山中湖 (伊藤Pのブログ)

お盆真っ只中の2014年8月16日に山名湖へ行ってきました。

朝の6時、ちょいちょい愛用している地元のニッポンレンタカーへと赴き、
スズキのスイフトを借りた。

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車の運転は、昨年10月末から11月初旬の沖縄以来。
※【散策の部屋】「沖縄1日目」

10ヶ月ぐらいブランクがあり、ちょっと不安だったが、
運転技術的にも、道路の混雑的にも何ら問題なく、
中央自動車道を突っ走り、約1時間半後に山中湖に到着。

天気は生憎だが、まぁ、雨が降らなければいいや。

朝ご飯がまだだったので、湖畔の洒落たカフェかレストランで、
粋なブレックファストとも思ったんだが、そのような店は近くになく、
結局セブンイレブンで購入したサンドウィッチという悲しい朝食に…。

腹を満たした後は運動だ。

かつて河口湖を徒歩＆自転車で1周した。

昨年は浜名湖を自転車半周以上した。
※【散策の部屋】「浜名湖」

今年は多摩湖を自転車で1周した。
※【散策の部屋】「多摩自転車道 PART1」

ならば、山中湖もチャリで1周！

湖畔のレンタルサイクルで自転車を借りた。

こいつが今日の相棒だ。

名前を付けよう。
そうだなぁ…、山中湖に因んで山中伸弥号と名付けよう。

まったくタイムリーじゃないネタだ。

山中伸弥号にまたがり、反時計周りにスタート。

そういえば、河口湖を自転車で一周した時以外、
湖を回る時は、必ず反時計回りだった。

人間は心臓が左にあるので、そこに重心が行くため、
反時計回りに行動することが多いとテレビ番組で知った。

例えば、陸上のトラックや野球のダイヤモンドは反時計回り。

フィギュアスケートも回転技を見せる際、反時計回りにまわる。

あと、人間が誰かに追われて、Ｔ字路にぶつかった場合、
かなりの確率で左に曲がるという研究結果を紹介していた。

さて、山中湖沿いの国道413号を左回りにチャリを飛ばす。

前半は湖畔を走るが、道が狭く、
おまけに自動車の交通量が多いため、そこそこ神経を使う。

やがて、湖を取り巻くように木々が茂り、あまり湖が見えくなる。

なんか微妙。

暫くすると湖の方へ下る坂道があり、
なんとなく湖沿いを行けるような気がしたので、坂を下ってみた。

完全にガスってます。

結局、湖沿いの道はなく、再び国道413号線に戻る。

途中、何度か同じように湖接近を試みるも、
国道413号に戻ってしまう。

この国道413号は通称マリモ通りと言うらしい。

富士五湖に生息するフジマリモが、通りの名前の由来なのでしょう。

そんなマリモ通りにはやたらと大学の施設が多かった。

しかしながら、大した見所もないまま、
山中湖交流プラザ「きらら」なる場所に到着。

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ホームページの画像より

サッカー場があり、合宿でしょうか？
子供たちがサッカーの練習をしていました。

ピッチを右手に見ながら山中湖方面へと進むと、
大規模フリーマーケットでしょうか？
そんな感じの設営を大勢がしておりました。

「きらら」がオープンした年はわかりませんが、
わりかし最近でしょう。

整備されていていい感じ。

晴れていれば、この方面に富士山が見えたはず。

よく見ると湖畔で、犬が湖にダイブしていた。

昔飼っていた犬は、とんでもないぐらい水嫌いだったなぁ。
なんてことを思い出す。

ここでアラフォーメタラーのＫ先生、Ｎ博士、佐藤アサト、後輩のゴッチに、
LINEを使って山中湖に来ていることを報告。

この日、「SUMMER SONIC 2014」に参戦中のＮ博士からリターンがあり、
なんと数日前に山中湖へ来ていたというではないか！

水族館フェチでもあるＮ博士は、
山中湖の近くにある「森の中の水族館」が良かったという。

記憶に留めておこう。

そんなやり取りを終え、
再び山中伸弥号にまたがりサイクリング。

大したポイントもないまま、大分突き進む。

山中湖の2/3ぐらいまで来ちゃいまして、
見所といえば、水面を走る白鳥船と、

人馴れして、全く動じないリアル白鳥ぐらい？

近くに「諏訪神社」があったけど、
スルーして、そのまま山中湖1周完走。

山中伸弥号を返却後、
レンタルサイクル店の目の前にあるソフトクリーム屋で、
ソフトクリームを舐めながら次の行動を練る。

実は今回山中湖を自転車で1周するということ意外ノープラン。

たまさか、山中湖1周がサクッと終わってしまい、
この後の計画を急遽考えた結果、
山中湖のすぐそばの石割山の山中にある「石割神社」を目指して、
ハイキングを決行することにした。

