2012年06月11日更新

DVD#024 「北野誠のおまえら行くな。TV完全版Vol.2」

北野誠のおまえら行くな。TV完全版Vol.2

「北野誠のおまえら行くな。TV完全版 Vol.2〜ボクらは心霊探偵団〜」
6/8 DVDセル【3,990円 (税込)】
©北野誠/松竹芸能/竹書房/名古屋テレビネクスト
公式サイト:http://www.takeshobo.co.jp/sp/kitanomakoto/


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北野誠が心霊スポットで体当りレポートを行うホラードキュメンタリーのテレビシリーズ第二弾。


前回、DVDの部屋で紹介した第1弾からの続きで、
怪談集「新耳袋 現代百物語<第4夜>」で取り上げられて注目を集めた
「山の牧場」の後編からスタート。


牧場の敷地内にテントを張って、
北野誠らキャストたちが怖い話をして一夜を明かそうとするが、
ある不可解な音と異臭によって遮られてしまう・・・。


前編は昼間だったが今回は夜。
その不気味さがより一層増すわけですが、それにしても奇妙な牧場だ。


誰がなんのために作った牧場なのか?
牛舎はあるが、牛を飼育した形跡がない。


住居も作りがおかしい。
生活していた形跡があるが、牧場とは直接関係ない残留物も多い。
部屋にはお札も貼ってある。


今回登場しないが、
以前、事務所の室内に巨大な岩が置いてある写真をネットで見たことがある。


とにかく変なのである。
用途不明なものが多く、心霊的なものとは違う怖さがある。


関西地方のスポットなのでなかなか行くことは出来ないけど、いつか訪れてみたい。


有名な「山の牧場」の次は、新規開拓ということで、
あまり知られていないスポットに訪問。


入水自殺をした女性の霊が出没するという京都にある「中山池」や、
鬼の首を封印している「酒呑童子の首塚」などが紹介される。


この新規開拓スポットでは、怪異を捕らえることは出来ないんだけど、
最後に取り上げられた「タチソ」は大変興味深かった。
(この名称の由来が説明されるんだが、結構笑えます)


ここは日本軍が秘かに作った横穴式の軍需倉庫なんだが、
その掘削作業には朝鮮人労働者が多く駆り出され、
落盤などによって多数の死者を出したという。


とても倉庫とはいえないような代物で、言ってしまうと単なる出口のないトンネルだ。
それが大戦下の日本軍の行き当たりばったりの苦境を如実に表しているかのようだ。


戦争遺跡には以前から関心があるし(よく本屋で立ち読みしています)、
昨年の夏にナレーターの盟友・佐藤アサトと鎌倉を探索した際に、
自分が穴フェチであることを認識したので、ここは是非とも行ってみたいところだが、
生き埋めになる可能性もあり、かなり危険そうだ。
これまた違った意味で怖いね。


続いて、北野誠が訪れたのは、千葉にある新築マンションの一室。
ここに暮らす住民が、女性の幽霊を見たり、体調不良になったりといった現象が起きているという。


北野誠はこの部屋だけ怪異が起きていることから、霊道になっていると指摘。


そして、それを証明するかのような現象をカメラが捕らえる!
しかも「アレ」の動きが規則的ってのも、北野誠の主張を補足している。


これだけ多くの「アレ」を映像で捕らえられることは、なかなかないんじゃないかな?


それほど怖いと感じる類いの現象ではないが、
かなりレアな映像になっていると思う。


第3弾もあるので、折を見て引き続き紹介したいと思います。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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