2015年10月20日更新

海 2015 PART2

「海 2015 PART1」からの続き。


ジュンヤさんのいびきと格闘しながら朝を迎える。


みんながまだ寝ている中、
この日、朝からスキューバーダイビングをするH江っちも起床。


しかしながら、H江っちは、二日酔いだという。
前夜、そんなに飲んでいる風には見えなかったが…。


やや心配だったので、昨晩、H江っちが運転してきたレンタカーで、
宿から2キロほどのところにあるダイビングセンターまで送っていた。


H江っちと別れ歩いて宿へと向かうと、すぐ傍にポッカリと空いた穴が。


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柵があって中に入れないため、どのぐらいの深さなのか不明だが、
そこそこ深そう。


人工ではなく、天然の穴のように見える。


穴の横には地蔵尊。


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真ん中の石碑は、風化が激しく全く解読不能。


向かって右の地蔵尊は、あまり見たことのないデザインだ。


そんな地蔵尊の近くにあった魚屋さん。


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電話番号が「2-0710」っておかしくないか?


前日は肉が多かったし、やっぱり海といば魚!


本日のブランチ用として、アジとカマスの干物を購入。
共に1枚120〜130円ぐらいの安さ。


そして、この漁港、“民宿発祥の地”だった。


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1998年に冬季オリンピックが開催された長野県の白馬も、
“民宿発祥の地”を謳っている。


“民宿発祥の地”の碑から宿までは、坂道。


坂道を登りながら、荒廃著しい廃屋に萌える。


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悪趣味と言われようとも、
興味をそそられるのだから仕方がない。


この家から人がいなくなって、
どれぐらいの年数が経ったのだろうか?


この朽ちっぷりを見るに、相当前でしょう。


にも関わらず、生活臭をプンプンと漂わせている。


なんてことを感じながら坂道を登っていると、
H江っちから「やっぱりダイビングは止めた。少し休んだら海へ行く」という連絡が。


「だったら戻って、オイラが運転して海に連れていくよ」ってことで、
来た道を引き返し、ダイビングセンターへ。


しかし、H江っちの姿が見えず、
暫しプラプラ。


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これぞ漁港という風景だ。


やたらとトンビがいると思ったら、
高台からおじさんが餌を撒いていおり、
空中でその餌をダイビングキャッチ!


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なんて光景を見ていたらH江っちを発見。
車で海まで行き、駐車場に停めH江っちを残し、
宿へ走って戻って悪友Iたちと合流し、すぐに車で海へ。
モリさんは用事があるとのことで、ここでお別れ。


天気予報では雨だったが、なんとかもちそうだ。


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夫婦と思しき年配の男女が、お揃いの帽子を被り佇む素敵な光景。


既に10時過ぎ。


昨晩遅くまでしこたま食ったが、朝飯を食べていないので腹が減った。
東京から持ち込んだ食材がまだ余っている。


ということで、ご飯の用意。
みんながテキパキと行動し、瞬く間に料理が出来る状態に。


まずはAndoさんが起こしてくれた炭火で、ここ数年の定番やきとり。


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これは家で鳥もも肉を適当な大きさに切り、
串にぶっ刺し冷凍して持って来たもの。


焼き担当は、昨年に続き悪友I。


さらに先程、買ってきたアジの干物。


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焼き担当は、Andoさん。


その間、小生は、残った食材で鶏肉のトマト煮を調理。


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これだけ料理人がいると楽だ。


しかし、三品並べると凄い食いあわせだ。


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因みに鶏肉のトマト煮は、まだ未完成の状態で、
この上にとろけるチーズを大量にまぶして完成。


チキン・トマト・チーズ=鉄板ですな。


そうこうしているうちに、第7班のヤスさん一家が到着。


ヤスさんとは、12年前にこの海を過ごしている。
何気なく話していると、12年前に撮った写真があるという。


是非見てみたいので、後日送ってもらうことに。


そして、そんなヤスさんのやんちゃな息子さんが、
焼きたてのやきとりを美味そうに食べてくれて嬉しかった。


アジは、あまり肉厚とは言えなかったけど、
程よい塩加減で、美味。


続いて焼いたカマスもグッド!


