2008年04月16日更新

『たみおのしあわせ』麻生久美子ほか舞台挨拶 取材記

昨日、『たみおのしあわせ』の完成披露試写会舞台挨拶の取材に行った。
(ついでに映画も見た)


麻生久美子さん、原田芳雄さん、大竹しのぶさん、小林薫さん、
音楽担当の武藤昭平さん、若松了監督が登壇した。
(オダジョーは仕事でブラジルに行っているらしく、今回は不参加)


舞台挨拶


司会の襟川クロさんが、「幸せとは?」という質問をしたところ、
麻生さんは、


「最近、自分が死ぬとかではないですが、死を身近に感じるようになってきました。
 だから、普通に生活していることが幸せだと思うようになりました」


とコメントしていた。


麻生久美子


実は、この試写の後、伊藤Pはお通夜に参列した。
前の会社の上司というか、先輩というか、とにかく恩師だったAさん(女性)が、
4月11日(金)、48歳という若さでこの世を去ってしまった。


伊藤Pが始めて宣伝担当となった作品は、
ウーピー・ゴールドバーグ主演の『チャンス!』という作品。
この作品の宣伝プロデューサーがAさんだった。


なので、ド素人の伊藤Pに宣伝のノウハウを教えてくれたのは、
Aさんだった。


一度見たら忘れられない強烈な容姿。
容姿もすごけりゃ、性格もインパクト大。
有無を言わせない押しの強さを持っていた。


その言動から“怖い”というイメージを持たれていたけど、
実は物凄い繊細で、優しくて、面倒見が良かった。


ぶつかることもあったけど、可愛がってもらったし、
本当にお世話になった。


仕事だけじゃなくて、家で餃子パーティをやると言ったら、
「ネタにカレー粉をまぶすと美味しいわよ」
「チーズを一片入れると、ちょっとリッチな感じになるわよ」
といった感じで、レシピとかも教えてくれた。


実際に教わったとおりに作ってみたら、本当に美味しかった。


Aさんの下で、何本映画宣伝やったっけかな・・・・
オスカーが獲れなくてガックリしたデンゼル・ワシントン主演『ザ・ハリケーン』、
伊藤Pの初邦画作品となった内田有紀主演『BEAT』、
『スター・ウォーズ エピソード1』のビデオ
e.t.c....


師匠であったAさんが、もうこの世にいないなんて信じられない。


若すぎるよ・・・


なので、麻生さんのコメントには、凄まじく共感する。


生きていること、普通に生活できていること、
これは幸せなことなんだって。


伊藤Pの父は、2006年の12月に他界しました。
享年62歳。


伊藤Pは今、34歳。
父の死んだ年齢からすると、もう折り返し地点を回っている。


勿論、父よりも長生きするかもしれないけど、
意外と気になるもんだ。


だから、日々の生活を大切にしたいと思う今日この頃。


→『たみおのしあわせ』完成披露舞台挨拶の記事はコチラ 

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『たみおのしあわせ』
たみおのしあわせ
夏、シネスイッチ銀座にて
配給会社:スタイルジャム
(C)2007 『たみおのしあわせ』フィルムパートナーズ

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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