2016年02月20日更新

東北 2015 PART2 山寺〜秋保

<東北 2015 散策記一覧>
「東北 2015 PART1 仙台〜秋保」




「東北2015 PART1 仙台〜秋保」からの続き。


東北旅行2日目。


目を覚まし、部屋の窓から外を見るとこの景色。


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雲は多いが、晴れてはいる。
昨日よりはかなりマシだ。


ニュー水戸屋には、梅の粧、月宮殿、水心鏡と3つ温泉があり、
月宮殿と水心鏡は、中で繋がっている。


昨晩は梅の粧に入ったが、朝と晩で男湯と女湯が入れ替わるので、
朝食前にひと風呂。


月宮殿と水心鏡は2つの温泉が合体しているので、
梅の粧よりも当然、湯の数が多くその分楽しい。


ただ月宮殿は、若干リニューアルされており、
以前あった寝湯がなくなっていたのは、残念。


朝風呂の後は、昨晩の夕食の宴会場と同じところで、バイキングの朝食。
数時間前にあれだけ食べたのに、不思議と腹に入るものです。


宮城県を中心とした東北地方の食材が豊富で、
中でも秋保で作られたという新米のご飯が、
とんでもなく美味しかった。


そして、この日は、車でほんの少しだけ遠出。


向かった先は、山形県山形市にある“山寺”こと宝珠山 立石寺。


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山寺登山口


松尾芭蕉「奥の細道」の一節、
「静けさや岩にしみいる蝉の声」で有名な寺だ。


この句を知ったのは、小学生の時。


芭蕉の多くの俳句の中でも、知名度抜群の一句が詠まれた地に、
一度は行ってみたいと前々から思っていた。


1050段の石段というのも、
他称(自称ではない)ドMの心を揺さぶった。


貞観2年(860年)、清和天皇の命で慈覚大師(じかくたいし)により創建。
宗派は天台宗。


まず山寺登山口を登ると、立石寺本堂(根本中堂)。


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立石寺を形成する山全体の寺院の本堂に当たる御堂で、
現在のは、延文元年(1356年)初代山形城主・斯波兼頼が再建。


全体の60%ぐらいを占めるというブナ材の建築物では、
日本最古といわれている。


堂の前には、子沢山の布袋様。


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見事なお腹!


負けました!


山門へ向かう途中に玉こんにゃくの誘惑が。


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もちろん頂きました。


玉こんにゃくで、軽く腹ごなしをした後、山門。


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入山料300円を納めて山門をくぐると、
よいよ本格的な石段。


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途中色々あるのですが、全部取り上げていくと切がないので、
かいつまんで。


せみ塚。


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松尾芭蕉がここで例の句を詠んだのは、元禄2年(1689)。


その後、弟子たちも訪れ、
この場所こそ、師が句の着想を得た場所ではないかと考え、
師の遺した短冊を土台石の下に埋め、塚を立てたものが、せみ塚。


せみ塚から少し石段を登ると弥陀洞。


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長い歳月の雨風によって岩壁が削られ、
阿弥陀如来の姿をつくり出したという。


どれが阿弥陀如来なのかよくわからないなぁ〜、
と思っていたら解説板に、
「仏のお姿を見ることができる人には、幸福がおとずれるという」
って書いてあった。


どうやら幸せは歩いてこないようだ。


弥陀洞の傍から見上げた仁王門。


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100%の紅葉シーズンだったら、さぞかし美しいことだろう。
(相当混雑しそうだ)


仁王門は嘉永元年(1848年)再建。
仁王像は運慶の弟子たち作と言われている。


仁王門の向かって右側から見られる岩穴。


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故人の骨が納骨されているというから、
鎌倉のやぐら群に似ている。


なので、とてもロマンを感じる。


さらに上に登り、性相院の近くから先の岩穴の上をみると、
何やら木造建築物が。


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胎内堂という建物なんだが、どうやら立入禁止。
残念。


途中、金乗院、中性院などを見つつ、
石段を上り切ると奥の院、正式名称・如法堂に到着。


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ここが終点。


今回、山寺に訪れた理由の一つは、景色が綺麗そうだから。


何せ、1050段の石段ですよ。


どんだけの絶景?


って期待していたのですが…


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もしかしたら、場所を変えたらいいのかも。


ってことで、開山堂の近くへ、


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うん、悪くない。


右に見えるのは納経堂。


これぞ松尾芭蕉、「奥の細道」。
教科書かなんかで見た光景だ。


山寺は、ここでは紹介しきれない程、見所満載。


1050段の石段にピヨリそうですが、
断続的な石段なので、そこまで疲れません。


よっぽど2014年に行った山中湖の石割山の階段の方がしんどかった。


雪や凍結が発生する冬場はどうかわかりませんが、
基本、普通の服装・靴で問題なし。


来た道とほんの少しだけ違うルートで下山。
丁度、昼時ということで、山寺沿いの道にある蕎麦屋へ行くことに。


いくつか蕎麦屋がある中で、
ネットの評価が比較的高かった「美登屋」をチョイス。


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人気店のようで、1階席はほぼ満員。


2階席の座敷に通されたんだけど、
こちらもかなりの入り。


期待が膨らむ中、だしそばを注文。


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山形の郷土料理“だし”を合えた蕎麦。


認識している“だし”とは、形状・味も異なる。
しかし、結構、美味しかった。


もう一品、板そばを頂いたのですが、
こちらは相当微妙でした。


モサモサ、パッサパッサ。


香りも歯ごたえもない。
大分がっかり。


ずんだ餅も頼んだが、食べきれずお持ち帰り。


ずんだ餅と共に、秋保に戻り、秋保・里センターで、
仙台在住の親戚トモコおばさん、その娘のマキベェとその息子さんと待ち合わせ。


【掘り起し企画】仙台 2012 PART1


3年半ぶりの再会。
元気そうでなりより。


昨日、“寒い”BBQとなった「秋保リゾートホテルクレセント 森林スポーツ公園」へ行き、
数時間遊んだ後、お別れ。


今度はいつ会えるのかな。


その後は、昨日とほぼ一緒のパターン。


宿泊先はニュー水戸屋。


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昨日同様、アネックスのプールで泳ぎ、温泉に浸かり、夕飯。


夕飯は、昨晩とメニューが違った。
まぁ、当たり前か。


しかし、メニューは違えど、量は同じ。
いや、それ以上!?


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もう食べられませーん!
ってぐらいでした。


またまた昨晩同様、早々に疲労からか撃沈。


以降、「東北 2015 PART3 秋保〜仙台」に続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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