。
一生懸命で、的確。
思わず話を聞きたくなるしゃべりだ。


作品自体が好きだし、佐藤隆太さんの演技も、
主人公の複雑な感情をうまく表現していて良かったので、
こちらも思わず熱が入る。


それに対して、素直に喜んで、打ち返してきてくれる。


なんか佐藤さんのためにも『ガチ☆ボーイ』を、
多くの人に薦めなくては!と思ってしまったよ。


そして、取材が終わって佐藤隆太さんの方から握手を求められた。
「また是非、よろしくお願い致します」


こちらこそである。


日本人の俳優と取材で握手をしたのは、
光武蔵人さんと真田広之さんと佐藤隆太さんだけである。


佐藤隆太さんは、プロレス好きだし、映画好きだし、阪神ファンだし、
共通項がいくつかあるので、きっと飲みに行ったら楽しいだろうなぁー。


今日の二つの取材はやっていてとても楽しかったので、
作品は勿論のこと、二人のキャラを上手く伝えなければと思った。


そんなことを考えていると、取材に立ち会っていた東宝の宣伝のEさんが質問してきた。


Eさん「伊藤さん、本当に『ガチ☆ボーイ』好きなんですか?」


伊藤P「大好きですよ。今のところ2008年邦画暫定ベスト1です。前向きの涙が出ました」


Eさん「本当ですか?伊藤さんが東宝の作品褒めるなんて、初めてじゃないですか?」


えっ?俺ってそんな風に思われていたのか・・・・?
と心の中で、過去の東宝作品を思い浮かべる。


伊藤P「・・・・・」


良かった作品が出てこない・・・


いや、でも2005年にまで遡ればあるぞ!


伊藤P「『ALWAYS』の一作目は好きですよ。泣きました」


Eさん「あぁー、あれ以来ですか。東宝の試写室で涙を流したのは」


伊藤P「はい。そうですね。そういうことになります」


その場はそこで終わったのですが、2年以上も東宝作品に無感動だったのか?と疑問に思い、
後で調べたら『Life 天国で君に逢えたら』という拾いモノがあった。


あ、あと『恋空』ね。
可笑し過ぎて泣いた。


※『ブラブラバンバン』、『ガチ☆ボーイ』は、GyaO Cinema映画最新ナビにて
2月下旬から3月上旬に動画&テキスト掲載予定です。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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