2014年06月17日更新

川崎

辰巳を起点に散策を敢行した翌日、川崎に出没。


というのも午後からCLUB CITTA'(クラブチッタ)で行われる
ダンスコンテストの大会にご招待いただきましてね。


川崎には滅多に足を向けることがないので、
ダンスコンテスト開催までの間、川崎周辺を散策することに。


土地勘なんぞ全くなく、
吉祥寺から川崎までの車中、行く場所をiPhoneで調べていると、
「東芝科学館」があるじゃないか。


ここは2014年にリニューアルされているが、
遥か昔、小学生の時に社会科見学で訪れており、
とても楽しかった記憶がある。


一瞬、童心に返るか?とも思ったけど、
天気は良いし、やはりここは屋外の寺院系でしょう!


川崎といえば、「川崎大師」ということで、
検索してみたら丁度“御本尊弘法大師降誕奉祝会”開催日だった。


これは激混雑必至。


どちらかといえば巨大寺院よりも、こじんまりとした寺院の方が好きで、
更には人気がなくて静かな方が好み。


「川崎大師」をやめて、他を探してみると、
「川崎大師」の近くの大師公園内に、
「瀋秀園(しんしゅうえん)」という庭園があるようだ。


日本庭園ではなく、中国庭園。


ネットに上がっている写真を見るに、
なんとなくショボそうな気配が漂っている。


そうこうするうちに川崎駅に着いてしまい、
半ば投げやり状態で、「瀋秀園」へ行ってみることにした。


川崎駅東口を出ると2014年5月いっぱいで閉店となる、
(かつての)川崎のランドマーク「さいか屋」。


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外観の古ぼけた汚れを見ると、閉店止む無し、
という感じでちょっと切ない・・・。


川崎駅から「大師公園」までは、3.5キロほど。


3月から走れる時は、朝5キロ以上走っている。
3.5キロなんて余裕!余裕!
と歩き出したは良いが、暑い!


とにかく暑いのであります!!


日差し絶好調!
国道132号線は、日陰無し!


5月の夏日です。


川崎市役所を通り過ぎ、歩道橋を登ると、
左手に何やら寺院のようなものが見えたが、
階段を降りると余計に汗をかきそうなので、スルー。


さらに「川崎球場」や「川崎競馬場」といった巨大施設が、
途中にはあったが、長ズボンがじっとりとまとわりついてきて不快。
なにがあるかもわからないのに、わざわざ足を延ばす気力もない。


マジで暑くて、半分ぐらい来たところで、既に後悔。


夏日の散策は、半ズボンに限る。


“あぁー、京急大師線で「川崎大師駅」まで行けばよかった”と、
何度も思いながら、テクテク歩き、
結局、特に面白いものに出会うこともなく「大師公園」に到着。


IMGP1622_R.JPG


なんとなく「小金井公園」に似たイメージ。


キッズが野球をやっているグラウンド沿いに歩くと、
やっとお目当ての「瀋秀園」に到着。


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有料だったらどうしようと思ったら、無料だった。


園内はこんな感じ。


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高台からの一枚。


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昭和62年、川崎市と中国の瀋陽市友好都市提携5周年を記念して、
中国の庭園技術指導団の協力のもと造成、開園した庭園。


なんと建物に使用された瓦の枚数は、42,558枚。


確かに瓦屋根が印象的だ。


ベストショットは、見晴らし台の下から撮ったこの1枚かな。


IMG_4430_R.JPG


デジカメではなくiPhoneで撮った割には、
滝の水とかいい感じで写っている。


それにしても・・・、この庭園に来て、
佇み、和み、ぼんやりしたいとあまり思わないのは何故だろう?


やっぱり日本人だからかな?


この後、流石に「川崎駅」まで歩く気力はなく、
「川崎大師駅」から電車で引き返すことに。


であるならば、途中にある「川崎大師」に寄ってみよう。


高台の楼閣でほんの少しだけ一休みして(10秒ぐらい)、
そそくさと移動。


庭園は大して人いませんでしたが、
「大師公園」の遊具広場には、親子が沢山。


IMGP1629_R.JPG


パパ率が高い。
お父さん!お疲れ様です!!