車に乗り込み、国道413号をやはり反時計回りに進み、
「きらら」を通り過ぎ、平野交差点を右折し「道志みち」へ。

少し行くと、小さな赤い鳥居があり、その手前の道を左折。

ちょっと心細くなるような道を進むと、石割神社駐車場があり、
そこに車を停めて、いざハイキング！

と、意気込んでみたが、その勢いは瞬時になくなるのですよ・・・。

鳥居の向こうには石段が見える。

そして、鳥居をくぐると、驚愕の光景が！

なんと403段！

幸いこの頃はまだ朝、走れる時は走っていたので、
途中でへばることはないだろうけど、
それでも萎えるよね。

しかし、ここまで来て引き返すのは嫌だ。
クライムオン！

朝のランニングのおかげか、脚に来ることはなかったが、
そうはいっても多少は息が上がります。

下から見えていた階段を登り切ると・・・、
また階段！

一体何段上がったのかはわかりませんが、
そろそろ終わりのはずと信じて階段を登る。

すると上から女性と幼稚園児ぐらいの女の子が降りてきた。

なんと女性は抱っこ紐をしており、
見ると2歳ぐらいの女の子がその中に納まっていた。

「あの～、その状態で登られたのですか？」と聞くと、
「はい、そうですよぉ～」と返ってきた。

母強し！

後からその女性の旦那さんと小学生ぐらいの男の子が下りてきたんだが、
内心「お父さん、あなたが抱っこしろよ！」と思ってしまった。

そんなファミリーとすれ違ってすぐに階段終了！

その先は山道です。

ここからの道のりも結構長く、時折、急な坂道も。

ところどころ土砂降り時に濁流が流れたと思しき跡があり、
地層がえぐられ、木の根っこが剥き出しになっているところもあった。

以前より集中豪雨が多くなっているからでしょう。
温暖化の影響ってこういうところにも出るんだなぁ。

石割山の八合目にあるという「石割神社」は、
まだかと思いながら山道を歩いていると、段々とガスってきた。

さらに耳を澄ませば、かすかに雷鳴も聞えた。

これはヤバイと少しピッチを上げると、
土砂崩れを防ぐための砂防壁が。

こいつを登ると巨木がドォーンとある。

桂（かつら）御神木。

説明板によると、
石割山の標高千三百メートルの高地に自生するこの桂の巨樹は、
日本でもたいへんめずらしい巨樹で、
地元民から御神木として崇められているそう。

木の後には、お釜石という釜の形をした水の沸きでる石があり、
山中湖の源流である桂川（相模川）の名前の由来となっているとのこと。
（神奈川県では相模川、山梨県では桂川と呼んでいる）

