2016年02月20日更新

東北 2015 PART1 仙台〜秋保

2016年も2月下旬。


ホント、気が付いたらもう年末?
ってなぐらい、時の流れが速い今日この頃ですが、
2015年11月2日〜4日に仙台、山形へ行ってきたので、
そのことを綴りたいと思います。


朝、7時の東北新幹線に乗車し、朝ごはん。


いつものように東京駅の「駅弁屋 祭」で購入した駅弁。


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「【掘り起し企画】仙台 2012 PART1」を書いた際に気が付いたんだけど、
2012年に仙台に行った時も“まさかいくらなんでも寿司”を選んでいた。


中身は3年半前と変わりなし。


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2012年と違うのは、仙台に着いてから車の運転があるため、
ビールを飲まなかったことかな。


仙台駅に到着後、レンタカーを借りて、
生憎の雨模様の中、まず向かったのは、
大観密寺にある仙台大観音。


2012年に訪れた仙台城跡から見えた
日本で2番目に大きいという観音様だ。


観音様から約600mほど離れた場所からの一枚。


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その規模は、ほとんど「ウルトラマン」の世界だ。


若干解り難い入口から入り、駐車場に車を停めて観音様へと向かう。


駐車場は観音様の裏手にあり、
そのお背中を拝みながら観音様の正面へと回り込む。


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高さは100m。


その高さにも理由がある。


観音像の全長は、発展する仙台市制100周年を記念してその高さを100mとし、
21世紀の繁栄を願って地下を21mとしました。
大観密寺 公式サイトより



内部は12層に分かれていて、エレベーターで昇ることが出来る。


参拝は無料だが、中に入るのには500円のお札を買う必要があるので、
結局のところタダじゃない。


1層(1階)には、薬師如来を護る護衛隊の将であり、
干支の守護神・十二神将が展示されている。


小生は寅年なので、寅の守護神・真達羅大将を撮影。


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“人々の願いを叶え、満ち足りた環境に導く。
すべての人々が必要なものを手に入れることができるようにする。”
らしいです…。


エレベーターに乗って、一番上の12層へ行くことに。


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「このエレベーターは、行先のボタンを押さないでいると、
 約30秒で箱内の灯りが消えます。」


ということで、エレベーターに乗り込み30秒待ってみると、
バッチリ消灯され、漆黒の闇に…。


そんな小学生みたいな遊びをした後、12層へ。


展望窓があり、景色を見渡すことが出来るのだが、
天気が悪くて、イマイチですなぁ。


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12層からはスロープになっており、
11層から3層まで108体の仏像が安置されている。


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さすがに108体すべてを紹介するのは無理なので、
印象に残ったものをいくつか。


まずは真言密教において、大ボスの仏様、大日如来。


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家内安全など数限りないご利益に預かれるそう。


千手観音。


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千の手を持ち、その手のひらに眼が一つずつ付いている。


「寄生獣」のミギーみたいですが、
千の慈手と千の慈眼であらゆる人たちを救済してくれる。


十一面観音。


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苦しんでいる人をすぐに見つける為に、
頭の上に11の顔があり、全方向を見守っている。


衆宝観音。


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なんだか艶めかしい。


初期大乗仏教経典「法華経普門品(観音経)」の中にある一節から、
羅刹(鬼の神)の難を救う観音様とのこと。


観音様の後ろに掲げられている解説を読んでも、
正直チンプンカンプンなんだけど、
海・・・航海にまつわる観音様のよう。


続いて、能静観音(のうじょうかんのん)。


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衆宝観音のお仲間でこちらも航海に関する観音様。
能静とは、遭難者を安静にする意とのこと。


遠くを見渡すような敬礼ポーズをする観音様は、
初めて見た。


お次は、日常生活においてよく見かける地蔵菩薩。


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仏様の中でも地域密着というか、
身近な存在である理由は、地蔵菩薩の解説から紐解くことが出来る。