休日ゴロゴロしたいだろうなぁ〜。
でもこうやって子供たちと戯れた方が、ストレス発散になるかもね。


頑張れ!お父さん!!


次の写真は、この日の暑さを証明する一枚でしょう。


IMGP1630_R.JPG


5月にパンイチで、水遊びなんて、俺がガキの頃には有り得ん。
地球温暖化を感じる一コマ。


さて、暑いし、天気も良いし、
結構な人出の「大師公園」からすぐの「川崎大師」へ到着すると、
「大師公園」の人口密度の比じゃない人の数。


IMGP1631_R.JPG


「川崎大師」は真言宗の寺院なので、弘法大師。
その弘法大師は、宝亀5年(774年)6月15日、現在の香川県善通寺市に生まれた。


その誕生を祝うのが、この日の「降誕奉祝会」。
梅雨の6月を避け、1ヵ月前倒しで開催されている。


今年の梅雨の降雨量を考えると、雨季を外すのは正解だと思う。
この気候、異常だよ。
(2014年の6月15日はメチャクチャ晴れたけどね)


そんな「川崎大師」の目論見通り、
大盛況で境内はかなりの人出。


IMGP1639_R.JPG


巨大寺院故に見どころもたくさんありそうだが、
見て回るのを瞬時に諦めたくなった。


そんな心境をLINEで佐藤アサトに伝えたら、
「チ〇コ神社に行ってみては?確か金山神社」という情報がもたらされた。


早速調べてみると、川崎大師駅から徒歩2分。
これは行くべ!!


と、その前にこの日「川崎大師」に来て良かったと思ったこと二つ。


その一、「不動門」の傍で弓道をやっていたこと。


IMGP1634_R.JPG


生まれて初めてこんなに間近で弓道を見ました。
ピリピリとした緊張感が伝わってきて、見ているこちらも身が引き締まる。


その二、「山門」と「四天王」。


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西方守護神「広目天」


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北方守護神「多聞天」


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東方守護神「持国天」


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南方守護神「増長天」。


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是非、この四天王で麻雀をやって欲しい。


因みに、徳川四天王は、
酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政。


かつての全日本プロレスの四天王は、
三沢光晴、川田利明、小橋建太、田上明。


かつての韓流四天王は、
ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、ウォンビン。


かつてのスラッシュメタル四天王は、
メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックス。


そういえば、関西の三大を紹介する「三関王」って番組がある。


例えば、「関西三大自然豊かな廃校」とか、
「関西三大社員食堂」なんかを取り上げている。


同じように「四天王」を勝手に決める番組とかあったら面白いかも。


“速弾き四天王”
イングヴェイ・マルムスティーン、クリス・インペリテリ、
マイケル・アンジェロ、ポール・ギルバート。


“デブ四天王”
ミートローフ、レズリー・ウエスト(マウンテン)、
スティーヴ・グリメット、アン・ウィルソン。


“俺の中の天才女優四天王”
麻生久美子、大竹しのぶ、薬師丸ひろ子、樹木希林。


“俺の中のモビルスーツ四天王”
ザク、ドム、ズゴック、ジム。


“俺の中の美脚四天王”
・・・もうやめておこう・・・。


「川崎大師」を後にし、
咳止め飴を包丁で切るタンタンタンタンという威勢の良い打音を聞きながら、
「大師仲見世」の参道を歩く。


IMGP1651_R.JPG


参道を出てから数分で「川崎大師駅」に到着。


IMGP1652_R.JPG


駅の横にはなにやらオブジェがあるぞ。


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明治32年(1899年)1月、京浜急行の「川崎六郷橋駅」から
「川崎大師駅」間の開通を記念した碑だった。


