2014年12月21日更新

沖縄2014 1日目

昨年に引き続きまして、
11月7日(金)〜11月11日(火)まで沖縄に行ってきました。


「沖縄2013」


11月7日朝4時に起床し、5時吉祥寺発羽田行きのリムジンバスに乗り込み、
一路羽田空港へ。


5時52分に羽田第一ターミナルに到着。


乗る飛行機は、JAT071便。


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空気が澄んでいるからか、飛行機の奥に富士山が見える。


初冬を感じさせる光景。


冬は苦手だ。


だから沖縄に逃避する。


昨年は、本島と座間味島を攻めたが、
今年向かった先は、9年ぶりの上陸となる石垣島。


ドリーム・シアターの「A Dramatic Turn Of Events」
ブラインド・ガーディアンの「A Twist In The Myth」
ノクターナル・ライツの「Afterlife」を聴いているうちに、
石垣島上空へ。


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美しい。


海の色が違う。


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定時ちょっと過ぎに石垣島に到着。


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「こんなに綺麗な空港だったっけ?」と思ったら、
2013年3月7日に新空港が開港していたのね。


初日はオリックスでレンタカーを借りて、石垣島一周。


9年前に石垣島に来た時もレンタカーで島を一周した。
あまり同じことの繰り返しは好みではないが、
たまには昔の思い出を辿ってみるのも悪くはない。


まずはド定番の「玉取崎展望台」。


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筆舌に尽くし難い美しさ。


9年前に来た時と変わらぬ光景に感動。


しかし、ちょっと気になる看板が目に付いた。


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これは「玉取崎展望台」の東屋の傍にあったもの。
更に少し遠くを見ると同じく“売地”の看板。


誰が買うのだ?
買って何を建てるのだ?


資本主義社会ですから、売買は仕方ないけど、
「玉取崎展望台」の景観を損ねるようなことはしないで欲しい。


さて、そろそろ昼時。


あまり石垣島の北東には食事処がないんだが、
そんな中、「石垣ランキング八重山そば編」で、
堂々第2位の「明石食堂」へ。


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因みに1位の「八重山そば処 来夏世」は、9年前に行った。


11時30分過ぎに「明石食堂」に着くと、流石は人気店、すでに満員。
待つこと30分ぐらいで、ようやく店内へ。


カツ丼なんかもあったけど、やはりここはそばでしょう!
ということで、ソーキそばを注文。


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えっ〜、「石垣ランキング八重山そば編」で2位。
納得です!


そばのコシ、汁の味、
そして、とんでもなく柔らかいソーキ!


これまで多くの沖縄そばを食べましたが、
かなり上位に食い込む美味さでした。


昼食後向かったのは、石垣島最北端の平久保崎。


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「玉取崎展望台」に続き、2度目の訪問だが、
こちらも素晴らしい光景を維持しており、来て良かった。


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ちょっとした丘がある。


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そこに登るとまた違った光景。


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丘を降りて灯台の麓へ。


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灯台の左側に通路があり、そちらを進む。


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ちょっとした入江に砂浜と、
その上に写真ではわかり難いが、岩窟が見られる。


陸から行くには勾配が厳しいし、
海からの上陸も遠浅なので難しそう。


灯台の裏側にあたる、岬の先端から撮った一枚。


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大地離島(だいちばなりじま、※他にも呼び名あり)がよく見える。


「平久保崎」か400mほど離れた無人島。


こんなにも美しいコバルトブルーの景色がタダ。


30分ぐらい絶景を眺めた後、
来る時に通り過ぎた「伊原間サビチ洞」へ。


“日本で唯一、海に抜ける鍾乳洞”がウリ。


石垣島には有名な「石垣島鍾乳洞」がある。
9年前に行ったが、ライトアップとかされていて、
“ザッツ観光地”な感じ。


対して、「伊原間サビチ洞」はマイナーだし、
珍スポット臭がプンプンと漂ううえに、
なんと入場料を900円も取られる。


一瞬迷ったけど、ネタになるし、
一度行ったら二度と行かないだろうから、
とりあえず行っておけ!的なノリで立ち寄った。


近くに牧場があるからか、
家畜の臭いがキツイ駐車場に車を止めて入口へ。


商売っ気マンマンのおばちゃんに入場料を払い、
いざ、突入!


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なかなかワイルドな雰囲気を醸し出しているけど、
中に入ると超明るい。


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左手には大ウナギの池なる水たまりが。


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うーん、ウナギいないでしょう・・・。


奥へと進むと、いろいろと見所があり、
名称が付けられているものの、どれもムリクリ感が否めない。


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「海神の城」


海神ってなに?
どこが城なの?


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「ナイアガラ」


まぁ、妥当なネーミングだけれども、
沖縄なのにナイアガラ?


これ以外にも“それってどうなん?”的なネーミングが点在。
うーん、やはりなかなかの珍スポットかも。


のんびり歩いて10分ぐらいで、出口が見えてくる。


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鍾乳洞を抜けると左手に階段、右手に通路があり、
とりあえず右手に行ってみると、この光景。


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先程の「玉取展望台」から見えた海がこの辺かな?