そして、この神木の奥にあるのが「石割神社」。

「古事記」のある「天の岩戸」伝説の地といわれている神域。

御神体の大岩が「石」の字に似て割れているのが、その名の由来。

社殿の右には、その大岩がそそり立っている。

凄いね・・・。

左脇にあるスロープを進むと、社殿の裏側に至り、
そこには幻想的な風景が。

頭の中にピンクフロイドの文字が浮かぶ。

さらに進んで４段ほどの石段を登ると、先程の大岩の切れ目が登場。

高さと長さ約15ｍ、幅は約60㎝。
人一人が横になって、やっと通れるぐらい。

この隙間を時計回りに３回通ると幸運が開けるという。

当然、通るでしょう！

腰に巻いていたウエストポーチを外して手に持ち、
横向きになり、カニ歩きのようにそろそろと進む。

段差もあり中々思うように通れないが、
なんとか通過。

反対側から見た割れ目。

もちろん３回通りましたよ。

ここから山頂まで行き、平尾山を経由して、
石割神社駐車場まで戻るハイキングコースがあるのだが、
霧が濃くなってきたと、昼時で腹が減ったので来た道を戻ることに。

遠足と一緒で、行きよりも帰りの方が、早く感じるのは何故だろう？

あっという間に階段へ。

この階段を登って来たのかぁ。

階段は登る時よりも降りる時の方が足にくるもんだが、
危惧した通り、ちょっと膝にきた。

石割神社駐車場に停めてあったスイフトに乗り込み、飯処へ。

山梨といえば、ほうとう。

ということで、「お食事処大豊」へ。

因みに中日と阪神で活躍した大豊泰昭元選手は、
引退後白血病を患うも克服し、
現在は岐阜で「大豊ちゃん」という中華料理屋を営んでいます。

「お食事処　大豊」は、「食べログ」の評価も高いだけあってか大盛況。

暫く待った後、座敷席へ通された。
頼んだのは大豊オリジナル、自慢の一品という塩ほうとう。

ほうとうはふつう味噌味だけど、大豊はより洗練された味を追求し、
この塩味ほうとうを作り出したとのこと。

鯛でとったあっさり出汁に、
どっさりの野菜と手羽焼きが加えられていて、
食べ応え満点のほうとう鍋でした。

続いて向かったのは、
メタラーＮ博士が薦めてくれた「森の中の水族館」。

淡水魚水族館で、内側の小型魚と外側の大型魚が混泳しているように見せるため、
二重に仕切られた大型海遊水槽が見どころ。

ニジマスなど馴染みのある魚の他に、
なかなかユニークな容姿の魚もたくさんおりました。

いいねぇ、清涼感があって。
和んじゃって、ボッ～と見続けちゃいました。

そして、企画展示コーナーは古代生物。

エボシカメレオン。

カメレオンって古代生物なんだ。

カメレオンは200種ぐらいいるらしく、
その半数以上がマダガスカル島に生息しているとのこと。

メキシコサラマンダー。

もう名前からして素敵だ。

サラマンダー！

クリチャン・ベールとマシュー・マコノヒー共演の映画『サラマンダー』を思い出す。

80年代のシューティングゲームで、「沙羅曼蛇」ってのもあったなぁ～。

メキシコサラマンダーの祖先は、
約3700万年前～2400万年前に出現したと考えられている。

ってか、これウーパールーパーじゃん！

最近知ったのですが、食用ウーパールーパーってのがあるんですね。

比較的ゲテモノは平気な方ですが、
ウーパールーパーの唐揚げとか、なかなか凄い形をしておりまして、
食べるのには、ちょいと勇気が必要そう。

「ウーパールーパー　食用」で画像検索すると、
たくさん出てきます。

二階にも少しだけ展示コーナーがあり、
カブトムシとかが展示されていたのですが、
中でもインパクト大だったのが、マダガスカルオオゴキブリ。

写真だとわかり難いですが、木の枝の下にいます。

身近な生物で最も苦手とするのが、ゴキブリ・・・。

木の下に隠れていて良かったかも。

外の池にはニジマス。

建物の中から池の中の様子が観察できるようになっている。

奥に公園もあるようだが、
先程の石割山ハイキングで結構な汗をかいており、
この後、温泉でさっぱりしたいし、「道の駅どうし」で買い物もしたい。

そして、何よりも今日はお盆だ。

まだ15時前だったけど、切り上げて温泉に向かうことに。

で、漬かった温泉は「石割の湯」。

結構な混雑ぶりでした。

汗を流して、風呂から出て、甲子園のテレビ中継を見ながら牛乳飲んで、
「道の駅どうし」を目指して出発。

国道413号（道志みち）を走ること数十分で、
「道の駅どうし」に到着。

帰宅後の酒と肴を買って帰ろうと思ったものの、
あまり惹かれる品がなく、ちょっとガッカリ。

10年以上前に一度来たことがあるんだけど、
その時はいろいろと買い込んだ記憶があったんだが・・・。

それでも日本酒と数品購入。

この後は調布までノンストップ。

この国道413号（道志みち）は、黄金ルートと呼ばれており、
土日祝日、お盆といった中央道が混む日でも比較的空いている裏道。

快調に飛ばしていたが、途中、少し渋滞にはまる。

それでも全然許容範囲内の渋滞で、程なく解消。

中央道に乗ると早速渋滞だったけど、こちらも程なく解消。

調布で降りて、甲州街道沿いにある「神戸屋」（高い！）で夕飯を食べて帰宅。

走行距離253キロ。

1日のドライブとしては、近年希に見る走行距離。

朝早かったし、サイクリングしたし、
山も登ったし、流石に疲れた。

一風呂浴びて、「道の駅どうし」で買ってきた日本酒と肴で慰労会。

日本酒が・・・美味しくない・・・。

未だに冷蔵庫の中にあります。
ちょっと変色しちゃった・・・。