2009年08月25日更新

『マーターズ』 原紗央莉 取材記

蒼井そら、Rio吉沢明歩に続く、伊藤PのAV女優取材記第4弾。


って、いつまで続くか知らないが・・・


その4人目は、グラビアアイドルとしてデビューした後、
AV女優に転身を果たした原紗央莉


原紗央莉は『ララピポ』、『細菌列島』といった一般商業映画にも出演しているが、
今回は彼女自身の出演作ではなく、
『マーターズ』というホラー映画のPRガールとしての取材。




マーターズ


『マーターズ』

8/29よりシアターN渋谷(レイト)にて
配給会社:キングレコード、iae
(C) 2008 Eskwad - Wild Bunch- TCB film




同じくキングレコード“ホラー秘宝”レーベル発の『屋敷女』のマスコット、
“いけにえガール”としてインタビューしたRioと同じケースだ。


で、この『マーターズ』なんだけど、
『ハイテンション』、『屋敷女』と過激なホラーを世に送り出し続けているフランス映画で、
同じく、強烈な描写がてんこ盛りの作品に仕上がっている。
※『マーターズ』の記事はコチラ


そんな残酷映画のPRガールに選ばれた原紗央莉にインタビューしませんか?
と言われたのだが、実のところその時点では原紗央莉という人物を知らなかった。


ちょっと前の有名なAV女優たちだったら(何故か)大体知っているんだけどね。
ただでさえ移り変わりの早いAV業界、アッという間に新しい人気女優が出てくるんだね。


映画に出ているわけでもないし、原紗央莉の知識もまるで無いしということで、
他のスタッフにやってもらおうかなとも思ったのだが、
原紗央莉をちょっとネットで調べた結果、自分でやることにした。


理由としては、
大型新人女優であること、
堀江貴史氏がデビュー作を見て絶賛していたこと、
AVという仕事に対して真剣に向きあっていることなどが挙げられる。


あと『マーターズ』を既に見ていたのと、
他のインタビュースタッフがホラー苦手で無理という理由もあるにはあった。


でも本当は単にAV女優にインタビューしたかっただけなんだが・・・


とにかく取材をすることになり、
今回もプレゼント用としてT-SHIRT-YA.COMのTシャツを用意して現場へと向かう。


そして、原紗央莉は、胸元がパックリと開いたシャツにミニスカートという出で立ちで現れた。


原紗央莉


オッパイ星人じゃないけど、視線はどうしても谷間へいってしまう。
これは別に男だからとかじゃなくて、女性だって同じように見てしまうと思う。
それぐらいボリューム満点。


原紗央莉


今までインタビューしたAV女優さんたちは、
オーバーオールやダボダボのTシャツを着ていたりして、
あまり肌を露出していなかったんで、なかなか強烈なインパクトだった。


フォトセッションの後、インタビュー開始。


まず驚いたのが、『マーターズ』が生まれて初めて見たホラー映画だということ。


中学生の頃には既に結構な数のホラー映画に接してきた身としては、
驚きを禁じえないんだけど、
能動的にならないと中々見る機会のないジャンルなんだなと改めて痛感した。


しかし、ホラー初体験が『マーターズ』とは・・・


ホラー映画の免疫力を高めるという点では幸福だけど、
いきなりこれからという点ではやはり不幸かな・・・
決して入門編とは言えないもん。


映画の感想を聞くと、やはりかなり衝撃的だったようだ。


ホラーを語れと言われてもお初じゃそれ程語れるわけもなく、
正直、あまり『マーターズ』で話を膨らませることが出来なかった。


そこで矛先を変えて、普段はどんな映画が好きかと質問をしたところ、
“胸がキュンとなるような甘酸っぱいラブストーリーが好き”とのこと。


具体的に聞いてみたら、映画ではなく漫画の「みゆき」を挙げてきた。


「みゆき」と言えば、伊藤Pでさえオンタイムから少しずれていて、
年上の従兄弟の家にあったのを後追いで読んだ漫画だ。


伊藤Pにとって「みゆき」は、
思春期に差し掛かる頃に読んだ“想い出がいっぱい”な漫画。
これを読んで大人の階段を一段登ったんだよねぇ。


「20世紀少年」(漫画)の記事の時にも書いたんだけど、
「クレヨンしんちゃん」以外で全巻揃っている漫画は、
同じくあだち充原作の「タッチ」と「みゆき」だけである。


ということで、全巻持っていることを告げると、


“えぇ、本当ですか!?私も古本屋で揃えました”
と原紗央莉は大興奮。


原:“親戚のお兄ちゃんの家にあって、読んだら凄く面白くって!”


一緒!一緒!!
俺も親戚のお兄ちゃんの家で読んだんだよ!


原:“パンチラとかドキドキしちゃって、そこからはまりました”


ハンカチだと思って取り出したら、パンティなんだよね!


原:“そうそう!アハハハハハッ”


と、いきなり饒舌になり、盛り上がる。


「みゆき」で盛り上がるな。
『マーターズ』で盛り上げろよ、俺。


続いて、好きな俳優さんを問うと、“篠原涼子さんです”と。
“どんな役を演じていてもナチュラルで、品がある”。


確かにそうだ。


因みに好きな男優さんは、大泉洋さん、堺雅人さん、加瀬亮さんだそうで。
なるほど、系統なんとなく分かるな。


そして、今挙げた俳優さんたちと、いずれは共演してみたいという。
そのためには演技の本質を学ぶ必要があるので、
“演じる楽しみ”について質問してみた。


すると“自分ではない人になれる”と。


実は、この質問は他の俳優さんにもよくする質問なんだけど、
大体同じ様な答が返ってくる。


なので、“なんで他人になれるのが楽しいか?”と、
ちょっと突っ込んだ質問を切り返してみた。


意地悪な質問なので、答えに窮すると思いきや、


“日常生活では、いきなり自分のキャラクターを変えることは出来ないけれど、
 演技だったらそれが許されるから”


という中々全うな返答でびっくりした。


伊藤P的には、この質問に対して最高の答をしたのが、
『ふぞろいな秘密』でインタビューした河合龍之介。


「演じていると、役柄と自分を対比するので、自分自身を客観的に見られる」


この名言を原沙央莉に伝えると「良い答えですねぇ」と関心していた。
次回から使ってください。


最後に再び『マーターズ』の話にちょっとだけ戻って、インタビューは終了。


この後は恒例のT-SHIRT-YA.COMのティーシャツ・プレゼント・タイム。


今回、選んだのは「南天 ハナヤールー」。


ハナヤールー


家守(ヤモリ)がプリントされた一枚。


沖縄に多く生息する家守は家を守る生き物で、
害虫とかを捕獲して食べてくれる。


『マーターズ』というホラー映画のPRガールになったので、
原さんに“悪い何か”が憑依しないように!
ということで、“塩”的な意味合いを込めてこのティーシャツとなりました。


と、説明すると原紗央莉から“素晴らしい”とお褒めのお言葉を頂きました!
(実はT-SHIRT-YA.COMの方に選んだもらったんで、後付けなんだけどね・・・)


続いて、ティーシャツを持ってフォトセッション。


原紗央莉


プレゼントしたティーシャツのサイズはS。
果たして、着用した時にあの胸はどうなるのか・・・


と、変な妄想に駆られてしまいましたが、
是非、いろんなところで着てください!


『マーターズ』
※原紗央莉 インタビュー テキスト

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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