さらに道になりに進むと、こちらの光景。


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岩壁の間に入り振り返ると、鎌倉の切通しを思い起こさせる。


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切通しは人工的に切り拓かれ、それが風化して今に至るが、
こちらは人の手が加えられていない。


来た道を戻る途中にあった木の根っこ。


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大地に根差すのではなく、岩に這う感じ。


潮風、台風時の強風などにも耐える。
なんとも逞しい。


鍾乳洞の出口の左手にあった階段を上ると遊歩道が。


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しばらく行くと仏像が安置されていた。


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仏像の手の形や組み方を印相という。


古来インドでは手の形で意思を現す習慣があり、
仏像の手の形も同様で、仏の思いを表現している。


この仏像の手は、ゴツゴツしていて判別しにくいけど、
恐らく“吉祥印”。


少し文献を漁ってみたが、理解できず、
コチラのサイトを参考までにリンク貼っておきます。


独自の文化を継承してきた沖縄で仏教。
珍しいなぁと思いながら、歩を進めると海岸に出た。


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まるでプライベートビーチ。


それなりに広いビーチで奥の方に進むと、
印象的な岩があった。


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岩、穴、珊瑚の化石、ヤシの木。


何気に凄いぞ、この岩は。


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化石?


暫し海を眺めた後、戻ることに。
ふっと岩を見ると・・・


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フジツボがびっしり!


フジツボがいる岩場で足を切り、
足の骨にフジツボが発生したという都市伝説があったなぁ。


因みに、フジツボは人体では生息できません。


大きなフジツボは食用にもなるらしんだけど、食べたことない。


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パノラマ撮影


暫く海辺でマッタリした後、再度、鍾乳洞を通って車に戻った。


海に抜ける鍾乳洞、変なネーミングではあるが、
見どころもそこそこあるし、貸切状態の海も綺麗だった。


しかしながらこれで入場料900円はちょっと高いぞ。


「伊原間サビチ洞」を後にし、石垣島一周ドライブを再開。


しばらく運転をし、次に向かったのは米原ビーチ。


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このビーチには思い出がある。


本ブログで、今から9年前に記している。


【伊藤Pの部屋】♯092「無知」


久しぶりに読み返してみたけど、やっていることが若いなぁ〜。


まだ30代前半だもんなぁ。


9年ぶりに来たわけですが、ちょうど曇ったせいか、
水面があまり綺麗に見えない。


風も強く、若干寒いので早々に立ち去った。


で、再び車を走らせ、石垣島ド定番の川平湾。


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やっぱりここの海は抜群に綺麗ですね。


普通ならグラスボートなのでしょう。
しかし、前回、グラスボート体験済なんでパス。


代わりに川平ビーチを歩いてみた。


ゴミが落ちていないのは、地元の人たちの努力なのかな。


行き届いた感のあるビーチの途中にあった階段。


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こういう舫いもあるんですね。


こちらは入江の入口付近。


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観光客もここまではあまりやってこない。


戻る途中、海岸に着いた時から気になっていた鳥居へ。


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鳥居をくぐると建物。


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沖縄の信仰における聖域である御嶽(うたき)かな?


建物の中はこんな感じ。


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更に建物の裏手に回ると石垣に平石。


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奥を見ると線香立て。


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やはり御嶽のようだ。


御嶽は男子禁制なんで、これ以上は入れません。


鳥居は神社にあるもので、
独自の信仰文化を形成している沖縄には似つかわしくない。


ではなぜ御嶽に鳥居があるのか?


明治時代に琉球王国が、沖縄県になり皇民化政策の結果、
鳥居が建てられた。


琉球独自の信仰と神道がごちゃ混ぜ状態ってこと。
この辺のネタは掘り返すとえらいこっちゃなんで、サラッと流しましょう。


で、川平湾にはもうひとつ信仰建築物がある。


川平湾の駐車場のすぐ傍にある「川平観音堂」。


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美しい川平湾を見たいがためか、観光客はほとんど無視な観音堂。


由緒は解説板に譲ります。


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記述にあるマーラン船は、沖縄独特の幌船。


興味がある人は、マーラン船で検索。


さて、時計を見ると4時過ぎ。


少し小腹が減ったので、おやつタイム。


ブルーシーのアイスを食べることにしたんだが、
種類がたくさんあって超悩む。


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結果、あまり東京ではお目にかかれない、
“田芋のデザートアイス”をチョイス。


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田芋と書いて“ターンム”と読む。


サトイモだな。


で、これが大当たりの美味しさでした。


アイス屋さんのお隣にお土産屋があり、
そこで宿での酒の肴を物色するもピンとこない。


沖縄で食材を買うのなら、お土産屋ではない。
商店だ。


と思っていたら、川平湾の駐車場の目と鼻の先に商店が!


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早速入店。


まず、泡盛を探すと請福の4合瓶(720ml)を発見。
値札がなかったので、お店のおばちゃんに聞くと、
税込600円!


