9/30より日劇３ほか全国にて 配給会社：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (C)2008 MVLFFLLC. TM & (C) 2008 Marvel Entertainment. All Rights Reserved. |
今年公開されたアメリカン・ヒーロー映画の中で実は一番好き。
AC/DCに始まりブラック・サバスで終わるからというのもあるけど、
全体のバランスが良いと思う。
完全無欠ではなく、弱さも持ち合わせているという昨今のアメコミ・ヒーローであり、
ダークな部分もあるんだけど、なんとなーくカラっともしている。
主人公を筆頭に、登場人物の役割分担も明確で解りやすい。
でも人間ドラマもしっかりと描かれ、
派手なアクション・シーンもふんだんに用意されている。
社会的なメッセージもテーマとして貫かれている。
役者もロバート・ダウニーJR.、グウィネス・パルトロー、
テレンス・ハーワード、ジェフ・ブリジスと誰もが認める実力派が顔を揃えている。
なんとも贅沢な映画だ。
タイトル通りひたすらダークに突き進み、
鑑賞後なんともいえないおもた〜い気分にさせられる『ダークナイト』も好きだけど、
心地よい重たさと派手で面白い映画を見たという高揚感を得られる『アイアンマン』の方が、
ヒーロー映画ぽいし、エンターテインメント色も強いと思う。
全米で猛威を奮い、未だにベストテンにランクイン(08.9.21時点）している『ダークナイト』は、
日本ですっころんでしまったけど、
『アイアンマン』は受け入れられるのかな？
そもそもアメコミというだけで、『スパイダーマン』以外、日本ではダメな感じ。
『アイアンマン』がアメコミであることは、
あまり一般的に認識されていないという利点はあるけど、
知名度が低いという欠点もある。
邦高洋低の日本映画界にどれだけインパクトを残せるのかな？
大好きな作品だってのもあるんで、頑張って欲しいな。
だからこそ、『アイアンマン』を3回も取り上げてきたんだ。
(「ロバート・ダウニーJR.」、「アメリカン・ヒーローとアメリカ」)
『20世紀少年』を見るつもりなら、『アイアンマン』を強く推薦する。
『パコと魔法の絵本』と迷うなら、迷わず『アイアンマン』に行け。
行けばわかるさ。ありがとう！
ポニョは年末までやっている。焦ることはない。
えっ？『おくりびと』？そもそも鑑賞目的が違うでしょう？
『ウォンテッド』と迷う？確かにそいつは迷うな。。。
ならば『アイアンマン』とハシゴしてしまえ！
かつてまだ伊藤Ｐが純真無垢だった頃、
『ザ・デプス』、『リバイアサン』というハシゴをしたことがあるんだけど、
これよりは１００倍ぐらいマシなハシゴだと思います。
※『アイアンマン』ロバート・ダウニーJR インタビュー テキスト
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