2011年11月18日更新

#634 『新少林寺/SHAOLIN』

新少林寺/SHAOLIN


『新少林寺/SHAOLIN』
2011年11月19日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて
配給:ブロードメディア・スタジオ、カルチュア・パブリッシャーズ
(C)2011 Emperor Classic Films Company Limited All Rights Reserved


1982年に日本で公開され大ヒットを記録した『少林寺』。
ジェット・リー(当時、リー・リンチェイ)をスターダムに押し上げただけでなく、
「少林寺」の存在を広く知らしめるきっかけとなった記念碑的な作品だ。


ナインティナインの岡村隆史、「ドラゴンボール」のクリリンなど、
その後の日本での影響力も絶大だ。
(『少林少女』は・・・冒涜ということで・・・)


あれから29年の時を経ての登場となる『新少林寺/SHAOLIN』』は、
その『少林寺』のリメイクではなく、
少林寺を舞台にした、新しいキャラクターによる新しい物語の新しい少林寺だ。


まず、出演者が豪華だ。


アンディ・ラウ、ニコラス・ツェー、ファン・ビンビン、ジャッキー・チェン。
主役クラスがゴロゴロおります。


新少林寺


アンディ・ラウとジャッキー・チェンが共演するのは初かな?


アンディ・ラウとニコラス・ツェーは、
クライマックスでの一騎打ちで、かなりのアクションを要求されている。


2人とも元々はアクション俳優ではないが、アクション映画にも多数出演しているので、
見ていて安心だ。


ジャッキー・チェンは特別出演扱いなので、アクションはやや少な目だが、
ちゃんと見せ場があって、持ち前のコミカル・アクションで見る者を楽しませてくれる。


新少林寺


この他、アジアン・アクション映画ファンであれば、
「おぉ!!」と歓喜したくなる様なキャストが多数出演。


アクションのキレという点では、ドニー・イェンと同じぐらいじゃないかと勝手に思っているウー・ジン。
(そのドニー・イェンとは、『SPL/狼よ静かに死ね』で激突!これがスゲェんだよ!)
悪役が多いけど、今回は少林寺のリーダー的存在で、頼りになるアニキ・浄能を演じている。


新少林寺


もうひとり注目なのが、リー・リンチェイの武術の師であり、
『少林寺』、『少林寺2』、『阿羅漢』などに出演していたユエ・ハイ。
3年前に役者を引退していたが、本作のために復帰を果たしている。
今回は少林寺の一番偉い人を貫禄たっぷりに演じている。


さらに“ワンチャイ”シリーズ第3弾『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地争覇』で、
鬼脚を演じ、とんでもない足技を見せたション・シンシンも出演。


この他、少林寺武僧として修行を積み、『孫文の義士団』などに出演しているシー・イェンレン(旧名:シー・シンユー)、
漢劇、越劇の達人でチェン・カイコー監督の『花の生涯〜梅蘭芳』『1911』で注目されているユイ・シャオチュンら、
その道に長けた“本物”が出演している。


新少林寺


監督は『香港国際警察/NEW POLICE STORY』のベニー・チャン。
流石はアクション映画の旗手なだけあって、
カンフーだけでなく、スペクタクルなアクションをガンガン盛り込んでいる。
ベニー・チャン先生のこのサービス精神には毎度頭が下がります。


かつての勢いがなくなってしまった香港アクションを復活させたいというベニー・チャンの熱い思いが、
しっかりと伝わってきました。


宣伝では物語で泣ける感動のカンフー映画として売っているけど、
個人的には物語よりも、ベニー・チャンの変らぬ情熱に感動して泣けてきちゃいました。


ベニー・チャンの監督デビュー作は90年の『アンディ・ラウの逃避行』。
その後、『WHO AM I?』、『香港国際警察/NEW POLICE STORY』、
『プロジェクトBB』などジャッキー作品を監督。


ジャッキーがプロデューサーを務め、ベニー・チャンが監督した『ジェネックス・コップ』の主演は、ニコラス・ツェー。


そのニコラス・ツェーやジャッキーの息子ジェイシー・チェンが出演している『インビジブル・ターゲット』には、
ウー・ジンも出演している。


新少林寺


てな感じで、『新少林寺/SHAOLIN』は、ベニー・チャン・ファミリー総出演なのだ。
ベニー・チャンの人柄、志に共鳴しているからこそ、何度も一緒に仕事をするのでしょう。


最近、“香港のスピルバーグ”ことツイ・ハーク監督がパッとしないし、
引き続き、ベニー・チャン監督には、
度肝を抜かれるような激しいアクション映画を作り続けて欲しいです。


できれば、ジャッキー・チェン主演で、ハイレベルなものを撮って下さい!


なんだか、『新少林寺/SHAOLIN』の内容にほとんど触れていませんが、
“監督、ベニー・チャン。”
これだけで、作品の面白さは保証されたようなものだと思ってください。


※ベニー・チャンのアクションへのこだわりが知りたければ、このインタビューを!
『インビジブル・ターゲット』ベニー・チャン監督“掘り出し”インタビュー(by伊藤P)

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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