流石は石垣の酒造。


請福は東京でも容易に入手できる泡盛の定番だが、
セブンイレブンだと900円から1000円、
「わしたショップ」でも600円では買えない。


泡盛と一緒に鳥の唐揚げと魚の天ぷらを購入。


レジで会計をしていると、島豆腐が目に付いた。
90円。


醤油がない旨をおばちゃんに伝えると、
塩分があるからそのままで大丈夫と。


ついでに「おいしいよぉ〜」と言われ、
レット・イット・ビー。


やはり商店は素晴らしい!


満足気分で車に乗り込み、次の目的地へ。


本日の石垣島一周には最終目的がありました。


それは日の入。


9年前の石垣島訪問でも日の入を見た。


とんでもなく美しい光景だった。
東京では絶対に見ることは出来ない。


もう一度見たくて、石垣島一周も東から回って、
西側に辿り着くルートをとった。


もしもみなさんが、石垣島に行くことがあって、
夕陽が見たいのであれば、反時計回りの観光をおすすめします。


最強のサンセットを見るべく、向かったのは観音崎。


と、その前に観音崎の目と鼻の先にある観光スポットへ。


「唐人墓(とうじんばか)」。


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咸豊2年(1852年)に起きたロバート・バウン号事件で犠牲になった
中国人苦力(クーリー、労働者の意)の慰霊のために
1971年(昭和46年)に建立された。


詳細はリンク先にに譲る。
http://www.ishigaki-japan.com/jp/kankou/toujinbaka


そして、「唐人墓」の目と鼻の先にあるのが、観音崎の灯台。


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段々と陽が暮れてきた。


「唐人墓」の近場から撮った一枚。


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右の方に見える東屋が観音崎。


そちらに向かう途中に階段があり、
まだ少し日没までに時間がありそうだったので、
登ってみると探検心をくすぐる光景が。


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誰もいないし、少し不気味な感じもするが、
観音崎に来る機会はそうそうない。


突き進み左手を見ると穴!


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きっと波や風によってぶち抜かれた天然の岩窟なのでしょう。


身をかがめて潜り抜けると、この景色。


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ほぼ穴の直線に太陽が位置しており、
まるで太陽光線によって穴が開いたようだ。


太陽の右手に見える島は西表島。


その手前の割と平たい島は小浜島。


左手に少しだけ見えるのが竹富島。


少し岩場に登ってみたりしたが、
足場も悪いので、撤収。


丁度、穴の真上にある展望台へ行き、
サンセットを堪能することに。


17:38の太陽。


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17:53の太陽。


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なんとそれから2分後、17:55の太陽。


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沈んだ。


こんなにも美しい夕陽を見ることが出来た。
感謝。


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残りの人生で、この観音崎に来る機会はあるのだろうか?


トワイライトゾーンと化した観音崎を後にし、
向かった先は、車で数分、
本日から2日間連泊となる宿泊場所「石垣リゾート グランヴィリオ」


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ネット上の評価が高いホテルですが、
それも納得の素晴らしいホテルでした。


基本、旅行の際に宿泊先にはこだわらなかった。
日中遊んで、夜飲んで、あとは寝るだけだから、
宿なんて眠れる場所さえ確保できればいいと思っていた。


そんな小生のこだわりをものの見事にへし折るほど、
「グランヴィリオ」は良かった。


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従業員さんたちの接客、部屋の広さ、清潔感、
全てが花丸でした。


この日の夕飯は、ホテル内の沖縄郷土料理屋「舟蔵」


オリオンビールとお通しとモズク。


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お通しは、良くわからんが一番左がモーウイかな?


真ん中は、マグロ。


右は豆腐だけど、島豆腐ではなさそう。


ちゃんと聞いておけば良かった。


でもって、この4品の中でモズクが最強に美味かった。


続いて、お刺身。


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店員さん「マグロとクルキンマチのお刺身です」


クルキンマチ!?


なっじゃそりゃ!?


スマフォで調べたら姫鯛だった。


姫鯛は東京だったら高級魚だ。


次いで、煮物。


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ターンム(田芋)が絶品。


わしたショップでターンム売っているけど、
一個600円台。


芋が600円。


自宅近所の沖縄料理店「琉球」のメニューにもあるが、
800円ぐらいした。


芋が800円。


まぁ、いいや。


美味しく頂いていると、三線ライブが始まった。


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沖縄料理を食べながら島唄を聴く。


この後も、石垣牛やグルクン、八重山そばを頂いた。


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石垣牛は、スジが多い。
そういう牛なのかな?


かつて高級スーパーの精肉部で働いてたんで、
肉の良し悪しはそれなりに分かっているつもり。


若干、肉が残念ではありましたが、
概ね、美味しかったです。


フロント傍のスペースで、カチャーシのイベントをやっていた。
見ればよかった。


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この後、風呂に入り、就寝。
こうして石垣島1日目が終わった。


「沖縄2014 2日目」へ続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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