気になるのが「川崎六郷橋駅」。


今の京急大師線には、この駅はない、


昭和24年(1949年)に廃駅になっている。


“六郷橋”を検索すると、興味深いサイトが、たくさんヒットする。


「六郷橋の歴史」


「川崎六郷橋駅」の名残


たまらんねぇ。


そして、「川崎大師駅」の目の前の横断歩道を渡ってすぐ、
「若宮八幡宮」の鳥居が現れる。


IMGP1655_R.JPG


さっきの「川崎大師」の人出とは打って変わって、
誰もおりません。
閑散としております。


こちらは参道正面の鳥居。


IMGP1657_R.JPG


さっきの「川崎大師」もそうなんだけど、
なぜか表参道からではなく、裏とか横とかから境内に入ってしまうことが多い。


「若宮八幡宮」の本殿。


IMGP1658_R.JPG


縁起は、「川崎大師観光案内センター」の説明文をそのまま
転載させてもらいます。


“若宮八幡宮は、八幡塚六郷神社(東京大田区東六郷にあり、
源頼朝が鎌倉政略のとき、この地に陣を張り勝利し、
その御礼に鶴岡八幡宮を分祀した)の氏子たちが、
大師河原干拓のために移り住んだおりに、
御祭神を分祀したのがはじまりといわれ、仁徳天皇をお祀りしてる。”


だそうです。


大師河原とは、今の多摩川河川敷のことか?


上の写真をよく見ると本殿の両脇には、酒樽が積まれている。


これには理由があった。


参道の左脇に杯と徳利のオブジェが置かれている。


IMGP1665_R.JPG


「大師河原酒合戦三百五十年記念碑」。


この地で酒豪の二人が、
三日三晩酒を飲み酒の強さを競ったという史実を記念しての碑。


酒好きとしては、なんとも楽しい物語。


そして、杯と徳利のオブジェの写真にも少し写っていますが、
「若宮八幡宮」の境内の一画に、
佐藤アサト推薦の“チ〇コ神社”「金山神社」があるのです。


「絵馬殿」なる建物の中に何やら物体が・・・。


IMGP1668_R.JPG


こ、これは・・・!


キラーコンドーム!!!


IMGP1659_R.JPG


おぉ!男根を祀る神社があることは知っていたけど、
初めて見たぞ!


感動・・・。


H.R.ギガーも天国でも喜んでいるでいとでしょう。


「絵馬殿」を抜けると本殿(?)


IMGP1661_R.JPG


ガラス越しに中を覗いてみたのですが、
焼却炉みたいなものが見えるけど、
御神体的なものは見受けられなかった。


さて、「金山神社」の由緒ですが、
創立年代がはっきりしない。


別称「かなまら神社」で、「性と鍛冶屋の神」が祀られている。
だからキラーコンドームオブジェは、鍛冶台の上に乗っているのね。


“まら”は陰茎の隠語ですが、そもそもの由来は、仏教の悪神マーラ(魔羅)が語源。


マーラは、釈迦が菩提樹の下で悟りを開こうとしている時に現れて、
性的欲望を掻き立てるように邪魔をしたことから、
煩悩(=様々な欲)の象徴である男性器を示すものとなった。


縁起が諸説あるようなんだけど、
鉱山や鍛冶の神である金山比古神(かなやまひこのかみ)と、
金山比売神(かなやまひめのかみ)と、
魔羅の読みが似ていたことや、鍛冶職人が使う鞴(ふいご)という道具が、
チ〇コを連想させることなどから、融合されたみたい。


陰茎のことをマラというのは知っていたけど、
理由は知らなかったので、勉強になりました。


子授け、夫婦円満の神、エイズの御守りの御利益があるという、
「金山神社」本殿の横には、巨大なマラちゃん。


IMGP1662_R.JPG


思わず亀頭(きとう)をペタペタ触ってしまいます。


後ろから見るとダースベイダーみたい。


IMGP1663_R.JPG


本殿の左手にもマラ。


IMGP1664_R.JPG


チ〇コを睨む狛犬。


こんな感じで写真をバシャバシャ撮っていたら、
お隣の「若宮八幡宮」に、
小学低学年ぐらいの女の子を連れ添った夫婦が参拝にやって来た。


母親が小生の存在に気が付く。


「あれ?あの人、なんの写真撮っているのかしら?」
そんな感じでこっちを見た。


そして、3人は「絵馬殿」へと歩み寄る。


先のキラーコンドームを発見した母親。
「やだぁ〜」


子供作っていながらにして、
何をかまととぶっているのだ!