・地獄道(罪を償わせるための世界)
・餓鬼道(常に飢えと渇きに苦しむ 亡者の世界)
・畜生道(悪業の報いによって死後に生まれ変わる獣の世界)
・修羅道(終始戦い、争うとされる阿修羅の住まう世界)
・人道(楽しみがある一方、四苦八苦に悩まされる人間が住む世界)
・天道(天人が住まう世界)


以上、六道を体現する菩薩であり、
現在の仏である釈迦入滅後、56億7千万年後に弥勒菩薩が降臨するまでの間、
人間世界に出現して衆生救済をするのが役目。


つまり釈迦がいなくなり、弥勒菩薩が現るまでの間、
世の中を守るのはお地蔵さん。


しかも六道は、大変人間的だ。


故に地蔵尊は、身近なのかなと思う。


で、地蔵菩薩の御利益を見たら“ポックリ往生”だって。


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思わず笑ってしまったんだけど、
よくよく考えると、これって自分が最も求める死因かもって。


癌になって壮絶な死を迎えたり、
大事故に遭って痛みに悶えながら死ぬよりも、
健康体からのポックリの方が、苦しまない。


遺族は遺産とか突然の死による混乱とかで、傍迷惑かもしれないけど、
人生を全うする側からするとこれが一番じゃないかと。


しかも身近な地蔵菩薩にこなような御利益があるとは。


そんな地蔵菩薩と同じくらい身近なのが、不動明王。


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個人的には、身近だからこそ一番好きな菩薩です。


様々な煩悩を切る。


私の煩悩は・・・


酒が呑みたい。
呑みたい。
呑みたいのだ!!!


ということで呑んでしまう。


飲酒が、私の最大の煩悩です。


不動明王さんは、あまりわたくしの煩悩を断ち切ってくれません。


で、次。


大威徳明王(だいいとくみょうおう)。


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不動明王らで構成する五大明王のうち西方を守る明王。


六面六臂六脚で、神の使いである水牛にまたがっている姿が特徴で、
足が多数ある仏尊は、他にあまり例をみないという。


棒を持ったり、刃物を持ったりとなかなか激しい。
顔も強面な菩薩。


対して柔和な孔雀明王。


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孔雀王といえば、映画。



日本版予告は埋め込み不可なので、香港版予告


三上博史、ユン・ピョウ、安田成美、グロリア・イップ出演。


あぁ、懐かしい。


話を戻そう。


安置されている仏像は108体もあるので、
全菩薩を理解・把握するのは現実的ではない。


でもその中で気になったり、シンパシーを感じる観音様が、
1体でもあれば良いのでは。


108体の仏像の後に出迎えてくれるのは、きんさん、ぎんさん。


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ダスキンのCM「きんも100歳、ぎんも100歳」で、時の人となった双子の姉妹。


きんさんが、2000年、ぎんさんが2001年に亡くなっているので、
今年成人した方々よりも若い方々は、「誰?」だよなぁ。





手形があるということは、きんさんとぎんさんは、
ここに来たことがあるってことか。


先述の通り、この大観音は“100”という数字に意味があるから、
きんさんとぎんさんは、招かれたのかもしれない。


大観密寺の次は、秋保温泉にある「秋保リゾートホテルクレセント 森林スポーツ公園」へ。


その前に、大観密寺から程近い「イオン仙台中山ショッピングセンター」でお買いもの。


駐車場から仙台観音が…。


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本当にウルトラマンの世界だな。


いろいろ購入した後、「森林スポーツ公園」に到着。


目的はランチのBBQ!!!!!!


BBQと言えば、楽しくてテンションが上がるものですが、
平日、雨、寒い、といった条件が重なりテンションはロウ。


誰もいないのも寂しい。


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まだ11月上旬なのに、園内のBGMはクリスマスソング。


切なさ倍増。


できればキャンセルしたいところですが、
予約している手前ドタキャンは出来ない。


食材をちゃんと用意してくれているしね。


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暖を取る意味も兼ねて、早速、焼き始めると、
クリスマスソングに乗って、遠くから子供たちの遊び声がなんとなく聞えてきた。


最初はクリスマスソングの収録音かと思ったが、
曲が変わってもずっと聴こえ続ける。


幻聴?それとも・・・幽霊…?