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地元の魚屋を舐めちゃいかんですな。


宿から往復4キロの道のりだけど、来年も買いに行くかなぁ〜。


肉に魚と大分、腹を満たしてきたので、
そろそろ〆に参りましょう。


お好み焼き。


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前日のしゃぶしゃぶ同様、
海で作らない料理を作りたいという発想の元、
実行した一品。


地元の100円ショップで、
わざわざお好み焼き用のマヨネーズ容器を買ってきたんだが、
上手くマヨネーズをかけられなかった。


因みにマヨネーズは、白ワインをプラスしています。





上のお好み焼きのメインの具は、豚バラ肉。
でもって、普通のお好み焼きじゃないお好み焼きを作りたい。


さばみそ煮缶。


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お好み焼きの元、卵、セブンイレブンの千切りキャベツと一緒に混ぜて焼くだけ。


初めて作ってみたけど、中々美味しかった。


この他にもハマグリに似た味というホンビノス貝や、
昨日の朝食で使用したハムなど、とにかく焼ける食材焼きまくり。
因みに前日も今日も、海で包丁握っていません。


流石に腹がいっぱいになり、
「料理が余りそうだなぁ〜、せっかく用意したのになぁ〜」なんて思っていたら、
「食わないんだったら、俺、食うよ」という頼もしいお言葉が。


発言の主は、酒マスターでもあるハタさん。


その飲みっぷり、食いっぷりは、半端ない。


ハタさん以上の酒豪、大食漢には出会ったことがないかも。
特に酒は凄いなぁ。


なんて感心をしていたら、
悪友Iの地元の友達で、ヤスさんやAndoさんも知っているMさんが、
近くにいるから来るという。


数分後、Mさんは来たんだが、みんなと一言ぐらいずつ会話した後、無言。
料理も食べず、座っている。


そして、雨が降り出し、全員でタープの下に移動。
少ししたらMさんは、帰ってしまった。


一体何をしに来たのだ…。


雨は数分で止んだが、もう晴れることもなさそうなので、撤収することに。


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さらば、海よ。また来年!!