その後、母親はしっかりと「絵馬殿」をくぐり、
ダースベイダーも見ていました。


なんだかんだ言って女の人も好きなんじゃん。


それを象徴するかのような映像が、
youtubeに上がっていた。


この「金山神社」は、毎年4月の第1日曜日に「かなまら祭り」が開かれる。


境内に置かれているマラちゃんよりも、
遥かに大きいマラ神輿が登場し、この日の閑散ぶりが嘘のような人出となる。


その2014年の開催日の映像がコチラ。





さらに猥褻物陳列罪に問われてもおかしくないのでは?
という写真もあった。


この写真


まぁ、少子高齢化の世の中ですから、
御利益にあやかって、子沢山はいいことです。


更に、川崎市公認の「かなまら祭り」のゆるキャラが存在していた!!


そのビジュアルは、あらゆる点で、
「これでいいのか!?」と問たくなる。


因みに、この「若宮八幡宮」には幼稚園が隣接されていました。


IMGP1669_R.JPG


園児は100%の確率でマラちゃん見ているよね・・・。
早熟になりそう。


金・性・酒の神社であり、
個人的にはとてもしっくりいきました。


この神社に立ち寄らなかったら、
今回の散策は満足しなかったと思う。


佐藤アサトに感謝。
(まじで知識豊富)


昼飯を食べる時間を考慮すると、
そろそろ「川崎駅」に戻らないとまずい。


「川崎大師駅」へ向かうとちょうど、京急川崎大師線が到着。


慌てて改札を抜け乗車し、「川崎駅」へ。


さて、毎回散策時に重要視しているランチですが、
この日は、目星をつけていました。


午前中、「川崎駅」から「瀋秀園」へと向かった矢先、
「川崎駅」からほど近いところに、「天龍」という中華料理屋があり、
まだ11時だというのにお客さんが結構入っていた。


決して綺麗とは言えないお店だったけど、
地元に愛されている感が多分に漂っていた。


きっと美味いに違いないということで、
行ってみたら、やはり行列が出来ていた。


IMGP1671_R.JPG


並ぶことに耐えられない性格だけど、
この店を諦めて、ほかの店を物色する時間を考えると、
並んだ方がいいんじゃないかと思い、列の最後尾に並んだ。


どんだけ待たされるのか?と危]惧していたが、
たまさか回転が良く、ものの数分で店内に。


しかしながら、暖簾には「まずい」の文字が・・・。


IMGP1672_R.JPG


謙遜でしょ?

 
店員さんから注文を聞かれるも、
メニュー豊富でかなり迷った末、担担麺をオーダーした。


本当は炎天下の中歩いたので、かなり喉が渇いており、
ビールを飲みたいところだが、この後仕事だし、
ビールが担担麺とあまり変わらない金額だったので、止めた。


そして、オーダーしてから数分、
担担麺が目の前に。


IMG_4435_R.JPG


ぶっちゃけ、見た目はそこまで美味そうではない。


が、これが美味い。


そして、熱い。


メチャメチャ汗かいた。


散策時も暑くて、そこそこ汗をかいたけど、
それの比じゃないね。


因みに翌々日、大阪出張だった。


そんと時に食べたのが四川風担担麺。


IMG_4449_R.JPG


唐辛子たっぷり。


これもメチャメチャ美味かった。


その翌日、会社の近くの四川料理屋でサンラータン麺を食べた。


こんなに辛かったっけ?
ってぐらい辛くてこれまたメチャメチャ汗かいた。


しかし、辛いものは胃に優しくない。


多くは語りませんが、胃がおかしくなり、
ケツの穴が痛くなった。


そんなケツ穴フィーバーのきっかけとなった川崎の中華料理屋を後にし、
まず向かったのは、薬局。


目的1。
涼む。


目的2。
水を買う。


その後、商店街を歩いていると、駅前の通りの案内板と親柱に目が行く。


IMGP1674_R.JPG


「小土呂橋(こどろばし)」。


この道は川だったんですね。


そもそもここは川崎だ。


なんか親柱がマラに見えてしまう・・・。


そんなこんなで、この日の職場である「クラブチッタ川崎」へ。


IMG_4447_R.JPG


個人的にはメタルの聖地と思っていましたが、
この日はメタルではなくダンス。


実は初の「クラブチッタ川崎」だったのですが、
メタルではなくダンスとうのが自分でも驚きでした。


そんな散策でしたが、「金山神社」「天龍」は収穫でした。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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