BBQ場は高台に位置し、
眼下を見ると遊具で小学生ぐらいの子供たちが遊んでいた。


こんな雨の中、しかも平日。
遊ぶか?


まぁ、幻聴や幽霊じゃなくて良かったと安堵しているうちに、
肉や野菜が焼けてきました。


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空腹もあって、ムシャムシャ食べていると、
従業員のおじいさんがやって来て、
「こんな雨の寒い日にわざわざ来てくれたんだがら」と、
ラム肉を無償提供してくれた。


アッザース!!


瞬く間に食べ尽くした。


晴れていれば、公園で遊ぶつもりだったが、
流石に無理ってことで、食後は早々に本日の宿泊先に移動。


お世話になるのは、3年半前と同様、ニュー水戸屋。


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チェックインしたのが夕方。


特にやることもないので、
敷地内にある別館・ニュー水戸屋アネックスの室内プールへ。


こんなこともあろうかと、水着を持参。


プールで泳ぐのは、2年ぶりぐらいかな。


まずはバタフライ。
25mを泳ぎ切った時点で、ゼイゼイハァハァ…。


バッタを25m泳げただけでも良しとしようではないか…。


その後は、休み休み、クロール、平泳ぎ。


そういや、背泳ぎを数年泳いでいなかったことに気が付きやってみたものの、
足は沈むし、腕は回らないしで、泳げない。


己の身体能力の著しい低下に絶望。


やっぱりこの歳になると冷たい水じゃなくて、
温かい水に浸かりたいよね!


ってことで温泉へ。


2012年訪問時と同様、薬師の湯 梅の粧だった。


露天風呂は屋根がなく、夜空を仰げるんだけど、
残念ながら、星も月も見ることはできなかった。


温泉の後は、夕飯。


宴会場へ着いたら、まずはビール。


東北限定の東北ホップ100% サッポロ黒ラベル。


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昼間のBBQ時は車の運転があるから酒飲めなかったし、
プールと温泉に入ったから、もう喉カラッカラ!


メッチャ美味い!


飲みながらテーブルに置かれていたお品書きを手に取る。


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一体、何品?


次々と料理が運ばれてくる。


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最初は嬉々として写真を撮っていたんだけど、
途中でそんな気力もなくなった。


まぁ、凄いボリュームです。


胃袋デカイ方だし、なによりもどれもこれも美味しくて、
きちんと完食しましたが、普通の人だったら、
とても食べきれないと思うな。


デザートの水菓子。


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少し前に会社で、「ミントが食べられる」「食べられない」議論があった。


小生は食べられる派。


今まで食べ物で、無理だったのはベジマイトぐらいだ。
(この頃、まだベジマイトの存在は知らなかった)


因みに、最近はラム酒に嵌っているので、
モヒートを飲む際に、ミントをばりばり使っています。


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部屋に戻り、イオンで買ったツマミと酒で一杯やろうかと思ったんだけど、
腹パン、ホロ酔い、疲れからか、早々に撃沈。


以降、「東北 2015 PART2 山寺〜秋保」へと続く。

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プロフィール

1974年、東京都生まれ。少年時代、ジャッキー・チェンの映画に魅了され、映画小僧の道を突き進む。大学卒業後、映画宣伝代理店に入社。『リーサル・ウェポン4』、『アイズ ワイド シャット』、『マトリックス』などを担当。

2000年、スカパー!の映画情報専門チャンネル「カミングスーンTV」転職し、映画情報番組の制作を手掛けたのち、2006年、映画情報サイトの運用に従事。その後、いろいろあって、2013年7月よりCS放送「エンタメ〜テレHD」の編成に携わっている。

本ブログは、多ジャンルの情報提供を志すT-SHIRT-YA.COMのオファーを受けて、2003年4月にスタート。2007年12月にブログ化。
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