体調不良だったH江っちは、この頃には大分復活するも、
車の運転は危ないってことで、小生が運転。


途中、立ち寄ったお土産屋さんで、みんなは干物など特産物を購入していたんだが、
どれもそこそこ高額だったので、わさびのお塩だけ買った。


お土産屋さんで、ヤスさん一家とお別れ。


いつもだったら湯河原の温泉に浸かるんだけど、
今回は趣向を変えて「立ち寄り温泉 伊豆高原の湯」へ。


izukoukgenyu_Rr.jpg


顔の泥パックがウリの温泉。
しかし、われわれは顔以外にも泥を塗りまくり。


これがヒヤヒヤヌルヌルで、
股間とかに塗ると何とも言えない感覚。


変なプレイに目覚めそう。


温泉自体は、内風呂、露天と充実していました。


風呂から出るとハタさんが、急遽、すぐに帰ることに。
そんなハタさんを送るためジュンヤさんともお別れ。


さらにいけちょさんともお別れ。


なんだか寂しいものです…。


温泉を出ると雨が降っており、
車に乗り込んで暫くしたら豪雨に。


街灯なし、土砂降りの中、
悪友Iの運転するアルファードのテールランプを追いかけて走る。


これぞバケツをひっくり返したような雨もやや落ちき、
熱海の「くるまや」に立ち寄り夕飯。


豊富なメニューに目移りしたが、わかめラーメンを注文。


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まぁ、普通な味。


この後、東名高速のSAでH江っちとお別れ。


H江っちと知り合ったのは1997年。
18年の付き合いだけど、ここ数年はあまりじっくりと話していなかった。


今回、車中、仕事のことや色んなことを語り合えって良かった。


その後、アルファードで吉祥寺の家まで送ってもらい、
悪友I、悪友Iの奥さん、Andoさんともお別れ。


毎年、海から家に帰ってくると寂しい気分になるが、
今年は人数も多かったからか、寂しさ一入。


行く前は、気心知れた仲ではないし…と、不安だったんだけど、
めちゃくちゃ楽しかったし、楽ちんだった。


勿論、ここ数年の海旅行も楽しかったし、楽だった。


しかしながら、今回はなんだかんだと10人以上の参加人数。
しかもメンツは、ほぼ悪友Iの旧知の仲間。


意外とこういう“輪の結束”的なものは、
見えない壁となり、無意識のうちに排他的になってしまうんだが、
それが全くなったし、大所帯であることを一度たりとも感じなかった。


なんか新たな仲間を得た気分。
いや、仲間入りをさせてもらったのか?


そんな嬉しさもあって、いつも以上に引きずったんだが、
こんなこともあろうかと、翌日の月曜日は半休取得済み。


少し遅めに起床し(遊び)疲れを取り、海旅行の後片付け。


出勤前に地元の中華料理屋「さくらい」で、ラーメンを頂く。


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昨日の晩飯もラーメンじゃん!


そして、この日、ヤスさんから写真が送られてきた。


12年前の海で撮影した写真だ。
律儀に約束を守ってくれた。


そこには、今から7年前に33歳の若さでこの世を去った、
元同僚のぶーちゃんの姿があった。


よく見るとフィルムで撮った写真をスマホで接写したもので、
良い感じにセピアがかっていて、12年の歳月を偲ばせる。


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左は小生、右がぶーちゃん。
真ん中は元同僚の友人S(顔に目隠しゴメン!)


民家の蔵や天井裏から貴重な写真を発見!的なニュースを耳にするが、
個人的にはそれに近いものがあり、
「こんな写真が存在していたのか!!」と驚かされた。


ぶーちゃんのことを知る仲間に、
こんな写真があった!って連絡を入れると、
仲間のひとりで、上の写真の真ん中に写っているSから、
「僕も持っているよ」と、
同年の海で撮影された写真が数枚送られてきた。


まじかぁ〜!!


まさかの連鎖反応。


ぶーちゃんが朗らかないい顔していて、
思わず泣けてきちゃったよ。


このような思いがけない展開も、
今年の海旅行がもたらしてくれた。


ヤスさんありがとう。


写真って偉大だ。
この歳になって、そう思うようになってきた。


今回のブログに掲載した写真の一部は、
チエちゃんが撮影したものを使用している。


自分を含め、顔を公開するのは控えたので、
載せてはいない良い写真がたくさんあった。


小生はブログの載せる前提で撮影することが多いので、
自分だったら撮らないだろう光景をチエちゃんは記録していた。


IMG_7724_Rr.JPG
この写真がすごく好き
(掲載するか迷ったが、載せちゃった。何気に本ブログで伊藤Pの顔出し初)


5年後、10年後にそれらの写真を見返した時、
何を思うのだろうか…。


今回の海は、本当に楽しかったし、嬉しかったし、
懐かしさまで付いてきた。


毎年、海から帰ってくると寂しい気分に陥るんだけど、
今年は例年以上に引きずりまくっての晩酌…。


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海の写真を見ながら、お土産で買ったわさびの塩と刺身、
そして、海で飲みきれなかった久米仙。


その翌日も引きずりまくっての晩酌。


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わさびの塩と刺身といけちょさんが持ってきてくれて、
飲みきれなかったわさびの酒。


そして、実は、未だに海が抜けていません。


既に来年の海の構想を勝手に練っています。
特に料理はr海でそれを作らないだろう一品を考えたいな。


乞うご期待!


既に10月半ば過ぎ。
にも関わらず半袖で過ごしています。


まだまだベイベェ〜!

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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