2015年09月21日更新

福岡 PART5 南蔵院

<福岡 散策記一覧>
「福岡 PART1 聖福寺」
「福岡 PART2 東長寺」
「福岡 PART3 太宰府天満宮〜観世寺〜大宰府跡」
「福岡 PART4 住吉神社」


南蔵院の大仏を見るべく、
JR福北ゆたか線の出発時間の数分前にホームへ到着。


腹痛が発祥した時はダメかと思ったが、間に合ってよかった。


やって来たJR福北ゆたか線に乗り、城戸南蔵院前へ。


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多々良川を渡り、歩くことものの数分で南蔵院に。


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境内の配置もよくわからないまま、とりあえず坂を登ると、
巨大な不動明王のお出ましです。


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2011年に訪れた三鷹市の井口院にも、
似たような巨大不動明王がいたことを思い出す。


不動明王の左脇にある階段を駆け上ると、不動の滝。


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縁起は、案内板に譲る。


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滝壺の横には橋があり、その先に穴がぽっかりと空いていた。


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潜ると御利益がある類の穴かと思ったが、
そうではないようだ。


1185年、壇ノ浦の戦いで滅びた平家の落人(おちうど)が、
ここに隠れていたという伝説が残っている。


穴の奥へと進むと、巨岩と鎖。


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当然の如く登るとこの光景。


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さらに道は続いており、
15分ぐらいで薬師如来霊場に辿りつくらしいんだが、
時間がないので断念。


戻るとお父さんと娘さんが、岩にアタックしておりました。


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3人が登り終えるのを待ってから岩を下り、
不動の滝の正面にある、もうひとつの穴に潜入。


奥はこんな感じ。


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不動霊水窟。


中に入ると結構低くて、身を屈めながら歩かないとならない。


ここで時刻は16時に。


あと30分しかない!


慌てて来た道を戻り本堂へ。


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南蔵院は、高野山真言宗の別格本山。


天保年間(1830-1844年)創建。
明治19年(1886年)に廃仏毀釈の影響で一度廃寺となったが、
明治32年(1899年)に地元の人々の懇願により復興。


本堂を過ぎ、道なりに進み階段を下りるとトンネル。


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七福神トンネルというらしい。


トンネル内の壁面には、
数多の“仲良し地蔵”の銅板がはめ込まれていた。


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トンネルを抜けると坂道。


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そういや、城戸南蔵院前駅からこの坂が見えた。


どうやらこの坂の上にお目当ての大仏があるようだ。


時刻は16時を回り、城戸南蔵院前駅16:36発の電車まで30分強。
時間が余りないので坂道をダッシュ!しながらも、
上から見た城戸南蔵院前駅を撮影。


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坂を登ることものの数分で、目的の大仏像に到着!


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デカい!!!!!!!!


涅槃像(ねはんぞう)。


全長41m、高さ11m、重さ300tで、平成7年(1995年)建立。


涅槃とは仏語で、「一切の悩みや束縛から脱した、円満・安楽の境地」の意。


わたくしが、「涅槃」という言葉を知ったのは、
昭和58年(1983年)6月、俳優の沖雅也が、新宿のホテルで飛び降り自殺をした際に、
養子縁組した義父であり、恋人でもあった所属事務所の日景忠男社長に宛てた遺書。


有名な「オヤジ、涅槃で待つ」というヤツですね。


最近、日景忠男を見ないなと思っていたら、
エライことになっていた…。


こんなことを調べながら書いているから、
執筆が遅くなるんだなぁ。


さて、南蔵院の公式サイトには一切記載はないんだけど、
宝くじに当たった住職が、そのお金を全てこの涅槃像に注いだとか。


コチラの記事によると1995年に宝くじを当てたようだ。


建立年も1995年。
当たった年にこんな巨大な大仏を建てられるのか?


と疑問に思っていたら、
「ぶっちゃけ寺&Qさま!! 合体3時間スペシャル」にその答えが。


こちらの番組に住職がインタビュー出演しており、
宝くじが当たったから建てたのではなく、
建てた年に宝くじが当たったと述べていた。


この涅槃像は、建立年の10年以上前から計画されていたとのこと。


そんな涅槃像ですが、体内を参拝できる。


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参拝したい!


が、しかし、時間がなく断念。


せめてもってことで、涅槃像の頭部にある螺髪(らほつ)の見本に触れ、
写真撮影し撤収!


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こんなことなら、太宰府天満宮じゃなくて、南蔵院を優先すればよかった。


そんな思いをさらに強くするのが、この道標。


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これまでの南蔵院の様子からして、
毘沙門天も南天稲荷も期待指数は高い。


丁度、近くにあったわらべ地蔵の賽銭回収をしている若者がいたので、
ここから毘沙門天までどのくらいかかるのかを聞いてみたところ、
「バイトなんでわかりません」との返答。


ガクゥゥゥ。


まぁ、道標の先の道が、こんなだったんで止めて正解だったかも。


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後ろ髪をひかれながら来た道を戻る。


今朝、参拝した福岡大仏を擁する東長寺も真言宗。


世界最大級の大きさを誇る涅槃像がある南蔵院も真言宗。


過去の散策記の中で、強く印象に残っている
三鷹の井口院や多摩湖近くの金乗院(山口観音)
門前仲町の深川不動尊も真言宗。


なんか真言宗のお寺は、参拝した甲斐があるというか、
規格外なことが多いなぁ〜って。


南蔵院の入口の布袋さんの腹もデカい。


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そんなこんなで、真言宗の器のデカさに感化され、
南蔵院に隣接するお土産屋さんで、
真言宗のお経が彫られたキーフォルダーを買ってしまった。


我が家は浄土真宗なんだが…


城戸南蔵院前駅へ戻る際に渡る多々良川に架かる城戸橋。


よく見ると橋の右側に音符の書かれた音板が。


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この音板を一回ずつ叩きながら渡ると、
“うさぎおいしかのやま〜”=「ふるさと」が奏でられるという。


叩きながら渡ってみたけど…よくわからんかった。


城戸南蔵院前駅の前に戻ると、
行きは気が付かなかったが、涅槃像の螺髪が見えた。


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城戸南蔵院前駅からJR福北ゆたか線に乗り、博多へ。


途中、原町駅(はるまちえき)に停車。
何気なく車窓からホームを眺めていたら、
ホームの基礎がレンガ造りで、後から上部が増設された感じ。


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大きな駅でないけど、原町駅に歴史あり!
な臭いを嗅ぎ、早速検索。


明治37年(1904年)開設。


結構古い。


が、これ以上、原町駅の歴史に関する情報は得られなかった。


そして、博多駅到着。


以降、「福岡 PART6 博多駅〜帰宅」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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